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【送料無料】シックス・センス【Blu-ray】 [ ブルース・ウィリス ]価格:3,948円(税込、送料別) 1999年公開のアメリカ映画「シックス・センス」。実はこのタイトル語訳ではないかと思う。原題は、”The Sixth Sense”、つまりは6番目の感覚、俗に言う「第六感」というやつだ。"Six"の後に"th"がついているのがミソで、これを「シックスセンス」としてしまうと、どういう意味か分からなくなる。 ここでいう6番目の感覚とは、いわゆる霊感のことで、この作品は、一応ホラー映画に分類されるのだろう。しかし、本質は決してホラーではないと思う。 主人公の少年・コール・シアーは、霊が見える体質で、そのために、周りから問題のある生徒だとみられ、いじめられてもいた。彼が助けを求めたのは、マルコム・クロウという児童心理学者。彼もまた、心に悩みを抱えたいた。マルコムは、かってヴィンセントという少年を救えなかったことが心の傷となっており、・コール・シアーを救うことができれば、自分を救うことができるかもしれないと考えているのだ。 、最初は、コール・シアーの言動を心の病と思っていたマルコムだが、やがて霊の存在を信じるようになる。マルコムのアドバイスにより、霊には何か目的があると言うことを知り、コール・シアーの心は救われる。一方、少年からのアドバイスにより、マルコムの心も救われた。 この作品を一言で述べれば、心に欠落を抱えた二人が出会い、互いに救済しあうという物語だということになろう。それにしても、最後のオチには驚いてしまう。 (監督) ・M・ナイト・シャマラン (出演) ・ハーレイ・ジョエル・オスメント(コール・シアー) ・ブルース・ウィリス(マルコム・クロウ) ・オリヴィア・ウィリアムズ(アンナ・クロウ) ほか※本記事は、「本の宇宙」に掲載したものの写しです。
September 23, 2012
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【32%OFF!】ハプニング 特別編 【ニュー・ベスト・ヒット】(DVD)価格:1,000円(税込、送料別)地元のテレビ局で深夜放映されていたパニックサスペンス映画「ハプニング」。2008年公開のアメリカ映画である。⇒ 続きはこちら
March 22, 2012
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【送料無料】【お買得品】酔拳2価格:1,350円(税込、送料別) ジャッキー・チェンによる香港カンフー映画のひとつ「ドランクモンキー 酔拳」。 ⇒記事はこちら
January 26, 2012
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【送料無料】【2011ブルーレイキャンペーン対象商品】地球が静止する日<劇場版&オリジナル版>...価格:5,992円(税込、送料別) キアヌ・リーブス主演のSF映画、「地球が静止する日」。⇒ 記事はこちら
January 12, 2012
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【送料無料】【DVD】ダークナイト 特別版価格:3,582円(税込、送料別)「バットマン ビギンズ」に続く新生バットマンシリーズ第2弾となる「ダークナイト」。 ⇒ 記事はこちら
September 15, 2011
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【送料無料】カムイ外伝 プレミアム・エディション価格:4,442円(税込、送料別) 松山ケンイチ主演の「カムイ外伝」⇒記事はこちら
September 1, 2011
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【送料無料選択可!】ラストサマー [廉価版] / 洋画価格:1,317円(税込、送料別) ホラーサスペンス映画の「ラストサマー」。⇒レビューはこちら
August 27, 2011
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送料無料!!【CD】ブラック・スワン オリジナル・サウンドトラック/サントラ サントラ【smtb-TD...価格:2,520円(税込、送料込)バレエをモチーフにしたホラー風味の強い話題の映画、「ブラックスワン」。⇒続きはこちら
July 30, 2011
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バットマン ビギンズ 特別版価格:3,582円(税込、送料別) バットマンのファーストストーリー。なぜ、バットマンはバットマンになったのか ⇒ 記事は「本の宇宙」に掲載○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)・「本が好き!」の風竜胆の書評ページ
July 23, 2011
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アーノルド・シュワルツェネッガー/トータル・リコール価格:2,500円(税込、送料別) 自我とはなにか、夢と現実の区別は?そんな疑問を提起してくれるアーノルド・シュワルツェネッガーの「トータル・リコール」 ⇒ レビューは「本の宇宙」に掲載○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)・「本が好き!」の風竜胆の書評ページ
July 2, 2011
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ナルニア国物語の第2弾 ⇒ 記事は「本の宇宙」に掲載○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)・「本が好き!」の風竜胆の書評ページ
June 8, 2011
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【送料無料】【セール特価】猟奇的な彼女価格:3,591円(税込、送料別) ヒロインのゲロの吐きぶりがすごかった(笑) ⇒ 記事は「本の宇宙」に掲載○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)・「本が好き!」の風竜胆の書評ページ
May 20, 2011
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キル・ビル Vol.2価格:1,619円(税込、送料別) クエンティン・タランティーノ監督の「キル・ビル」後篇。前半は日本趣味に溢れていたが、後半はカンフー調だ。 ⇒ 記事は「本の宇宙」に掲載○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)・「本が好き!」の風竜胆の書評ページ
May 14, 2011
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キル・ビル Vol.1価格:1,619円(税込、送料別) クエンティン・タランティーノ監督のキル・ビルの前半 ⇒記事は「本の宇宙」に掲載。○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)・「本が好き!」の風竜胆の書評ページ
April 19, 2011
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PROMISE<無極>【UMD】 望む者は何でも手に入るが本当の愛は得られないという運命を背負った絶世の美女である王妃の傾国と彼女を巡って運命に翻弄された男たちを描いた「PROMISE 無極」。2005年の香港・中国・日本・韓国合作映画であり、我が国では2006年に公開された。 記事本文は、「本の宇宙」に掲載。○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)・「本が好き!」の風竜胆の書評ページ
April 15, 2011
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【送料無料】アイアンマン デラックス・コレクターズ・エディション 「アイアンマン」は、アメコミのヒーローの一人である。2008年に、実写版映画が公開された。私も劇場で公開された際に行きたかったのだが、うまく都合が合わず、結局テレビ放映を録画しておいたものを、最近になってやっと観ることができた。 主人公のトニーは、巨大軍事企業「スターク・インダストリーズ」の社長で、天才発明家と言う設定である。アフガニスタンで、無国籍ゲリラに拉致されたのだが、脱出するために、彼らのためにミサイルをつくると見せかけて、アイアンマンのスーツをつくったのだ。この時、自分の会社の作った兵器が、ゲリラの手にも渡っていたことから、武器づくりと縁を切り、アイアンマンとして、テロと対決するヒーローとなるため、新たなアイアンマンスーツを開発する。ところが、彼の拉致は、スターク・インダストリーズ内の陰謀が関係していたのだ。 しかし、いくらトニーが天才発明家でも、ゲリラのアジトで、ろくな設備も無しに、金属加工からハンダ付まで、すべて手作業でやって、アイアンマンスーツのようなモノを作るなんていうのは、まず不可能だろう。それも、同じく捕虜になっている科学者のインセンと二人でである。映画では、このあり得ないことを、少しでもあり得るように見せるためか、最初のアイアンマンスーツが、いかにも手作り感満載と言う感じになっているのが面白い。 トニーがアイアンマンになるため、装備を身につけるシーンは、なかなかかっこいいが、どうも時間がかかりすぎる。それに、あれだと、必ず、アイアンマンになるためには、家にいなくてはいけないし。最後に、あのマスクは、日本的な感覚からは、もっとカッコよくならないものかと思う。 (監督)・ ジョン・ファヴロー (出演)・ロバート・ダウニー・Jr(トニー:アイアンマン)・グウィネス・パルトロー(ペッパー ) ・ジェフ・ブリッジス(オビー) ほか○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)・「本が好き!」の風竜胆の書評ページ
