時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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April 5, 2010
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カテゴリ: TVドラマ




 ある日、真実が地元のケーブルテレビ局で、名門短大の学長天海葵と生放送で対談することになった。ところが、その最中、理事長の前田利也が理事長室のバルコニーから転落して死亡する。彼は死の際に、「あけちの・・」と言い残した。遺書らしきものが残されていたため、自殺と推定されたが、腑に落ちない鴨志田は、真実と共に事件について調べるため鬼怒川温泉に向かう。ところが鬼怒川温泉では、橋から平松伸太郎というチンピラが橋から、転落死するという事件が起こる。果たして2つの転落事件に関係はあるのか。「あけちの・・」という言葉の謎はなんだったのかというのがこのドラマの見どころであろう。

 このドラマのモチーフは、明智光秀=天海僧正説。南光坊天海は、家康から家光までの徳川家3代に渡るブレーンとして仕えた僧だが、その前半生は謎に満ちている。実は、天海の正体は明智光秀であるという説があり、日光東照宮の陽明門の随神像に明智の桔梗紋が入っていたり、日光を見渡せる場所を、明智平と名付けたりと、その傍証となるものは多いようだ。しかし、登場人物の名前を天海葵や桔梗としたりした割には、事件との関係は大したことはなかった。期待していたのは、この明智伝説の中にある謎が、現実世界で大きな意味を持って関係してきて、それに人の欲望が絡んでくるといったサスペンスだったのだが。しかし、鬼怒川温泉、日光東照宮、明智平や中禅寺湖といった風景には旅情を掻き立てられる。日光東照宮には、たしか高校のときに修学旅行で行ったはずなのだが、まったく記憶に残っていないのは残念である。やはり旅行は、自分で計画して、主体的に行動しないと思い出として残らないのかもしれない。

 ところで、今回の被害者である短大の理事長と、鬼怒川温泉のチンピラ、どちらも人の皮を被った鬼のような連中で、圧倒的に犯人に同情したくなる。刑事ドラマには、こんな話が多いが、なんか釈然としない思いがする。やはり、犯人は本当に悪いやつにしてほしいものだ。

(監 督)
・梶間俊一

(出演)
・伊東四朗(鴨志田新一)   
・羽田美智子(岡崎真美)    

・筒井真理子(天海 葵)   ほか

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Last updated  April 5, 2010 07:16:36 AM
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