なちゅらるに生きよう

「おひさしぶり～」と私。

「・・・そうだね」と照れながら答える息子。

２週間ぶりに会いました。

・・・・オフ会の前に息子とは意見の対立があり

息子はその日から　友達の家に泊まるって宣言して

２週間　自分の思ったとおりの行動をしておりました。

「もう大事なことは相談しません」ってメールしてきて

ず～っと外泊。

いい歳した大人なんだから　別に心配はしなかったけれども

息子に言われた一言が　心に突き刺さり

自分の考え方が本当に良かったのか　かなり悩んだ。

私は自分の子育てを　『正しい』とは思わないタイプ。

世の中には　初めての子育てでも

自信に満ちた子育てする人もいるけど

私は自分の子育てを何度も何度も振り返って　

迷ったり　悩んだり　試行錯誤しながら進んでくるしかなかった。

息子は『生まれた時から反抗期。』

ってキャッチフレーズなんですよね。(^_^;)

やんちゃで　学力はあるけども「普通」が嫌い。

ものすごい個性的で　感受性が強い。　

すんなりと子育てしてきた年はない・・・・と思う。

息子のことでは　たくさん悩んだし　本も読んだし

教育関係の友達やら　専門家にも相談したし　

人よりたくさんの経験も積ませた。

それでも　人並みとか普通はイヤだという。

「死別して妹２人いれば　普通なら　家族やばななさんのことを

考えて進路も決めるでしょ。」

って普通の方は考えますけども

そんな風に考えるわけがない！っていうのが息子。

息子には「普通」は禁句。

言えば言うほど　「普通」より　とお～くに行ってしまう。

子どもって　どこまでが手助けしていけばいいのか？

その時期も　手助けの質も人それぞれだと思う。

長女への援助の方法と　長男への援助ではまったく違うし。

思いっきり突き放すことも時には必要。

普通の事をすんなりこなせる人もいれば

自分の中のこだわりがあって　

当たり前のように思えることも　考えすぎて行動できない人もいる。

生きていくのに　人と違う道を歩くならば

それなりの覚悟がなければ　道を外れただけより厳しい人生になる。

人と同じ道を歩いてきた親が　道を外れて遠回りする辛さなんて

半分もわかるはずないから　安易な選択は絶対に勧めなかった。

遠回りしてもいいけども　それは自分で長く曲がりくねった道を行くことで

決して楽ではないから　精神力が強くないと厳しいってこと。

黙って見守る。

っていうのは　とても良いことに聞こえるけども

経験の少ない上に、情報量の少ない子どもには

それは本当に良いことなのか？

・・・って私は思っているから

人生経験のある親の意見　率直な意見は絶対に伝えたかった。

今回は体験研修OJTのアドバイスだけして電話もせず。

それでも２週間は　それが良かったのか　

自分の言動を何度も振り返って　すごく考えました。

オフ会では　たぶん夫が生きていたら私に言ったであろうセリフを

ある方に言われて　ストンと心の中に言葉が落ちてきました。

・・・・それで一週間。

実際に希望していた会社に入って　先輩と仕事を一緒にしたり

上司とマンツーマンで座学したり　想像していたことと違うことも

たくさん見てきたり　聞いてきたようです。

久しぶりに会って、「おかんの言ってたこと　なんとなくわかった」

ってポツリとつぶやいてました。

社会に出て働くって　キレイごとじゃないってことも

求人広告ってのも　実際はその通りにはいかない！

アルバイトとは　同じ働いてても意味が違うってことも

 やってみてわかったことだから　よかったと思う。

 私の言うとおりに　違う進路にしていれば　気づかなかったことだし。

「人生に無駄なことはない。」

っていうのも息子が回り道して体得したことらしいですわ。(^_^;)

久しぶりに機嫌良く　娘と息子と夕飯食べて　おしゃべりして

コタツでくつろいでましたけど　そんな時間もあと少しでしょう。