March 29, 2011
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悪人をやっつけても、まったく感謝されない超人「ハンコック」を主人公にした、ウィル・スミス主演の2008年アメリカ映画。彼が感謝されないのは、悪人を退治する以上に、街を壊して、甚大な被害を与えるからだ。彼は嫌われ者の孤独なスーパーヒーローだった。【送料無料】ハンコック エクステンデッド・コレクターズ・エディション ある日、広報マンのレイを助けたことからハンコックに大きな転機が訪れる。レイは、ハンコックが愛されるヒーローになるための作戦を色々と考えるのだが、なんだかんだ言いながらも不器用ながら律儀にレイに言われた通りににやっているハンコックは、ちょっといじましい(笑)。 ハンコックは80年前に記憶を失っていたが、手がかりはポケットの中にあった「フランケンシュタイン」の映画のチケットとチューインガム。昔はスーパーヒーローが男女ペアでたくさんいたらしいが、他はみんな死んでしまったらしい。彼ら彼女たちは、ペアとなる相手と近づきすぎると、普通の人間になってしまうのだ。そして人間としての生をまっとうするのである。 この映画でも、ハンコックと本来ペアとなる女性が出てくるが、結局最後には、彼女から離れてスーパーヒーローとして生きることを選ぶ。それは、彼女を助けるためでもあったのだが、世の中には、まだまだスーパーヒーローは必要だというメッセージも込められているのかもしれない。(監督)・ピーター・バーグ(出演)・ウィル・スミス(ハンコック)・シャーリーズ・セロン(メアリー・エンブリー)・ジェイソン・ベイトマン(レイ・エンブリー) ほか○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)・「本が好き!」の風竜胆の書評ページ
March 23, 2011
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【送料無料】ぼくのエリ 200歳の少女 12歳の少年オスカーと、見かけは12歳だが実は200年以上を生きているバンパイア・エリの2つの孤独な魂が惹かれあう。2008年のスウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」だ。うちの子が当選した上映会にお供で行ってきた。 オスカーの両親は離婚して、彼は母親といっしょにアパートに暮らしている。学校でもいじめられっ子の彼は、いつも孤独の中にいる。ところが、同じアパートに、同じ年頃の不思議な少女・エリが引っ越してきたことから、彼の人生は大きく変わっていく。エリは、人の血を飲まなくては生きていけないバンパイアなのだ。人に正体を知られることは自分の死に繋がる。エリもまた孤独を抱えて生きて来たのだ。 このオスカーとエリ、顔だけ見ると、どちらが女の子か良く分からない。オスカーは、最初女の子かなと思ったし、エリも、ちょっと美少年的な顔つきの少女である。一応エリが少女であると書いたが、本人が、「女の子じゃない」と言っている場面があり、実はここにちょっとした謎がある。しかし、残念ながら、これは映画では良く分からない。どうも原作を読めばその答は書いてあるらしいし、映画のぼかし(気がつかなかったが)がなければ分かるらしい。しかし、映画はそれ自体で完結した世界をつくっていなければならないと思う。映画を見ただけでは分からないことがあるのは少し残念である。なお、「200歳はもう女の子と呼べないだろう」というオチではないので、念のため。 ところで、オスカーを学校でいじめていたのは3人組なのだが、そのリーダ格の少年の兄貴と言うのが殆どギャングのような人物だ。リーダー格の少年がオスカーに逆襲されて怪我をしたのを逆恨みし、ナイフをちらつかせて、オスカーをプールで溺れさせようとする。こういったことが公共の施設の中で堂々と行われたり、エリが血を求めて殺害を繰り返しているのにあまり警察による警戒が行われているような感じがなかったりするのは、「いったいスウェーデンの治安ってどうなっているんだ」といった疑問を抱かせてしまう(笑)。 一応はホラーものなので、グロテスクな場面も結構ある。その反面、エロチックなシーンも含まれており、これらが、北欧の雪景色に良く合って、淫靡で背徳の香りが漂う怪しい美しさを醸し出した作品となっている。(監督)・ トーマス・アルフレッドソン(原作)・ ヨン・アイヴィデ・リンドクヴェスト:「モールス」(早川文庫)(出演)・カーレ・ヘーデブラント(オスカー)・リーナ・デアンデション(エリ) ほか○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)・「本が好き!」の風竜胆の書評ページ
February 27, 2011
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三国志最大の見せ場である「赤壁の戦い」を描いた「レッドクリフ part2 未来への最終決戦」。2008年にpart1が公開され、その完結編として翌年に公開されたものである。【送料無料】レッドクリフ Part1&2 DVDツインパック(初回生産限定) 今回は、part1でお預けにされた、赤壁での戦いが中心となっている。呉に迫る曹操の大群。呉では、疫病が流行し、同盟を結んでいた劉備軍は、兵の多くが罹患したため、離脱してしまう。孔明は呉に残り、その知略で、曹操を迎え撃つ。 「赤壁の戦い」というのは、呉と蜀の連合軍が、曹操の大船団を火計により撃退したというものだ。故事に倣い、この作品では、火を使った戦いが中心になっている。それにしても火とは、時に恐ろしいものだということが良く分かる。数の上でも軍備の上でも圧倒的に優勢を占めていた曹操軍が、火のために壊滅させられてしまう。くれぐれも火事には気をつけたいものだ。火の用心、火の用心・・・・・ これは、part1での感想でも言ったことだが、関羽、張飛がどうにもしょぼいのが残念だ。この二人は、三国志きってのスーパースターである。超人的な働きをするところを見たかったのだが、このpart2では、その他大勢といった感じが強かった。この映画、孔明と周瑜を中心に描かれているような感じなので、その他はそれなりにといったところか。そう言えば、イケメンはこの2人と孫権くらいであり、曹操も劉備もオヤジキャラだった。女優陣が美しかったのとは対照的だ(笑)。 そうはいっても、戦闘の場面は、相変わらず大迫力だ。しかし、戦いの後は屍が累々。戦いとは、誰が勝つにせよ、しょせんは悲惨なものだということを思わせてくれる。(監督)・ 呉宇森(ジョン・ウー) (出演)・金城武:孔明(諸葛亮): ・梁朝偉(トニー・レオン);周瑜・林志玲(リン・チーリン):小喬・張震(チャン・チェン) :孫権・趙薇(ヴィッキー・チャオ):孫尚香 ほか○関連過去記事・レッドクリフ part1○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)・「本が好き!」の風竜胆の書評ページ
February 18, 2011
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女の性と猟奇的殺人を描いた、メグ・ライアン主演のサスペンス映画「イン・ザ・カット」。2003年のアメリカ映画だ。 メグ・ライアン演じるフラニ―は大学の講師。スラングなどの言葉を集めるのが趣味のようだ。彼女の住居の近くで猟奇的な殺人が発生する。その事件の調査で、警官のマロイが、フラニ―の家を訪れたのだが、二人はやがて、男女の関係になる。ところが、腹違いの妹であるポーリーンが、同様の猟奇的な手口で殺害されてしまう。フラニ―は、マロイに疑惑を向けるのだが。 中心に描かれているのは、どろっとした「女の性」だろう。もちろん、その相手として男も出てくるのだが、それはわき役だ。この映画のもう一つの柱になっている猟奇殺人も、そのどろっとしたところを盛り上げるために使われているように思える。事件の犯人は、犯人としてはお約束のような人物だったが、とくにそのような猟奇的事件を起こした背景のような者もの描かれていないし、犯人と分かったら意外とあっけなく舞台から退場している。出てくる人間が、みんなどことなく不健康そうなので、これが映画のムードをよく盛り上げていると思う。 主題曲として使われている、けだるいような感じで歌われる「ケセラセラ」が何ともいい感じだ。(ツッコミどころ)・フラニ―が何者かに襲われて、逃げるときに車に撥ねられてもピンピンしていたが、不死身か?武道の心得はなさそうだが。・マロイが、フラニ―に水面に浮かぶゴミ袋を、自分の拳銃で撃たせていたが、いいのか?マロイの勤めている警察は弾の管理はしていないのだろうか。もっとも、これが伏線で、後々、フラニ―は助かるのだが。(監督)・ ジェーン・カンピオン(出演)・メグ・ライアン(フラニ―)・マーク・ラファロ(マロイ) ほか○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
November 10, 2010
