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ふう、友人が死んだ
6月を越せないと言ってたけど、本当に死んじゃった
友人から
「土曜だけど葬式に行くか?
行かないなら香典を持っていく」
時間がかかるから行けないので
「香典を立て替えてくれ、お前の振込先も教えろ」
「香典と花を贈る、香典返しもあるから住所を教えろ」
「住所は教えるのは良いけど、香典返しは・・・」
「何だ、要らないのか。それなら奥さんに言っておく」
「要る・要らないの問題じゃない。
僕らは50年代の友人で馬鹿な事ばかりしてた
その思い出だけで良いんじゃないか?
奥さんに負担をかけさせたくない」
返事は来ないけど、主旨は分かってくれたかなあ?
全員が香典返しを要らないと言ってくれたらいいのに
彼は秀才だった!
僕らのグループで天才は2人、秀才は5人、鈍才は6人
わし、鈍才の中なんだけど^^;;;;
彼の高校は超有名な進学校だった
もっとも、おいらの高校も彼は知ってたけど
会った時に彼は言った
「うちの高校からそっちの高校に東大卒の先生が行ったね」
確かにそうなんだけど
「僕は、M大の商学部に受かってたけど、W大の政経に入りたい
これから、毎日12時間勉強すれば受かるだろう」
そんな努力家の秀才だった
それをダメにしたのは・・・・おいらか??
まあ、多少の責任はあるだろうけど
2か月後には、自分の部屋にも帰らない
彼の父親が、必死に探してるのを目の当たりにしてる
「うちの息子はどこに行ったか知ってますか・」
「いやあ、僕は知らない。〇〇君なら知ってるかも」
「その〇〇君から、貴方の名前を聞いたんです」
あちゃ~~~
責任逃れで俺に押し付けるなよな
実際は、何処にいるか知ってた
高校時代の同級生の女の子と一緒
いやいや、おいらが女を教えたわけではない
おいらが教えたのは、パチンコと麻雀だけ
もっとも、その麻雀とパチンコに夢中だったけど
彼は、その時の彼女と19歳から同棲・結婚
そして現在に至る
まあ、馬鹿な事をしてたなあ
僕らが出会わなければ・・・彼は一流企業に入ってたか
でも、その人生が充実していたかどうか知らん
かれも、決して後悔してるとは思わない
目先の出世より、生涯の友達と交友を深める
それを選ぶだろう
もっとも、彼の就職先は教員
奥さんも教員となってるから、間違ってはいないだろうけど
去年だったか、野球を見に行ったとき
「おい、お前の息子は親父を反面教師にしてるぞ
30代でまだ独身だろ?
親父は10代で女体の神秘におぼれていた
息子は偉い」
「いや、あいつは奥手なんだ」
彼の子供は関西の名門大学・R大学の準教授
あいつも、嫁さんの顔を見たかっただろうになあ
13人で始まった僕らの仲間
これで2人死んでる
これから先は多くなるだろうなあ
天才2人は体中にガタが来てる
がんの手術をした奴もいる
まあ・・・・・
わしの寿命は、あと5年か?
あと5年で、親父の死んだ年に達する
その先は・・・・見透せないよなあ
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