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2005.10.09
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テーマ: 韓国!(17182)
カテゴリ: こりあ
私は大学時代に1年半ほど韓国に滞在していました。


なぜ韓国なのか・・・。
大きく言えば、韓国の「今」を実際に見たかったから。

詳しく言えば、日韓の歴史や今も解決されないままの在日コリアンや従軍慰安婦の問題について考えすぎて、行き詰っていたから。
韓国との歴史を考えるとなぜか悪いことばかりが思い浮かびますが、実際には友好的なお付き合いをしていた歴史のほうが断然長いんですよね。
韓国側から見た歴史も知りたいと思っていました。
とにかく、いくら考えても答えが出なくて(当たり前ですが)、過去のことを学ぶのに疲れてきたので、それなら今の韓国の人たちや文化を見てこよう!と。

一番の理由は、高校時代を英語科で英語漬けの日々を過ごすうちに、アメリカやヨーロッパなど遠い国ばかりを夢見ていることに疑問を感じるようになり、もっと足元のアジア諸国や日本を知る必要があると感じていたから、かもしれません。



ちょうどその頃に交換留学協定が結ばれ、運よく国費留学生として派遣されることになったのでした。


そうして、韓国に旅立ちました。

留学協定が結ばれたばかりで、受け入れ大学にとっては私が初めての留学生。
なんとなく不安です・・・

韓国で暮らした最初の1~2ヶ月は、土地に慣れるため、そして韓国の生活文化をより理解するためにホームステイをしていました。
ステイ先は、私と同い年で日本語教師になるために勉強している女の子とそのご両親、社会人のお兄さんと中学生の妹がいる5人家族のうちでした。

ルームメイトのスジンは、韓国での暮らしにまだ慣れない私に韓国語を教えてくれたり、いろいろ案内してくれたり、友人を紹介してくれたり、とてもよくしてくれましたが、いつもいざこざが絶えませんでした。

一生懸命日本語や日本の文化を勉強している彼女でした。
日本人が大好きで、まだ行ったことのない日本にあこがれも強かったようです。

ちょくちょく小さいなケンカはしていましたが、もうこれ以上は一緒に暮らせないとお互いに感じた日、彼女は私にこう言いました。
「あなたは日本人じゃない!」


彼女はきっと「日本人」が来ることをとても楽しみにしていたのだ、
でも来たのは私だった、
ごく一般的な日本人の私だった、
けれど、彼女にとって私は「優しくて礼儀正しい日本人」ではなかったんだと。

「私」をもう少し受け入れてほしかったな。。


「日本人」と友だちになりたい、と思っているのでしょう。
でも、こういう付き合いは長続きしませんでした。


私も気をつけなければならないと思いました。
いつの間にか人を枠にはめて見ていないだろうか、
その人自身を見ているだろうか。

外見や先入観にとらわれずに人を見る目を持っていたいです。


韓国留学体験記、まだまだ続きます。
さて、次はどこに引っ越したのでしょうか。
不安的中?で、様々なできごとが起こった1年間でした。





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Last updated  2005.11.12 21:23:51
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