時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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May 24, 2010
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カテゴリ: 映画(外国映画)


「チャーリーとチョコレート工場」 。ロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」を原作とした2005年のアメリカ映画だ。

○DVD&原作



 この物語で幸運をつかむことになる主人公のチャーリーは、家族思いの優しい少年だ。両親と4人の祖父母と暮らしているが、貧しく食うや食わずの生活である。しかし、貧しいながらも、愛情にあふれた家庭である。なにしろ、父親が務めていた歯磨き粉工場を首になった時に、母親は、それでなくても具のないスープを、「もっと薄めてしのげばよいわ」と明るく言うくらいである。

 一方、世界中で大人気のお菓子を製造しているウィリー・ウォンカのチョコレート工場だが、その内部は、秘密のベールに包まれている。ある時、ウォンカバーというチョコレートの中に入っている、5枚のゴールデンチケットを引き当てた子供を、工場に招待すると発表された。しかも、その中に一人には、ものすごい商品がもらえるらしい。

もちろん、確率は天文学的な数字だ。家が貧しいチャーリーは、そう簡単にゴールデンチケットを手に入れられはしない。誕生日のプレゼントで貰った一つ目のチョコは外れ、祖父のへそくりで買った二つ目のチョコも外れだ。ところが、拾ったお札で買った三つ目のチョコが、なんと大当たり。しかし、拾ったお金で買ったことには、特に何のツッコミがなかったが、いいのか(笑)。

 他のゴールデンチケットを手に入れた子供と言うのが、喰い意地の張った肥満児、大金持ちの超わがまま娘、なんでも一番にならないと気が済まない空手少女、態度がものすごくでかいゲーム小僧と、変な奴ばかり。ところが、チョコレート工場で待っていたウィリー・ウォンカは、これに輪をかけたヘンなおっさんだった。そして、工場の中は不思議と言うより、ヘンな世界。

 工場の中で、好き勝手な振る舞いをしていた他の子供たちは、酷い目にあって、次々と脱落していく。悪い子は、それなりの罰を受け、良い子には、きっといいことがあるという、昔話に出てくる典型的なパターンなのは、原作が、児童文学だからということだろう。



 このお話で、すばらしいものを手に入れたのはチャーリーなのだが、実は、ウォンカの方もかけがえのないものを手に入れたようだ。全体にギャグ満載の、コメディ映画なのだが、その中に、家族と言うものが、何よりも大切だというメッセージが込められた良作だろう。


(原作)
・ロアルド・ダール:「チョコレート工場の秘密」

(監督)
・ティム・バートン

(出演)
・ジョニー・デップ(ウィリー・ウォンカ)
・フレディ・ハイモア(チャーリー・バケット) ほか


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Last updated  May 24, 2010 07:17:57 AM
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