時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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風竜胆

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January 3, 2007
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 最近、どうもブログの文章が旨く書けない気がする。(誰ですか、最近ではなく、以前からだとつっこみを入れる人は?)ということで、書店で 「すぐに稼げる文章術」

 確かに、色々と、テクニカルな面で役立つことが書いてある。しかし、読んでいて、気になる記述もある。

 一例を挙げると、著者は、書評について、 「その本をすぐに買いに走るように行動提起する文章」 または 「レビューそのものがエッセイとしておもしろく読める。」 のどちらかでないといけないと書いている。2番目はともかく、1番目は、あまりに、生産者サイドに偏った見方ではないだろうか。

 そして、ダメ書評の典型例として、アマゾンのレビューコーナーに掲載されている、黒野 十一著の 「カジノ」に関するレビュー を例に挙げている。このレビューは、黒野氏の本に対して否定的なのであるが、日垣氏は、 「本を販売しているアマゾンのサイトで本の悪口を言うのはおかしなこと」 であると言う。



 実は、このレビューは、「カジノ」ではなく、同じ黒野 十一著の 「ザ・カジノ」 という本についているのである。 「引用は一字一句正確に」 と言っている著者としては、なんとも迂闊なことである。

 この著者、私のブログも読んだら、悪文と言うかもしれないな。もっとも、こんな辺境ブログなど、まず読むことはないか。


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「すぐに稼げる文章術」(日垣隆:幻冬舎新書)






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Last updated  March 21, 2008 07:35:32 PM コメント(8) | コメントを書く
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