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オコーネル一家が、蘇った古代のミイラと対決すると言う 「ハムナプトラ」シリーズの第3弾、「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」。2008年のアメリカ映画だ。全2作ではエジプトでの出来事だったが、今回は、がらりと所を変えて中国が舞台になっている。しかし、やっぱり相手はミイラだ。 古代中国の皇帝シーは、不老不死を求めて、将軍を女妖術士のもとに派遣する。将軍と女妖術士は、恋に落ちるが、シーは美しい女妖術に横恋慕し、将軍を処刑してしまうが、自分も呪いをかけられてしまう。 そして、時代は、第二次大戦が終わって間もない1946年。オコーネル夫妻は、国から中国にブルーダイヤを返還するという任務を託され上海に向かう。ところが、中国では、大学で勉強しているはずの息子・アレックスが、大学を中退して皇帝シーの墓を発掘していた。ところが、シーの墓の発掘も、ブルーダイヤの返還も、裏では、シーを蘇らせようとする一団が糸をひいており、オコーネル一家は、いつものように、ミイラとの戦いに巻き込まれているというストーリー。 この皇帝シーのモデルは、明らかに秦の始皇帝だろう。彼も不老不死に大層な興味を持っていた。日本各地に伝来伝承のある徐福を、不老不死の霊薬を求めて、東方に派遣したのは有名な話である。シーの墓の様子も、始皇帝の兵馬俑の様子にそっくりだし、万里の長城も作品で重要な位置を占めていた。 ところで、前作では僅か8歳だった、オコーネル夫妻の息子アレックスだが、この作品では、立派な青年に成長して、皇帝の墓を母親と見張っていたリンという娘と恋に落ちている。しかし、彼女は、不老不死で、もう2000年以上もシーが蘇らないように、墓を見張っていたのである。いくらかわいくても、2000歳の彼女というのはちょっとと思うのが普通の人だろうと思うが、アレックス君、案外大物で、それほど気にならないようだ。 全体はコミカルでドタバタなアクションシーンも多く、色々とツッコミをしながら楽しめる内容だった。特にリックとアレックスの父子が銃自慢をしあったり、リックがアレックスに自分が「ミイラとの戦いのベテラン」と自慢しているのは笑ってしまった。一番ツッコミたかったのは、古代の兵なんていくら甦らせても、もはや槍や刀で世界制服などできはしないだろうというところだったが。 (監督)・ ロブ・コーエン(出演)・ブレンダン・フレイザー (リック・オコーネル)・マリア・ベロ(エヴリン・オコーネル)・ルーク・フォード(アレックス・オコーネル)・イザベラ・リョン(リン)・ミシェル・ヨー(ツイ・ユアン)・ジェット・リー(皇帝シー・ホワンディ) ほか ○関連過去記事・ハムナプトラ2 黄金のピラミッド ○ランキング参加中 ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
October 11, 2010
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ガルバトリックス王の圧政に苦しむ帝国アラゲイジアで、ドラゴンライダーとして運命に選ばれた少年エラゴンの戦いを描いたファンタジー映画「エラゴン 遺志を継ぐ者」。クリストファー・パオリーニの小説を原作として、2006年に公開されている。 独裁者により人々が苦しめられている世界に、突如抵抗のシンボルとしてのエラゴンが現れるという一種の救世主者といっても良い内容だと思うが、色々とツッコミどころも多かった。・エラゴンって、主人公の名前だったとは思わなかった。○○ゴンという名前から、てっきりドラゴンの方の名前かと思っていた。・追い詰められて、アーリアがドラゴンの卵を転送したところに、ドラゴンライダーの素質を持つエラゴンがたまたまいたというのは安易だと思う。それだったら、持って逃げないで、最初から転送していれば、リスクは少ないだろう。・日本人の感覚からみると、ドラゴンの顔がヘンだ。日本人ならもっとかっこいいドラゴンにするだろう。・そのくせドラゴンの声が可愛すぎる。・敵の雑魚キャラの格好が、「北斗の拳」に出てくる雑魚の悪党の格好に似ていた。・敵の大将であるダーザがゾンビのような顔をしている。そういえば、外国映画では、敵の魔術師でイケメンはあまりみたような記憶がない。 とはいいながら、決してこの手のファンタジーものは嫌いではないので、一人突っ込みながら、面白く観ていたのだが(笑)。(原作)・クリストファー・パオリーニ:「エラゴン 遺志を継ぐ者」(監督)・シュテフェン・ファンマイヤー(出演)・エドワード・スペリーアス(エラゴン)・ジェレミー・アイアンズ(ブロム)・シエンナ・ギロリー(アーリア) 他○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
October 3, 2010
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マット・デイモン主演の「ボーン・アイデンティティ(The Bourne Identity)」。2002年のアメリカ映画だ。 海を漂っているところを漁船に救出された男は銃で撃たれて、記憶を失っていた。唯一の手掛かりは、尻に埋め込まれていた銀行の貸金庫の番号。そこには、「ジェイソン・ボーン 」という彼の名前を示すパスポートだけでなく、彼の写真が貼られた様々な国のパスポート、拳銃、大金が預けられていた。いったい自分は何者か。彼は、知り合ったマリーという女性と自分のアイデンティティを追及しようとするが、次々に刺客が彼を襲ってくる。 カンフー映画もどきの格闘シーンや、派手な銃撃シーンなど、手に汗握るアクションの連続だ。自分が誰かも分からないのに、何者かに命を狙われるというのは、相当の恐怖のはずである。ボーンは、精神的にも肉体的にもタフである。格闘技や銃器の扱いにも優れており、こういったのが、いかにもアメリカで受けそうなヒーロー像なんだろうなと思ってしまう。もっとも、元々は暗殺者のようだから、ヒーローはヒーローでもダークヒーローなのだが。 それにしても、ヒロインのマリー、どこの誰とも分からないボーンに、そう簡単についていってもいいのか。アメリカの女性は、こんな危なそうな男が好きなのだろうかという、どうでもいいような疑問が、頭をかすめた。(監督)・ ダグ・リーマン (出演)・マット・デイモン(ジェイソン・ボーン )・フランカ・ポテンテ(マリー・クルーツ )ほか○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
September 5, 2010
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ペルシア戦争におけるテルモピュライの戦いをモチーフにした「300(スリーハンドレッド)」。 舞台は、紀元前480年のギリシア。100万の大群を有するペルシア軍に、わずか300人で立ち向かったレオニダス王率いつスパルタ兵の物語だ。スパルタと言えば、スパルタ教育という言葉があるように、厳しい訓練により屈強な兵士を養成していたことで有名である。そのスパルタを描いているのだから、この映画は、もちろん超肉体派映画となっている。やたら、スパルタ兵たちの腹筋が目立つ。 映像の方も、すごい迫力だ。特に、ペルシアの大群から、空が暗くなるくらいのたくさんの矢が飛んでくる場面には目を奪われる。しかし、ツッコミどころもある。クセルクセスなどは、顔中ピアスの怪しげな雰囲気で、どう見ても変態のように描かれているのだが、実際に壁画などに描かれている人物とは全く異なっている。クルクセスの配下の兵士も変な仮面をかぶっており、スターウォーズかと思ってしまう。 (監督)・ザック・スナイダー(出演)・ジェラルド・バトラー(レオニダス) ・ロドリゴ・サントロ(クセルクセス) ほか○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
August 7, 2010
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地元のテレビ局で、深夜に放映していたのを録画しておいた、「キングコブラ KING COBRA」。1999年のアメリカ製のパニック・ホラー映画である。 おおざっぱなあらすじは、DNA操作によって生まれた、コブラとガラガラヘビの特徴を併せ持った大蛇が、研究所から逃げ出して、小さな町で、人々を次々に襲っていくというものだ。 この大蛇に対抗するため、パット・モリタ扮する爬虫類学者が呼び寄せられるのだが、「ベスト・キッド」のイメージがあるためか、どうも言っていることが、外国映画に出てくる東洋武術の老師のようだ。 それにしても、退治方法がまどろっこしい。チューブのなかに誘いこんで、密閉したところに、ガスを注入して退治する。別にゴジラではないのだから、強力な火器を使った方が早いだろうと思うのだが。 最後のオチは、いかにもこの種の映画のお約束のようなものとなっており、安易すぎる気がするのだが、考えてみると、このオチを使いたいがために、チューブなんて持ち出したのだろうか。これが、火器で退治したとなると、このオチはちょっと使えないだろうから。(監督)・デヴィッド・ヒレンブランド ・スコット・ヒレンブランド(出演)・パット・モリタ ・スコット・ブランドン ・ケイシー・ファロ ・ジョセフ・ラスキン ほか○ランキング今何位? ○姉妹ブログ・「文理両道」・「本の宇宙(そら)」
August 4, 2010
