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July 27, 2014
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テーマ: TVドラマ(114)
カテゴリ: ドラマ
American Horror Story (Coven)
アメリカンホラーストーリー シーズン3

最終話 「新たなスプリーム」





あらすじ

スプリーム選出前日の夜。スプリーム候補4人(ゾーイ、マディソン、クイニー、ミスティ)とマートル、コーデリアは夕食を共にする。マートルは言う。「スプリームを継ぐ者にとっては最後の気ままな時間。他の者にとっては最後の晩餐かも」

日曜の夜明け。現代の魔女スティービー・ニックスは今日スプリーム試験に臨む4人に Seven Wonders を歌いエールを送った。


スプリームの条件である“7つの奇跡”をテストする順番はマートルが決めた。まずはテレキネシス(念力)。これは4人全員が合格。

次に試されるのはコンシリアム(意思操作)。相手の心をコントロールする能力が試される。ミスティ・クイニーのペアは両者とも成功。クイニーは自分自身を平手打ちし、ミスティは痛みを感じるまで自身の髪を引っ張った。一方、ゾーイ・マディソンペアは、マディソンの力でゾーイ自身を平手打ちさせたあと、自分の元にカイルを寄せ彼に口づけさせてから自分の靴を嘗めさせた。ゾーイはカイルをマディソンから引きはがし、彼とキスしたが、ここでコーデリアが生徒同士の醜い争いを止めた。「もういいわ。次」

夜になってからの試験はディセンサム(冥界を訪れること)。日の出までに魂が体に戻らなければ死ぬ。4人で呪文を唱えた次の瞬間、クイニーは再びチキンを売る仕事をしていた。並んでいる客も同じ。クイニーは一番乗りで元の体に戻った。2番目に戻ったのはマディソン。彼女は女優の仕事でテレビの『サウンドオブミュージック』に主役以外で出ていたと言う。3番目はゾーイ。カイルと自分が別れる世界だった。「僕はここにいる、大丈夫」ゾーイに駆け寄るカイル。ミスティだけは彼女の人生の中で最悪だった時期から戻って来られないでいた。小学生のミスティはカエルの解剖をしている。死んだカエルがあまりに可哀想ですぐに蘇生してしまうミスティ。それを見ていた男子が教師に告げ口をした。教師から、生きたカエルを持って来てイタズラしている疑惑をかけられ、ついには教師の見守る中生きたカエルの腹を裂くよう命じられる。生き物を殺したくないミスティは泣き叫びすぐさまカエルに命を与えた。生き返らせる度に殺さなければならない。何度も何度も。永遠に続く地獄からミスティは逃れられない。時間切れだ。アカデミーではミスティを心配したコーデリアが彼女の身体を抱きしめ呪文を唱えたが、ディセンサムは本人にその能力がなければ戻れない。ミスティの身体は朝の光を浴び、コーデリアの胸の中で灰になった。



すぐさまアカデミーの温室にゾーイの遺体を寝かせ、ヴィタラム・ヴィタリス(他者に生命力を分け与えること)を行うよう指示するコーデリア。クイニーが挑戦したが、今回は無理だった。マディソンはかつて自分を生き返らせたゾーイの蘇生を拒否し、近くを飛んでいたハエを殺した後、手の中で蘇生してみせた。マディソンは一人でもライバルを減らしたいのだ。しかもゾーイはカイルの心を独り占めしている。マディソンにとってゾーイを生かすメリットはなかった。力ある者がスプリームよ。フィオナの気持ちがわかるわ。

その夜。歴代のスプリームの肖像画に囲まれ、コーデリアとマートルは話し合った。「私の力不足で……。もしマディソンがスプリームになるなら、魔女団は滅びたほうがマシかも」コーデリアの言葉に頷くマートル。「私も同じ事を考えていた」続けてマートルは言う。「母親のせいで自分を卑下してるけど、あなたには力があるわ。7つの奇跡の試験を受けて」

その頃温室ではカイルがゾーイの遺体に寄り添っていた。彼は「一人で逝くな」とゾーイのために涙を流した。

翌日。スプリーム試験のテーブルにコーデリアが加わった。「バカみたい」と言うマディソンに「あなたがね」とクイニー。コーデリアは消えたロウソクに火をつけ、さらにアカデミーの暖炉を燃え上がらせた。パイロキネシス(発火能力)は文句無しに合格だった。その後、コンシリアム(意思操作)でクイニーをダンスさせ、テレキネシス(念力)でアカデミーの巨大なピアノを宙に浮かせた。ディセンサム(冥界を訪れる)でコーデリアが見た地獄は母に許可を得ようとしたら平手打ちされる記憶だった。トランスミューテーション(瞬間移動)したコーデリアは続けて言う。「昔よくあったわ」。

6つ目の試験はディビネーション(予知)。亡きスプリームの遺品の隠し場所を当てるというもの。コーデリアは正確にブローチの在処を当てた。予知能力のないマディソンはフィオナの前のスプリーム、アナ・リー・レイトンの遺品の隠し場所を当てるよう指示されるも2度外し、ここで落第した。

