**唯我毒尊**

短編集(3


短編集3


第一話「もみあげ」


これは僕が中学のときの話です。

僕は髪を切りに行き付けの床屋に行きました。

ご主人「いらっしゃい、いつもどうりですね?」

 僕 「あ、お願いします。」

いつもどうりの会話であった。

僕の隣にはもう一人客がいて(仮にA君)

うーん、そーだな、僕より少し年上でインパクトの

ある顔だったのを覚えています。

その床屋はご主人と奥さんが経営しているので、

そのときは奥さんが僕を、ご主人がA君を担当して

髪をカットしてました。

その時だった。

ご主人「もみあげはどうしますか?」

A君 「えーと・・・・・もみあげてください。」

ご主人「へ??」

僕は耳を疑うと同時にすさまじい笑いがこみ上げてきた。

ここで笑ったら失礼にあたる・・・なんせ年上だし・・・。

僕の心の中はすでに笑いの渦であった。

我慢。我慢。





第二話「抱いて?」



弟夫婦の4歳の女の子を連れて散歩していた時の話

交差点で信号待ちをしているときいきなり

「ねぇ~だいてぇ~」

と言った。

「抱っこして」だろ?周りの人の視線があつかった。





第三話「おまえかよぉお」



私はある洋服屋さんでバイトしてるんですが、

(といっても作業服やら下着やら肌着やらいろいろあるところ)

ある時40歳代くらいのきっちりしたおじさんが来たんですね。

で、なにやらTバックの下着や女性ものの肌着を選んだんです。

まぁそういうことはよくあることなんで気にもとめなかったんですが。

レジで精算が終わったあと

「着ていってもいいですか?」

っておまえかよぉぉぉおおおーーー!!!

人は見かけによらないなぁ。


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