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ジョニー・デップがヘンなチョコレート工場の経営者を怪演している、「チャーリーとチョコレート工場」。ロアルド・ダールの「チョコレート工場の秘密」を原作とした2005年のアメリカ映画だ。○DVD&原作 この物語で幸運をつかむことになる主人公のチャーリーは、家族思いの優しい少年だ。両親と4人の祖父母と暮らしているが、貧しく食うや食わずの生活である。しかし、貧しいながらも、愛情にあふれた家庭である。なにしろ、父親が務めていた歯磨き粉工場を首になった時に、母親は、それでなくても具のないスープを、「もっと薄めてしのげばよいわ」と明るく言うくらいである。 一方、世界中で大人気のお菓子を製造しているウィリー・ウォンカのチョコレート工場だが、その内部は、秘密のベールに包まれている。ある時、ウォンカバーというチョコレートの中に入っている、5枚のゴールデンチケットを引き当てた子供を、工場に招待すると発表された。しかも、その中に一人には、ものすごい商品がもらえるらしい。 もちろん、確率は天文学的な数字だ。家が貧しいチャーリーは、そう簡単にゴールデンチケットを手に入れられはしない。誕生日のプレゼントで貰った一つ目のチョコは外れ、祖父のへそくりで買った二つ目のチョコも外れだ。ところが、拾ったお札で買った三つ目のチョコが、なんと大当たり。しかし、拾ったお金で買ったことには、特に何のツッコミがなかったが、いいのか(笑)。 他のゴールデンチケットを手に入れた子供と言うのが、喰い意地の張った肥満児、大金持ちの超わがまま娘、なんでも一番にならないと気が済まない空手少女、態度がものすごくでかいゲーム小僧と、変な奴ばかり。ところが、チョコレート工場で待っていたウィリー・ウォンカは、これに輪をかけたヘンなおっさんだった。そして、工場の中は不思議と言うより、ヘンな世界。 工場の中で、好き勝手な振る舞いをしていた他の子供たちは、酷い目にあって、次々と脱落していく。悪い子は、それなりの罰を受け、良い子には、きっといいことがあるという、昔話に出てくる典型的なパターンなのは、原作が、児童文学だからということだろう。 工場の中では、ウンパ・ルンパという小さな種族が働いているのだが、たくさんいる彼らがみんな同じ顔なのには笑ってしまった。また、悪い子たちが酷い目に会うたびに、彼らが披露する歌と踊りも面白い。また、リスがナッツをカリカリと剥いているシーンがあったが、これが何ともかわいい。 このお話で、すばらしいものを手に入れたのはチャーリーなのだが、実は、ウォンカの方もかけがえのないものを手に入れたようだ。全体にギャグ満載の、コメディ映画なのだが、その中に、家族と言うものが、何よりも大切だというメッセージが込められた良作だろう。(原作)・ロアルド・ダール:「チョコレート工場の秘密」(監督)・ティム・バートン(出演)・ジョニー・デップ(ウィリー・ウォンカ)・フレディ・ハイモア(チャーリー・バケット) ほか○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
May 24, 2010
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金曜日に、日本テレビ系の金曜ロードショーで放映していた「ファンタスティック・フォー 銀河の危機」。宇宙放射線を浴びて超人となった4人が、地球の危機に立ち向かうという、アメリカン・コミックスを原作としたSFアクション映画である。前作は観てないが、この作品が2作目になるようだ。2007年のアメリカ映画である。○DVD「ファンタスティック・フォー 銀河の危機」 出てくる4人について簡単に紹介しよう。まずリーダーのリードは、天才科学者のゴム人間だ。あのワンピースのルフィーがかなり賢くなったと思えばいいだろう。リードの恋人でもあるスーザン(スー)は、物を透明化したり、バリアを張ったりできる。もしかすると4人の中でも一番強いかもしれない。青いアイシャドーが良く似合っている。ジョニーは、スーの弟で火の玉小僧だ。火の玉になって空を飛ぶことができるが、あまり物事を考えるのは苦手な感じである。そして、ベンは岩男。4人の中で一人だけ人間の姿に戻れない。頑丈な体と怪力を持っているが、心は意外と繊細である。 今回、この4人が立ち向かう事件は、世界各国で起こっている異常現象。サーフボードのようなものに乗って空を飛ぶ全身銀色のシルバーサーファーと名付けられた怪人が引き起こしているようだ。しかし、このシルバーサーファー、全身銀色なのだが、まるで日本の前衛芸術である「舞踏」の人だ。もしかすると影響を受けているのだろうか。時々そんな感じのポーズもしていたような気がするが。そういえば、日本も最初と終わりに登場していた。 画面の方は、製作費を1億3000万ドルもかけただけあって、全編すごい迫力のCGが続く。とにかく難しいことは考えないで楽しむ、そんな娯楽作品である。(監督)・ティム・ストーリー(出演)・ヨアン・グリフィズ(リード・リチャーズ)・ジェシカ・アルバ(スーザン・ストーム)・クリス・エヴァンス(ジョニー・ストーム)・マイケル・チクリス(ベン・グリム)・ビクター・バン・ドゥーム(ジュリアン・マクマホン) ほか ○ランキングの順位は? ○姉妹ブログ・文理両道・本の宇宙(そら)
February 28, 2010
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あの「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズで有名なジョニー・ディップが主演を務める1999年の米国製ホラー映画「スリーピー・ホロウ」。もともとは首なし騎士の都市伝説のようなものだったらしいが、 これをワシントン・アーヴィングが小説にしたのを元にして、監督のティム・バートンが脚色して映画化したということだ。アカデミー美術賞受賞作でもある。 内容は、18世紀末のアメリカのある村で、「首なし騎士」として蘇ったドイツ人傭兵が、村人たちを次々に襲う事件が発生し、ニューヨークから、この事件を解決するために、イカボット・クレーンという捜査官が派遣され、この事件の真相を探るというもの。 ジョニー・ディップと言えば、かなりメークされた顔で画面に登場するというイメージがあるが、この映画では、まだあまりメークは濃くない。しかし、あの何となくコミカルな演技はやはりジョニー・ディップである。 怖いものに近づくときなど、ぺっぴり腰で助手のマスバス少年の後ろに隠れて、おそるおそると言う感じなど、なかなか情けなくて面白い。 この事件の黒幕は、観ていると、途中でなんとなくわかったのだが、その推理を否定させ、観客を惑わせるようなしかけがちゃんとされている。 ところで、イカボットには、少年のころに悲惨な事件を体験しているのだが、この事件が、ストーリーの展開にうまく絡んでいない感じがするのが残念。(監督)・ティム・バートン(出演)・ジョニー・デップ(イカボッド・クレーン ) ・クリスティーナ・リッチ(カトリーナ・ヴァン・タッセル)・マーク・ピッカーリング(マスバス少年) 他○面白かったらポチっと1票! 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
December 15, 2009
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DVDで観た「バイオハザード3」。2007年公開の、ゾンビがこれでもかというくらいたくさん出てくる、SFホラーアクション映画である。 舞台は、前作から8年経った世界。そこら中にゾンビがあふれかえり、僅かに生き残った人間は、ゾンビから逃れて旅を続けていた。アリスはクレアの率いる一団と合流するが、アンブレラ社のアイザックス博士がアリスをつけ狙う。 とにかくゾンビ、ゾンビとゾンビだらけの映画だ。ゾンビ好き(いるのか?)に人にはこたえられないだろう。このゾンビの原因となったTウィルス、犬のゾンビが出て来ていたので、他の哺乳類に感染することは分かっていたが、今回は烏までゾンビ化して出てくる。無条件で鳥類まで感染するとなると、これは今問題になっているインフルエンザよりずっと悪い。 アリス役のミラ・ジョヴォヴィッチは相変わらずかっこいい。今回は2刀流の華麗な剣の舞でゾンビたちをなぎ倒すのみならず、超能力まで発揮する。 ところで、このゾンビたち、食欲によって人間を襲ってくるが、どうして仲間同士共食いはしないんだろう。グルメで、活きのいい肉しか食べないのか?知性は無くなって、単に本能だけで動いているのなら、共食いもあってよさそうなものだが。○面白かったらポチっと1票! (監督)・ラッセル・マルケイ(出演)・ミラ・ジョヴォヴィッチ(アリス・アバーナシー ) ほか○関連過去記事・バイオハザード・バイオハザード2 アポカリプス 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
November 3, 2009
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テレビ朝日系の「日曜洋画劇場」で放映していた「ハムナプトラ2 黄金のピラミッド」。2001年のアメリカ映画だ。○DVD ハムナプトラ2 黄金のピラミッド アナクスナムン(ミラ) たちによって蘇ったイムホテップは、伝説のスコーピオン・キングの眠る黄金のピラミッドを探していた。スコーピオン・キングは、5000年前にアヌビス神からの助力を得る代わりに自らの魂を捧げた人物である。スコーピオン・キングを倒せば、アヌビス神の軍隊を手に入れられ世界を征服することができるのだ。 一方、スコーピオン・キングを蘇らせることのできる「アヌビスの腕輪」を発掘したリックたちオコーネル一家だが、アナクスナムン一味により、腕輪をはめた息子のアレックスが連れ去られてしまう。リックたちは、息子の後を追って、黄金のピラミッドへ向かう。 キモかわいい?ミイラたちがたくさん出てきて大暴れ。全体的には、なかなか楽しめるエンターテインメント作品となっている。 しかし、息子のアレックス、8歳と言う設定なのだが、賢すぎる。古代エジプト語が読めたりして、ほんとうにこんな子供がいるのかと思ってしまうが、なかなかの活躍ぶりが面白い。 肝心のスコーピオン・キングだが、どのような人物か少し期待していたのだが、出て来たのは怪物サソリ男。もっと大物らしい品格があってもよさそうなものだが、そんなものは感じられず、単に怪奇なモンスターが蘇っただけであったとうのはちょっと残念。(監督)・スティーブン・ソマーズ(出演)・ ブレンダン・フレイザー (リック・オコーネル)・レイチェル・ワイズ(エヴリン・オコーネル )・ フレディ・ボース(アレックス・オコーネル)・ アーノルド・ヴォスルー (イムホテップ)・パトリシア・ヴェラスケス(アナクスナムン(ミラ) ) ほか風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら○面白かったらポチっと1票!