マディソンは魔女団のことをゴシップサイトに全部バラしてやると捨て台詞を吐き、ハリウッドへ戻る荷造りを始めた。そこへカイルが現れ、マディソンの首をしめた。「なぜ助けなかった? お前もあの真っ暗な場所を知っているだろう!」カイルとマディソンのたった一つの共通点である死。それが2人を結びつけた時期もあったが、両者は全く性質の異なる人間だった。マディソンはカイルの手で殺害された。死んだマディソンの金髪をなでようと小さな白い手が伸びてきた。それは天使ではなく、陶器人形の手を動かすスポルディングだった。冥界へ旅立とうと準備していたスポルディングは再び死んだマディソンを手に入れた。

マディソンが息を引き取ったちょうどその頃、コーデリアはゾーイの蘇生に成功した。花開いたスプリームは輝き活力をもたらす。コーデリアは自分の目で温室の花々の美しさを見た。マートルたちは新スプリームの誕生を祝福した。

スプリームとなったコーデリアはアカデミー内にマスコミを招き入れた。「カルトではありません。改宗を迫ったり、儀式や入会の強要はしない。魔女として産まれた人は特別な力を持っています。DNAによって受け継がれた力。魔女は努力してなれるものではない。若い魔女の中には、襲われるのを恐れて連絡しない人もいる。でもそれでは強くなれない。無知な人は我々を標的にするでしょう。でも我々には力がある。自分が魔女かもと思っている少女たちは、電話やEメール、直接来てもいいわ。家族があなたを待っています」
この報道後、生徒数4人だったミス・ロビショーズ・アカデミーに全米から入学の申し込みが殺到した。クイニーとゾーイに委員会を任せることにしたコーデリア。マートルはコーデリアに上に立つ者の心構えを語った。「上品な慎ましさは時代遅れだからやめなさい。新しい時代の幕開けよ」そして、新しくまいた種の成長を妨げる腐った古い根は取り除くべき、とも。マートルは仲間であるペンブルクとクエンティンを殺めてしまった。そのせいでコーデリアの評判に傷がつくのは避けたい。マートルには火あぶりになる覚悟がある。『本当の母』になってくれたマートルにそんなことを出来るはずもないコーデリア。しかしマートルは偽善は決して許されない、自分は意味のある死を迎えたいと言う。

コーデリア、ゾーイ、クイニー立ち会いのもと、魔女を殺した罪により、新スプリームの権限でマートル・スノーは火あぶりの刑に処された。マートルの最後の言葉は「コーデリア、私の可愛い娘。心から誇りに思うわ」。バレンシアガと叫んでマートルは死んだ。

アカデミーの周囲には子供から大人まで、黒ずくめの女たちで溢れていた。皆それぞれの事情を抱え、抑圧されてきた者たちだ。そんな中、コーデリアはある部屋に向かった。コーデリアが話しかけたのは、髪の毛が抜け生気を失ったフィオナだった。フィオナは古いスプリームは死んだと思わせる計画をアックスマンに語っていた。新スプリームが誰かを探るために嘘の情報を流すのだ。唾液の魔術でフィオナはアックスマンの意思を操作しアカデミーに突入させていた。


埃の充満した空気のせいで咳き込みながら目覚めたフィオナは、見慣れない室内に戸惑った。田舎の家だ。あまりの眩しさに汚れたカーテンを閉め、曇った鏡を見た。髪がある。そこへフィオナの嫌いなナマズを持ったアックスマンが入って来た。ここはアックスマンの言っていたコビントンの農場だ。こんな田舎も、こんな下品な男もイヤよ! 「毎朝そんな調子だな」アックスマンは言う。「起きるなり『ここはどこ?』って感じで怒るだろ」いつからここにいたのか。それはアックスマンにもわからない。永遠だから。ずっと俺と一緒だよ。魚と猫のおしっこのにおいの家の中で笑う男がいた。パパ・レグバだった。

スプリームであるコーデリアの指示で執事のカイルがドアを開けた。たくさんの若い魔女たちが入って来る。コーデリアは彼女たちに言う。「私たちは生き残るだけで精一杯だった。でも皆さんは助け合えば生き残る以上のことができる。我々の時代が来るわ」アジア系の魔女が質問を投げかけた。「スプリームって? 目の前にいる?」クイニーとゾーイが目配せし合う。コーデリアは静かに微笑んだ。







感想

最高の最終回。特に、コーデリアがフィオナに語ったシーンは号泣でした。どれほどの思いでコーデリアは今まで生きて来たのか。この台詞を言うためにどれほどの時間を要したか。フィオナが生きているうちに自分の気持ちを伝えられて本当に良かった。スピーチでコーデリアは魔女団の活動をSurviveと表現していましたけど、彼女は魔女であると同時に虐待家庭におけるSurvivorです。毒親の元に産まれてしまった子供。最初の頃のコーデリアはアカデミーでの教育方針も「能力を抑制する方法を学ばせる」としていました。しかしマートルの愛情に支えられてようやく自尊心を持つ事ができるようになったコーデリアは、最終回でマスコミやアカデミーでのスピーチを通して若い学生たちに自信と勇気を与えます。これまでは生き残るだけで精一杯だったけれど、助け合えばそれ以上のことができる。すべての被虐待児(ドラマの中では、コーデリア、カイル、ルーク、マディソン)、マイノリティに属する人々へのメッセージだったと思います。





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Last updated  July 28, 2014 04:01:58 AM
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