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2006.08.13
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カテゴリ: その他



8月7日~10日の3泊4日間、「こどもの里」サマーキャンプの付き添いで
滋賀にある深山キャンプ場へ行ってきました。

山の澄んだ空気、朝の冷気、川のせせらぎ・・・
田舎で暮らしている私には日常の風景のようでも、日々同じということは決してなく
見るたびに新たな感動をくれる自然の姿。

大阪の子ども達は、もっともっと新鮮に感じたことでしょう。
特に障害のある子達は、ゆっくりと自分のペースで川と親しみ
自然と戯れることができた4日間だったのではないでしょうか。


キャンプの様子については、こちら→ 「こどもの里」ブログ
私は忙しくって、写真を撮る時間がぜ~んぜんっありませんでした。。



さて、今回のキャンプ
私は去年に引き続き、食事係として参加しました。
ところが当日知らされたのですが、なんと私、コック長になっていました~^^;

勤まるかなあ・・・
まあ、なんとかなるよね~・・・と、ちょっと不安もありながらのスタートです。


食事係の他のメンバーに「トマトのへたってどうやってとるんですか~?」と聞かれたときは
さすがにちょっぴり気が遠くなりましたが^^;
だって、子ども46人&大人20人分を3人で作るんだから。

でも、料理でも何でもゆっくりやってみながら覚えるしかないよね~と、気長にやりました。
保育士を目指している若い学生さんだったので、ぜひ料理も好きになってほしいです~




キャンプの定番のカレーに
子どもたちからのリクエストのハンバーグ(これがタイヘンだった!)
囲炉裏では石狩鍋をしたり、シシャモを焼いたり
他に、豚汁やそうめん、オープンサンドなどなど


作るのに時間がかかって、プログラムが押してしまうこともあったけれど



それにしても、睡眠時間は毎日3時間ほど
座っている時間は一日30分ほど
早朝から深夜までキッチンにこもって、食事の支度から片づけまで休みなくしていました。

おかげで、キャンプの様子は正直よく分かりません^^;

けれど、食事というキャンプに欠かせない、そして命に欠かせない
とっても大事な部分を担当させてもらって
私としてはとても充実した時間を過ごせました!



今回は、食事以外にも私の役割があって
朝の体操とクラフトも担当しました。

体操は、定期購読しているクレヨンハウスの育児雑誌『クーヨン』を参考に
ヨガや体を使った遊びなどを取り入れたものをやりました。
小さい子もできるような簡単なものでしたが、大きい子も意外に楽しんでくれて
朝の眠たい雰囲気を少しは和やかなものにすることができたかなあ・・・と思います。

クラフトも同じく『クーヨン』から、シュタイナー教育をされている
としくらえみさんの連載中にあった「ボート作り」をしました。
これが好評で、子どもたちはそれぞれに工夫を凝らしたものを作っては
川で浮かばせて遊んでいました。

他にも、落ち葉に絵の具を塗って、和紙にスタンプのように押したり
玉ねぎの皮やブドウの皮で草木染をしたりしました。
できた作品はどれも素敵だったのですが、ザンネンながら写真がありません。
ほんっとに忙しかったんです・・・



キャンプ中のココロはというと・・・
普段はいつでも甘えさせてくれ相手をしてくれる母親が
食事作りに忙しくて、かまってくれないので
「もうやめて~~~」
「火とめてーーー」
「だっこしてよ~!!!」と泣き叫んでいました。

私が参加したくて、ココロも道連れにしているキャンプなので
私自身、ココロには、しんどい思いをさせていることはよく分かっています。
だから手の空いた時はできるだけ抱っこしたり、一緒に川で遊んだりしました。
機嫌がいいときは、私がいなくても他の子と一緒に走り回っていたけれど。