October 1, 2009
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テレビ朝日系の日曜洋画劇場で放映してた「X-MEN2」。映画館ではシリーズ第4作に当たる「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」が公開されているが、シリーズ2作目の作品となるのが、この「X-MEN2」である。 ○DVD X-Men2 このX-MENシリーズは、超能力を持った正義のミュータントたちが、敵と戦っていくというものである。前作では、マグニートーの率いる悪のミュータント集団との戦いであったが、今回は、ミュータントを敵視しているミュータント対策担当官のストライカーとの戦いである。彼は、ミュータントを操り、人類にミュータントを排斥させようとたくらんでいたのだ。 ストライカーは、軍隊を動かし、X-MENたちの本拠である「エグゼビア・スクール」を急襲させる。この他にも色々と犯罪といっていいことをやらかしている。法治国家のアメリカで、法的な裏付けもなしに、どうしてストライカーがこんな暴挙に出られるのかは不思議であるが、そこは娯楽作品としてあまり気にせずに観ることにしよう。 ところで、このストライカーであるが、ローガン(ウルヴァリン)と過去に何らかの因縁があるようである。ストライカーの方は、盛んにほのめかしていたが、肝心のローガンの方は、そのあたりの記憶が欠落しているらしい。これが、現在公開中の「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」への布石として繋がっているようである。「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」、観に行きたいけど、行けるかな。(監督)・ブライアン・シンガー (出演)・パトリック・スチュワート(エグゼビア:プロフェッサーX) ・イアン・マッケラン(マグニートー)・ヒュー・ジャックマン(ローガン:ウルヴァリン) ・ハル・ベリー(オロロ・マンロー:ストーム) ・ファムケ・ヤンセン(ジーン・グレイ)・レベッカ・ローミン(レイベン・ダークホルム:ミスティーク) ほか○他の人の読書ブログがたくさんあります。 ○関連過去記事 ・X-メン ・X-MEN:ファイナル ディシジョン 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 23, 2009
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先週の金曜日に日本テレビ系の「金曜ロードショー」で放映していた「アイ、ロボット」。2004年のアメリカ映画だ。○DVD アイ、ロボット SF好きの人は「ロボット3原則」というのを御存じだと思う。第1条:ロボットは人間に危害を加えてはならない。第2条:第1条に反しない限り、ロボットは人間の命令に従わなければならない。第3条:第1条、第2条に反しない限り、ロボットは自己を守らなければならない。 アイザック・アシモフというSF作家が考え出したもので、その後のロボットの出てくる作品に大きな影響を与えた。 さて、この作品であるが、舞台は2035年のシカゴ。ロボットはあらゆるところで人間をサポートして働いている。このロボットたちには、上記のロボット3原則が組み込まれている。ところが、ロボット工学の権威ラニング博士が、ロボットメーカーであるUSロボティクス社の本社で殺害される。映画では、この博士が「ロボット3原則」を作ったという設定だ。容疑者となったのは「サニー」と名乗るロボット。しかし、ロボット3原則の組み込まれているロボットは人間に危害を加えられないはずだ。ロボット嫌いのデル・スプーナー刑事は、事件を調査するが、やがて事件は驚くべき方向に発展していく。 内容的には、高度に発達した人工頭脳が、人間をコントロールしようとするという、いわば「マトリックス」や「ターミネーター」の世界になる前段階の世界の話といったところか。自分たちの代わりになんでもしてくれる存在は確かに便利は良いが、あまりに頼り過ぎているととんでもないことになるよといった警鐘を鳴らしているような映画だ。 しかし、鉄腕アトムだとかマジンガーZなどのかっこいいロボットを見慣れている身からは、あの中途半端に人間らしくしたロボットの顔がどうも好きになれない。もっと人間に近い外見にするか、メカっぽい方がいいと思うのだが。もっともキモかわいいと感じる向きもあるかもしれないので、趣味は人それぞれなのだが。 (原作)・アイザック・アシモフ:「われはロボット」(監督)・アレックス・プロヤス (出演)・ウィル・スミス(デル・スプーナー刑事)・ブリジット・モイナハン(スーザン・カルヴィン博士) ほか○押してね 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら○関連ブログ記事・「アイ,ロボット」:mama・「アイ、ロボット」:★☆ひらりん的映画ブログ☆★・「アイ,ロボット」:ももママの心のblog ほか
September 21, 2009
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15日の土曜日は、終戦記念日ということもあって、フジテレビ系の土曜プレミアムで、「硫黄島からの手紙」を放映していた。第二次世界大戦における硫黄島での激戦を日米双方の視点から描いた硫黄島プロジェクトの一つで、日本側の視点からあの戦いを描いたものである。アメリカ側の視点から描いた「父親たちの星条旗」と対になる作品だ。○DVD「硫黄島からの手紙」&オリジナルサウンドトラック 東京の南1080kmに位置する硫黄島は、第二次世界大戦下における日米双方の軍事上の要地であったために、両軍の間で壮絶な攻防戦が繰り広げられた。この時死亡した日本兵士は約2万人、生還した者はわずか千人あまりだという。また、米軍側も約7千人という死者を出しており、史上希に見る壮絶な戦いであった。この作品は、硫黄島で、強大な兵力を備えたアメリカ軍との戦いに臨んだ栗林忠道中将以下日本兵たちの思いを描いたものである。 当時は、マリアナ沖で連合艦隊は壊滅させられた日本は、制海権、制空権を失い、硫黄島の兵たちは孤立無援の状況であった。そんな状況でも、彼らは国のためにと、まるでイナゴの大群のように海を埋め尽くすアメリカ軍に対し、勝ち目のない戦いに向かう。 この作品の教えてくれることは、精神主義に毒され人に死ぬことを強いる指導者の愚かさであろう。負け方を考えるのも指導者の責任である。いかに被害を少なくして負けるかということを考えずに、ただ人に死ねとしか言えない者は指導者の資格はない。 西中佐が負傷したアメリカ兵を救助したり、アメリカ兵が日本側の投降者を咥えたばこで射殺するといったシーンンも描かれ、触れ込み通り、日本側の視点に立った作品となっているといえよう。(監督)・クリント・イーストウッド(出演)・渡辺謙(栗林忠道陸軍中将) ・二宮和也(西郷昇陸軍一等兵) ・伊原剛志(西竹一陸軍中佐) ほか ○応援クリックお願いします。 ○関連過去記事・「父親たちの星条旗」風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 17, 2009
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続編が劇場公開されるためか、日本テレビ系列の金曜ロードショーで「ナイトミュージアム」が放映されていた。2006年のアメリカ映画だ。○DVD ナイトミュージアム 職探しに奔走するラリーが見つけた職は、自然史博物館の夜警員。ところが、その博物館は、夜になると展示物が動き出して、てんやわんやの大騒動。実は、博物館の所蔵しているエジプト王・アクメンラーの石板の魔力で、日が沈んでいる間だけ展示物たちが命を得ることができるのである。ところが、ラリーが息子を博物館に呼んだ日に、前の夜警員たちが、石板を盗んでしまう。最初は、展示物たちに戸惑っていたラリーだが、石板を取り戻すために、展示物たちを指揮して大活躍する。 夜になると、展示物が動き出すというホラー話はよくあるが、この映画には、そんなホラーらしさはまったくない。T-REX の骨格標本は案外かわいいし、こまっしゃくれたいたずら猿もでてくるし、モアイの模型もなかなかいい味を出している。セオドア・ルーズベルト(もちろん展示物の人形だが)はネイティブアメリカンの女の子に恋心を寄せていてちょっと微笑ましいし、石板の持ち主のアクメンラーも、この手の話で設定されがちな邪悪な存在などではなく、イケメンの気さくな王様だ。 何をやっても失敗ばかりだったというラリーも、息子の前で、展示物たちに対して、意外なリーダーシップを見せ、父親の威厳を取り戻したようだ。結局は、ラリーの父親としての復権物語のようだったが、なかなか面白く観ることができた。(監督)・ショーン・レヴィ (出演)・ベン・スティラー(ラリー・デイリー)・ディック・ヴァン・ダイク(セシル・フレデリックス) ほか○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
August 9, 2009
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日テレ系の金曜ロードショーで、「X-メン」をやっていた。超能力を持ったミュータントたちが登場する、2000年公開のアメリカ製SFアクション映画である。○DVD X-Men 簡単にどのような内容かを説明しよう。舞台は近未来。人類は、新たな進化の段階を迎え、超能力を持ったミュータントたちが次々に誕生していた。ミュータントたちの力を恐れた人々の中には、彼らを迫害するものも多かった。人類と共存を図るエグゼビアの率いる「正義」のミュータントたちと、人類を征服しようとするマグニート率いる「悪」のミュータントたちが、対決するといったものだ。 「悪」のミュータントたちが人類の運命を左右しかねないような悪だくみを企て、それを「正義」のミュータントたちが阻止するという、よくある「正義」対「悪」の対決パターンのストーリーのため、ストーリーそのものは単純で分かりやすい。しかし、ツッコミどころも結構あり、それがまた面白い。思いつくままに挙げてみると、1.マグニートのコスチューム。絶対変だ。特にあの怪しいヘルメットは、決して趣味がいいとは言えないだろう。2.タイトルは「X-Men」だが、女性陣の方が超能力がすごい。これでは「X-Women」とした方がよかったかも。3.マグニート部下のカエル男や獣人、超能力を持ったミュータントたちの仲間にしては、芸がなさすぎる。舌を長くのばして攻撃するカエル男はただの変態にしか見えないし、獣人の方も怪力しか取り得がない。 この映画らしさが、もっとも出ているのは、ハル・ベリー演じるストームが超能力を発動させるところだろう。眼が白く光りだすと、周辺の天候が急変していくシーンは何度見ても見ごたえがある。(監督)・ブライアン・シンガー (出演)・パトリック・スチュワート(エグゼビア:プロフェッサーX) ・イアン・マッケラン(マグニートー)・ヒュー・ジャックマン(ローガン:ウルヴァリン) ・ハル・ベリー(オロロ・マンロー:ストーム) ・ファムケ・ヤンセン(ジーン・グレイ)・レベッカ・ローミン(レイベン・ダークホルム:ミスティーク) ほか○他の人の読書ブログがたくさんあります。 ○「Xメン ファイナルディシジョン」の記事はこちら風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
July 26, 2009
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「ダ・ヴィンチ・コード」に続く、トム・ハンクス主演のラングドン教授シリーズの第2弾「天使と悪魔」。原作では、こちらの方が、先なのだが、映画ではなぜか「ダ・ヴィンチ・コード」続編となっている。 今回の話は、カトリックの総本山ヴァチカンを舞台に、アメリカ版ガリレオ先生?ことハーバード大学のラングドン教授が事件の謎解きに挑むというもの。○「天使と悪魔」オリジナルサウンドトラック ローマ法王が逝去し、ヴァチカンは、次の法王を選ぶべく、「コンクラーベ」が開かれようとしていた。しかし、法王候補の4人の枢機卿が誘拐される。誘拐したのは、「イルミナティ」と名乗る者。400年前に教会が弾圧したという科学者たちの秘密結社である。どうして、今頃になって、過去の亡霊のような秘密結社が活動を再開したのか。「イルミナティ」は枢機卿たちを次々に殺し、そして、「反物質」を爆発させるという。ラングドンはそれを阻止すべくヴァチカンに招聘される。4人の枢機卿の運命はいかに。ラングドンは果たして反物質の爆発を阻止できるのか。 「天使と悪魔」のタイトルは「宗教」と「科学」を象徴している。宗教は、心のよりどころとなるものの、時に暴走するのは歴史の示す通りだ。また科学も、人々の生活を豊かにしてくれるが、使い方を誤れば恐ろしい結果をもたらす。いったいどちらが「天使」で、どちらが「悪魔」なのか?万物は陰と陽。どちらの面も持っているということだろうか。「反」物質や教皇の影の存在とも言えるカメルレンゴが、作品の中で大きな役割を果たしていることも、「陰」と「陽」ということを暗示しているような気がする。反物質と通常の物質が触れ合うと、対消滅により莫大なエネルギーが放出されて大惨事が起こる。果たして、宗教と科学は寄り添っていけるのだろうか。 ところで、どうしても、新法王を選ぶための会合である「コンクラーベ」が「根競べ」、法王の従者である「カメルレンゴ」が「カメレオン」を連想してしまったのは私だけだろうか(汗)。この作品に限っては、妙にぴったりしているような気がするのだが。(原作)・ダン・ブラウン:「天使と悪魔」(監督)・ロン・ハワード (出演)・トム・ハンクス -(ロバート・ラングドン)・ユアン・マクレガー (パトリック・マッケンナ(カメルレンゴ))・アイェレット・ゾラー( ヴィットリア・ヴェトラ) ほか○面白かったらポチっと1票! 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
July 6, 2009
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"I'll be back!" あの名セリフと共に、ターミネーターが6年ぶりに帰って来た。「ターミネーター4 」だ原題は「Terminator Salvation」。前3作は、未来から来た恐怖のターミネーターと戦う話だったが、今回の舞台は未来。2018年のスカイネットが人類をまさに滅ぼさんとしている時代だ。ジョン・コナーは、反乱軍の部隊長として、スカイネットの率いるロボットたちと戦っていた。 前3作では、たった1体のターミネーターでもあれだけ手ごわかったのに、今回はそこら中ターミネーターだらけである。巨大なのから、オートバイ型と種類も多い。あっという間に人類はやられてしまいそうなのだが、それでは話がすぐに終わってしまうからなのか、今回は一体一体の強さはそこそこになっている。 今回の主役のターミネーターは、これまでとは大きく違い、自分を人間と信じ、人間として生きた。自分の正体を知っても、あくまで人間として残酷な運命に立ち向かっていく姿は感動的である。 ところで、このシリーズ、やはりシュワちゃんがいないと寂しいなと思っていたら、最後の方でシュワちゃんもどきが出てきた。それもものすごくムキムキのシュワちゃんだ。ファンサービスだろうが、それにしても良く似ていると思っていたら、若き日のシュワちゃんの顔をCG合成しているようだ。 この作品3部作ということで、2011年には、「ターミネーター5」が公開予定だという。楽しみだ。○ターミネーター4 オリジナルサウンドトラック(監督)・ McG(出演)・クリスチャン・ベール(ジョン・コナー) ・サム・ワーシントン(マーカス・ライト) ・アントン・イェルチン(カイル・リース) ・ブライス・ダラス・ハワード(ケイト・コナー)・ムーン・ブラッドグッド(ブレア・ウィリアムズ) ほか○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
June 29, 2009
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土曜日の夜は、フジテレビ系の「土曜プレミアム」で「ダ・ヴィンチ・コード」をやっていた。2006年のアメリカ映画だ。今回が地上波初登場である。 原作の方のレビューもずっと前に掲載しているので、そちらの方も読んでみてほしいが、要は、 キリストの聖遺物の一つである「聖杯」のありかを求めて、ラングドン教授とフランス警察の暗号解読官であるソフィーが活躍するという話だ。○DVD「ダ・ヴィンチ・コード」&原作(ダン・ブラウン/越前敏弥:角川書店) 実は、この手の話は大好きである。聖遺物には、「聖十字架」、「聖釘」、「聖槍」、「聖骸布 」、「聖杯 」があるようだが、最後の3つは、小説や漫画などのモチーフになりやすいのか、扱った作品を目にすることが多い。この映画(現作も)は、聖遺物の一つ「聖杯 」の秘密について、大胆な解釈を示している。 この作品からは、宗教の持つ欺瞞というものに対する批判を感じる。私たちの感覚では、別にイエスがマグダラのマリアと結婚していていようが、子供がいようがそれはそれでいいと思うのだが。現代の日本人の多くにとっては、神話は神話であり、宗教は信仰というよりは習慣の一つだから、いまひとつ理解できない感覚である。しかし、アメリカなどでは、いまだに、進化論問題のように宗教的な見地から学校教育に関するプレッシャーがあるようであるし、西欧社会でも宗教が現実の社会に対して大きな影響力を持ちすぎているのではないか。宗教はあくまで心の支えであればよい。あまり現実社会に干渉してくるのは危険なことである。 我が国において、宗教の現実社会への干渉が少ないのは、井沢元彦氏の「逆説の日本史」シリーズを読むと織田信長のおかげだということが分かる。織田信長がもし西洋社会に生まれていればどうなったか。かなり面白い作品が書けるのではないだろうか。(原作)・ダン・ブラウン:ダ・ヴィンチ・コード(監督)・ロン・ハワード(出演)・トム・ハンクス(ロバート・ラングドン教授)・オドレイ・トトゥ(ソフィー・ヌヴー )・ジャン・レノ (ベズ・ファーシュ警部 ) ほか ○関連過去記事・「ダ・ヴィンチ・コード」(原作)○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
May 18, 2009
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日曜日の夜は、テレビ朝日系列の日曜洋画劇場で「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」を観ていた。原題は、「Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest」、このシリーズの2作目で、2006年のアメリカ映画である。○「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」 今回のお話は、サラ金の取り立てより怖い「海の悪霊」デイヴィ・ジョーンズから、借りを返せと迫られるジャックが、なんとか逃れようと、デイヴィ・ジョーンズの弱点である彼の心臓を探し求めるというお話。なにしろ、デイヴィ・ジョーンズに捕まると、彼の船フライング・ダッチマン号で100年もの間働かされるのである。しかし約束を守らないと海の怪物クラーケンが襲ってくるのだ。このデイヴィ・ジョーンズ、顔はタコで、手足はカニという化けもので、触手になっている髭でオルガンを弾くシーンなどは、なんとも気色が悪い。クラーケンもでっかいタコのような怪物であり、タコづくしだ。そう言えば、西洋ではタコは「デビルフィッシュ」といって、気持ち悪がられているので、このあたりは西洋人の感性がよく表れている。(日本でなら、いい刺身の材料になりそうだけど) ジャックたち、人食い人種に捕まって食べられそうになったり、今回もドタバタと大変だ。しかし、人食い人種とは、一昔前の映画ならともかく、今どきなんてレトロな素材だ。このあたりのドタバタぶりと、デイヴィ・ジョーンズのキモさぶりの格差が面白い。 実は、この作品は今回初めて観る。第3作目の「ワールド・エンド」と1作目の「呪われた海賊たち」の関係がよく分からなかったが、これで、話が頭の中で繋がった。(監督)・ゴア・ヴァービンスキー(出演)・ジョニー・デップ(キャプテン・ジャック・スパロウ)・キーラ・ナイトレイ(エリザベス・スワン)・オーランド・ブルーム(ウィリアム・ターナー・ジュニア) ほか○「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」の記事はこちら○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
February 3, 2009