でもね、ココロがこんなふうに「言葉と涙」で自己主張するようになったのは
おっぱいにバイバイしてからなんです。
ココロの中で何かが変わって、成長したのでしょうか・・・
赤ちゃんの頃から、泣いて訴えるということはほとんどしたことがないので
‘ココロが泣く’のは私にとっては新鮮なことなんです。
だからね、泣いている姿も可愛いからずっと見ていたい!なんて思ってしまう
いじわるな母です。

いやいや、ちゃんと仕事がひと段落したときには「待っててくれてありがとう~」と
よしよししましたよ^^



ココロのそんな様子を見て、ある人が
「親をそんなに求めるってすごいなあ・・・」と言ったんです。
うん、そうだなあ・・・

「こどもの里」の子どもたちの中には、親がいない子もいるし、いても会えない子もいる。
特にもう大きい子は、表面的には親を求めて泣いたりはしないけど
でも心の中では同じように求めているんだろうか・・・
そんな子どもの思いを親は分かっているんだろうか・・・
親はそれほど子どもを求めているだろうか・・・
料理って意外と単純作業が多いので、
そんな答えの出ないようなことを、ついぐるぐる考えてしまいます。

キャンプ中に精神的に不安定な子どもたちは
キャンプ前に親との関係が不安定だった子がほとんど。
子どもってそれほど親の影響を受けている。
子どもの背景を知らなければ、ただの甘えやわがままだと捉えられてしまうことがあるけれど
知れば納得がいく。

子どもの見えない想いを感じ、そのすべてを受け止めながら接していく姿勢を
子どもから教えてもらっています。


こんなふうに、それぞれの子どもたちの胸のうちに思いを馳せながら
大好きな料理を思いっきり楽しめた4日間でした♪




オリエンテーリングや野外料理、ゲーム大会などで優勝したグループへの賞
それから、頑張った個人へ贈られるナイスキャンパー賞
(今年は小さい子の面倒も見ながらグループをうまくまとめた高校生数人に贈られました!)
それに、大人から子どもへ子どもから大人へ、キャンパー一人ひとりに賞が贈られます。

私とココロももちろんもらいました!



私は「おいしいおいしいごはんをつくってくれました。
   どれもほんとうにおいしかったです。
   そんなあなたにはナイスコック長をあげま賞」



ココロは「あなたはコック長の優秀な助手をりっぱにつとめてくれました。
     それにあなたのえがおはみんなを幸せにしてくれたで賞」でした♪



表彰式は、キャンプの中で毎年最も感動する瞬間です。
キャンプ中に誰でもいくつかはきらきらと輝く瞬間があるのです。
その瞬間を大人が見逃さず、しっかり胸に刻んでいる。
そして子どもも、大人のそういう面をきちんと見ている。
それが最後にこんなふうに賞になって贈られるのです。

一人ひとり名前が呼ばれ、みんなの前に立ち
「○○賞」を読み上げてもらいます。
それそれが大事にされている瞬間。
このときだけは、みんなじっと静かにして、賞を読む人の声を聞いている。
そして表彰状を受けとるときの子どもたちは
嬉しさと喜びと照れといろんな感情が混ざったなんとも言えない表情をしています。

ココロもこのときだけは、自分が主役なんだと分かったようで
私の手を離し、一人でしっかりと、少し大人びた顔で表彰状を受けとっていました。

こうやって、一人ひとりの素晴らしかった部分を表彰状として
みんなの前で発表してもらえるって、本当に素敵だと思います。
きっと毎年一枚ずつ、子どもたちの大切な宝物として残っていくことでしょうね。






実は、今週末からまた別の合宿で神奈川へ3日間行きます。
今度は 自然育児友の会 という母乳育児や自然な子育てを楽しむ家族が集うNPOの母子合宿で
関東を中心に全国から母子合わせて70名ほどが集まります。
今まで向き合うことを避けてきた、自分を深く知るようなプログラムが組まれています。
ここでも新たな素晴らしい出会いがあるかな^^
楽しみです★☆



なので、次回の日記更新は約1週間後になります。
皆様もすばらしい夏をお過ごしくださいね^^





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Last updated  2006.08.14 09:49:55
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