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昨日の日曜日の夜にテレビで見ていたのがこれ。テレビ朝日系列の日曜洋画劇場でやっていた「X-MEN ファイナル・ディシジョン」である。2006年のアメリカ映画だ。アメリカンコミックスの「X-MEN」を映画化したものである。この作品を入れて全3作、今回が最終作となる。超能力を持ったミュータントたちが大勢生まれている世界で、マグニート率いる人間と敵対するミュータントたちと、プロフェッサーX率いる人間との共存を図ろうとするミュータントたちの戦いを描いた作品である。○DVD「X-MEN ファイナル・ディシジョン」 今回は、超能力治療薬「キュア」をめぐって、両グループが熾烈な戦いを繰り広げる。更に、前作で死んだと思われていたジーンが、これまで、封じ込められていた危険な人格が表に出た強大な超能力者フェニックスとして絡んできて、前二作をしのぐスケールの大きな作品となっている。 この作品の見どころは、なんといってもミュータントたちの超能力のすさまじさである。マグニートーが金属を操る能力で、巨大な鉄橋を空中に浮かべて移動させるシーンや、ジーンの強大な力で、彼女を中心にしてすべてのものが次々にチリのように粉々になっていくシーンなどは、画面に目が釘付けになる。 登場人物の中で一番のお気に入りは、ハル・ベリー演じるストーム。天候を操る能力を持っているのだが、彼女が超能力を発揮するときに目が白く光るシーンはなんとも魅力的だ。調べて見ると、彼女はもう四十路を超えているらしいが、とてもそうは見えない美しさである。 話は変わるが、敵方の大将であるマグニートは、変な形のヘルメットを被って出てくるのだが、ヘルメットから覗く顔が、なぜか岸辺一徳に見えてしまって困った。(監督)・ブレット・ラトナー (出演)・パトリック・スチュワート(エグゼビア:プロフェッサーX) ・イアン・マッケラン(マグニートー)・ヒュー・ジャックマン(ローガン:ウルヴァリン) ・ハル・ベリー(オロロ・マンロー:ストーム) ・ファムケ・ヤンセン(ジーン・グレイ:フェニックス)・レベッカ・ローミン(レイベン・ダークホルム:ミスティーク) ほか ○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
January 13, 2009
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3日の夕方、地元のテレビ局で、「マッハ!!!!!!!!」を放映していた。2003年のタイ映画だ。もちろんムエタイものである。そういえば、そのころ、テレビでよく宣伝していたのを覚えている。○「マッハ!!!!!!!!」DVD 内容を、おおざっぱに紹介すれば、村から盗まれたオンバクと呼ばれる仏像の頭の探索を任されたティンが、悪党たちと闘って取り戻すと言うお話。全編ノンストップのスタント&ムエタイアクション映画といったところだ。それにしても、強いぞティン!「史上最強の弟子ケンイチ」に出てくるアパチャイともいい勝負かもしれない。それに、脇役のジョージが、なかなかいい味出していた。最初から最後まで、これでもかと言う位アクションの連続でその迫力に目を奪われる。 観た感じは、ムエタイ映画と言うよりは、カンフー映画のようだったが、ちょっとググってみると、古式ムエタイに忠実に作られているという。もしかすると、カンフーとムエタイの源流はどこかでつながっているのだろうか。トンファーのようなものを使って戦っているシーンがあったのだが、ムエタイでも、トンファーを使うことがあるのか。ムエタイは、肘が大きな武器だと聞いたことがあるが、確かに、肘での攻撃のシーンは多かった。(監督)・ プラッチャヤー・ピンゲーオ(出演)・トニー・ジャー (ティン) ・ペットターイ・ウォンカムラオ(ジョージ(ハム・レイ))・プマワーリー・ヨートカモン(ムエ)ほか○「史上最強の弟子 ケンイチ」(松江名俊:小学館) ○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
January 5, 2009
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2日の午後、地元のテレビ局で、「ジュラシック・パーク 3」を放映していた。2001年のアメリカ映画である。内容をごく簡単に紹介すれば、ハングライダーをしていて行方不明になったエリック少年を探すため、その両親と専門家のニールが恐竜の住む島にやってきて、色々な恐竜に襲われながら、脱出を模索すると言う、SF恐竜パニックアクションとでもいったものである。○DVD「ジュラシック・パーク 3」 しかし、この作品も3作目になると、だいぶ食傷気味である。前2作におまけにハリウッド版「ゴジラ」までが記憶の引き出しから出てきて、こんがらがってしまう。この作品は、T-レックスをしのぐ大恐竜のスピノサウルスの登場が売りだということだが、日本版ゴジラを見慣れた目からは、それほどこれまでと変わり映えがしないのである。 それにしても、おバカな行動が目立つ。恐竜だらけの島に行くのに、驚くほどの軽装備だったり、どこから危険な恐竜が出てくるかも分からないのに、大声を張り上げていたりしているのだから。 ところで、プテラノドンが、人間をつかまえて飛ぶといういかにも古典的な恐竜映画のシーンがあったが、プテラノドンは、人間のような重いものを抱えては飛べないというのが最近の知見である。ちょっと気になった。(原作)・マイケル・クライトン (監督)・ ジョー・ジョンストン (出演)・サム・ニール(アラン・グラント)・ウィリアム・H・メイシー(ポール・カービー) ・ティア・レオーニ(アマンダ・カービー) ・トレヴァー・モーガン(エリック・カービー)ほか ○他の人の読書ブログがたくさんあります。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
January 4, 2009
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「レッドクリフ」、久々に映画館で観た映画だ。「レッドクリフ」と聞いても、あまりなじみがないだろう。中には、登山ものの映画を連想する方もいるかもしれない。これを日本語に訳すと「赤壁(せきへき)」となる。すなわち、中国文学の古典である「三国志」の最大の山場である「赤壁の戦い」を描いた映画なのである。○「レッドクリフ」公式ビジュアルブック 時代は、漢の末期、西暦208年。皇帝は名ばかりとなり、丞相の曹操が権力を思いのままに振るっていた。曹操の送る大軍に、劉備軍は敗走を続ける。この状況を覆すべく、劉備軍の軍師である孔明は、呉と同盟を結び、曹操に対抗しようとする。曹操軍は80万もの大軍。果たして勝機はあるのか。 長江に浮かぶ大船団や、戦いの際に、孔明、周瑜の用いた八卦の陣のスケールなど、迫力あるシーンはとても印象的であり、面白い映画に仕上がっている。配役についても、孔明、周瑜、孫権、趙雲あたりは、役柄によく合っていると思う。でも、関羽、張飛はちょっとがっかりであった。関羽、張飛と言えば、三国志最大の英雄である。同じ劉備の武将でも、趙雲などは、いくら強くても、まだ人としての強さという感じがある。しかし、関羽、張飛となれば、人外の神がかったような強さを期待したかった。確かに映画の中では、かなりの強さであったが、まだ人間を超えてはいない。おまけに、風貌は、どうみても怪しげなオヤジである。顔を見ると笑ってしまいそうになるのには困った。 もう一つ、曹操についても言いたい。何度か、字幕で「曹操」と説明が出ていたが、これがなければ、これもどこのオヤジだと思うところである。曹操と言えば、これも歴史に残る覇王である。私には漫画「蒼天航路」に出てくる、曹操のような、敵ながら、魅力的な覇王を期待したかった。そもそも、人間としてのスケールがなければ、これだけの強大な力を持った覇王にはなれないであろう。 しかし、最後はいいところで終わる。「赤壁の戦い」を描いたものなのに、肝心の赤壁での決戦はPart2のお楽しみなのか。(監督)・ 呉宇森(ジョン・ウー) (出演)・金城武:孔明(諸葛亮): ・梁朝偉(トニー・レオン);周瑜・林志玲(リン・チーリン):小喬・張震(チャン・チェン) :孫権・趙薇(ヴィッキー・チャオ):孫尚香 ほか○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
December 19, 2008
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昨日の夜は、日本テレビ系の金曜ロードショーで「インビジブル」を観ていた。「インビジブル」とは、「目に見えない」というような意味で、つまりは「透明人間」の話である。2000年のアメリカ映画だ。●DVD「インビジブル」 セバスチャンたち科学者のグループは、国家機密プロジェクトで、生物を透明化する研究をしていた。動物実験までは、上手くいっっていた。後は人間だけだ。セバスチャンは、自らを実験台にして、透明化には成功する。しかし復元がうまくいかず、透明人間から元に戻れないセバスチャンは、透明人間であることを悪用し始める。そして、ついには、研究所の仲間たちを閉じ込め、次々に殺害を始める。 パターンとしては、よくある話だ。今回、研究者たちは、研究所に閉じ込められたが、宇宙船や、絶海の孤島といった閉空間で、何処からか現れるモンスターに、仲間が次々に襲われるという話は映画や小説などでよくお目にかかる。 透明化していくシーンはすごい。まず皮膚が消え筋肉と血管だけになり、やがては骨だけになり、最後は消えてしまう。理科実験室の人体模型君を連想してしまわないこともないが、CGのリアルさはちょっとした見ものだ。 透明化するメカニズムの設定が良く分からない。量子が転換してなんて、訳の分からないことを言っていたが、科学的な素養がある者から見ればとてもうさんくさいだろう。原理については、何も言わない方がかえって良かったのではないか。それにしても、体は透明になっても、食べた物まで透明になるのはどういうわけだ。セバスチャンはよくパンをかじっていたが、どうして、腸にたまったウ●コまで透明になるんだろう。 最後に、ラバーマスクをかぶっていたセバスチャン、あまりに、犬神家のスケキヨ君に似ていたので、思わず「金田一はどうした!」なんてつまらない突っ込みを入れてしまった。(監督)・ポール・バーホーベン (出演)・エリザベス・シュー(リンダ・マッケイ)・ケビン・ベーコン(セバスチャン・ケイン)・ジョシュ・ブローリン(マシュー・ケンジントン) ほか○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
November 8, 2008
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スパイダーマンといえば、もちろんアメリカンコミックスのヒーローの一人である。日本語に直せば「蜘蛛男」なのだが、こう書いてしまうと、どうも楳図かずおの世界を連想してしまう。やはり、「スパイダーマン」と書くのが良いだろう。金曜日の夜に、日本テレビ系の金曜ロードショーで、このスパイダーマンシリーズの第1作に当たる「スパイダーマン」を放映していた。この作品は、劇場で観たのも含めてこれで3回くらい観たことになる。、2002年のアメリカ映画だ。 内容は、冴えないいじめられっ子の高校生のピーターが、いかにスパイダーマンになったか、そして初めての敵であるグリーンゴブリンとの戦いについてである。最初は、スパイダーマンの力を賞金稼ぎに使ったりしていたピーターも、おじの死やグリーゴブリンとの戦いを経て、自分の生き方に覚悟を決めるという成長の物語でもある。さすがに、典型的なアメリカ映画らしく、迫力ある映像は、何回観てもすばらしい。でも、スパイダーマンを観るたびに、いくつかの疑問点が頭に浮かんでくる。以下に並べて書いておくので、誰か答えられる人はコメント欄にでも書いておいて欲しい。1.なぜ、アメリカンコミックスのヒーローは、全身タイツ姿が好きなのか。2.なぜ、ピーターは、遺伝子操作をした蜘蛛に咬まれただけで、蜘蛛の遺伝子が、人間に取り込まれるのか。毒にやられたというのならともかく、咬まれても遺伝子は人間に取り込まれないだろう。3.なぜ、ピーターは、蜘蛛のような姿にならないのか。「ザ・フライ」では、ハエの遺伝子を取り込んだ男は、姿形も「ハエ男」になる。スパイダーマンの姿も「蜘蛛男」になる方が自然だと思うのだが。4.なぜ、ピーターはMJとのラブに対して悩んでないのか。蜘蛛の遺伝子が子供に伝わるといったことになぜ悩まないのか。5.蜘蛛の糸を手首から出していたが、ここに出糸突起(蜘蛛がお尻から糸を出す部分)があるのだろうか。別にそれらしい機関は見えなかったが。全身タイツで、手首がおおわれている時は、あの糸は、いったいどこから出てくるのだろう。(出演)・トビー・マグワイア(ピーター・パーカー/スパイダーマン) ・ウィレム・デフォー(ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン) ・キルスティン・ダンスト(メリー・ジェーン・ワトソン: MJ) ・ジェームズ・フランコ(ハリー・オズボーン)○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 28, 2008
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「トランスフォーマー」は、日本のアニメをリメイクした、2007年公開のアメリカ映画だ。スティーブン・スピルバーグが制作総指揮をしたことでも有名である。もちろん、一般的に、リメイク版が必ずしも面白いとは限らない。だいぶ前の話であるが、「ゴジラ」のリメイク版なんて、単なるジュラシックパークの亜流のような作品になってしまっており、ゴジラが本来持っている、崇高さといったものが、完全に欠けてしまっていた。しかし、この「トランスフォーマー」は面白かった。●DVD「トランスフォーマー」 内容を簡単に説明すると、はるか昔に地球に流れ着いたオールスパーク(キューブ)という不思議な物体をめぐって、宇宙を征服しようとするメガトロン率いるディセプティコンと、それを阻止しようとするオプティマスプライム率いるオートボットが、地球を舞台に戦うというものだ。オールスパークから放出されるエネルギーを浴びたメカは、生命を持ったロボットになってしまう。メガトロンたちは、このエネルギーで、地球のメカを金属生命体に変えて軍団を作ろうとしているのだ。そうなれば人類は滅びてしまうのだ。 変身シーンや戦闘シーンがものすごくリアルで、迫力たっぷりである。日本の映画だと、予算の制約なんかで、残念ながら、ここまで贅沢に作るのは難しいだろう。(監督)・マイケル・ベイ(制作総指揮)・スティーブン・スピルバーグ(出演)・シャイア・ラブーフ(サム・ウィトウィッキー)・ミーガン・フォックス(ミカエラ・ベインズ) ほか○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 25, 2008
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土曜日の夜は、フジテレビ系の土曜プレミアムで「インデペンデンスデイ」を観ていた。1996年アメリカ製のSF映画である。●DVD「インデペンスディ」 「インデペンデンスデイ」とは、アメリカの独立記念日のことである。この独立記念日を目前に控えた7月2日に宇宙人が現れ、地球に一斉攻撃を加え、地球上の主要な都市は、廃墟となってしまう。そして、地球人の滅亡を賭けた、最後の決戦の日は、奇しくもアメリカの独立記念日、7月4日であった。 それにしても、すごいスケールだ。たしか、敵の宇宙人の母船の大きさが550km、そこから飛んできた空母のような宇宙船が25kmだったと思う(うろ覚えだが)。これでは、大きすぎて、どこを攻撃して良いか分からないだろう。ただ、映画では、そこまでの大きな感じはなかったが、これは、制作側が大きさをイメージできなかったのだろうか。 たとえば、大きさが25kmもあるようなでかい宇宙船がやってきたら、太陽の光がさえぎられるので、その下はかなり暗くなると思うのだが、そんな感じはなかった。また、宇宙人の攻撃の糸口をつかむため、敵のコンピュータにウィルスを感染させるというのもウソくさい。宇宙人のコンピュータって、まさか地球のメーカー製じゃないよね。ハードやOSが分かってなくても、ウィルスって作れるのだろうか?その前に、そんなに科学の発達している宇宙人なら、ウィルスに対するセキュリティ対策くらいしているだろうと思うのだが。 面白かったのは、大統領自ら、戦闘機に乗って、最後の戦いに出ていくところ。実際には、こんなことはないだろうが、いかにもアメリカンスピリットという感じだ。きっと、日本の映画なら、総理大臣は、奥の院で、「全力で攻撃せよ」とか言っているだけだろう。また出撃の前の、大統領の演説もなかなか良かった。いかにもアメリカ映画という感じだ。(監督・脚本)・ローランド・エメリッヒ(出演)・ウィル・スミス(スティーヴン・ヒラー大尉)・ビル・プルマン(トーマス・J・ホイットモア大統領)・ジェフ・ゴールドブラム(デイビッド・レヴィンソン) ほか○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
September 1, 2008
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出張に行っていたりでいろいろ忙しかったので、先週テレビ朝日系列で放映された日曜洋画劇場で観た「コンスタンティン」のレビューを今頃書いている。冒頭の30分を見逃したし、レビューを放映からかなり遅れて載せるというのも多少の抵抗があるが、このブログは、私の備忘録としての意味合いもあるので、一応書いておこう。 「コンスタンティン」は、アメリカンコミックを原作とする2005年制作のアメリカ映画である。マトリックスのキアヌ・リーブス主演による、神と悪魔を扱った、かなり宗教色の強いホラーアクション映画だ。この作品の世界観では、人間界は、天国と地獄に隣接しているがお互いに行き来をすることはできない。その代り、人間界には、天使や悪魔との中間的な存在であるハーフブリードが存在し、世界のバランスがとられていた。コンスタンティンは、自殺未遂のため決定している地獄行きを帳消しにしようと、悪魔払いに精を出していたが、サタンの息子が、人間界に出現しようとしているのを知り、それを阻止しようとする。 高層ビルが並び立つ近代都市を背景に繰り広げられる、悪魔との戦いという前近代的なものとの対比が面白い。しかし、出てくる天使や悪魔が、なんともしょぼくて期待外れだ。もっとCGを駆使して、すごいのを出してくれればと思うのだが。 ところで、ハーフブリードというと、似たようなものが出てくる「ゴッドサイダー」(巻来功士) という漫画を連想する。こちらの方がずっと面白いと思うので、映画化してくれないかな。(監督)・ フランシス・ローレンス (出演)・キアヌ・リーブス(ジョン・コンスタンティン )・レイチェル・ワイズ(アンジェラ・ドッドソン 、イザベル・ドッドソン)・ティルダ・スウィントン(ガブリエル) ほか○応援クリックお願いします。 ○「コンスタンティン」のDVDと「ゴッドサイダーセカンド」のコミック 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
June 4, 2008
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金曜の夜は、日本テレビ系列の「金曜ロードショー」で「ヴィレッジ」をやっていた。以前に、他の映画を観た際に、この映画の予告編を観て、いかにも私好みのB級ホラー映画という雰囲気に、興味を持っていたのだが、あいにく、この日は、出張から帰るのがかなり遅くなる予定であった。そんな訳で、観るのはあきらめていたのだが、予定よりだいぶ早く、家に帰り着くことができたので、何とか観ることができた次第である。 さて、ストーリーの方であるが、森に囲まれ、外界から孤立した村が舞台である。その村には、けっして森に入ってはいけないという掟があった。森には、魔物が住んでおり、彼らとの「境界線」を守らなければ、恐ろしいことが起こるというのだ。ところが、誰も森に入っていないはずなのに、村に異変が起こり始める。盲目の少女アイヴィーは、重傷を負った恋人ルシアスのため、薬を求めて、森を抜け、町へ向かう・・・ 見た感想だが、だいぶ思っていたのとは違った。盲目のアイヴィーが、入ったこともない深い森を抜けて、町に薬を取りに行くなんて、設定自体にもかなり無理があるということはさておき、どんな怖~いモンスターが出るかと楽しみにしていたら、なんかしょぼいのが出てきた。なんだこれは、と思っていたら、あんなしょーもないオチだったとは。映画館で観なくてよかった。(監督)・M.ナイト・シャマラン(出演)・ブライス・ダラス・ハワード(アイヴィー・ウォーカー) ・ホアキン・フェニックス(ルシアス・ハント) ほか○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
June 1, 2008
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東京に行くと、普段は観ることができないテレビ東京系の番組を観ることができる。先週の木曜日の夜は、木曜洋画劇場で「トレマーズ」をやっていた。1989年のアメリカ映画である。内容は、便利屋のバルとアールを中心に「パーフェクション」という小さな村の人々が、襲ってくる謎の巨大地中生物と戦うとモンスターパニックアクション映画だ。○DVD「トレマーズ」1~4 出てくる巨大地中生物が、なんともグロテスクで気持ちが悪い。日本映画の怪獣に比べると、エレガントさというものがまったく感じられない。ツチノコのお化けのような本体から、ナメクジと蛇が混ざったような触手をたくさん伸ばして、獲物を地中に引きずり込んで食べてしまう。こんなやつが4匹も急に襲ってきたのだからたまらない。映画としては、単にモンスターが人を襲ってきたと言うだけのもの。モンスターの不気味さと人間とモンスターの知恵比べが観どころか? この映画、聞いたこともなかったし、実際に観ても、たぶん一発物のマイナー映画だろうと思ったが、念のためにググッてみると、なんと第4作まで続編が制作され、TVシリーズにもなっているという。どうもその感性が良く分からない。 (監督)・ロン・アンダーウッド(出演)・ケヴィン・ベーコン(バレンタイン・マッキー)・フレッド・ウォード(アール・バセット)・フィン・カーター(ロンダ・ルベック)○応援クリックお願いします。 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら
May 2, 2008
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