古田捕手のスゴイところ

3月10日のオープン戦。ダイエー相手に見事に勝利。スワローズは今のところ1回しか負けていないので、このままの勢いでシーズンに入って欲しいなと思います。先発は期待のルーキー川島投手でしたが、5回を8安打されながらも3失点と粘りのピッチング、先発で使えるめどが立ちました。その川島投手をリードしたのが古田捕手。川島投手は普段はおとなしい投手と見受けますが、いざマウンドに立つと人が変わったかのように強気のピッチングを展開、それでいてコントロールがいいので将来のスワローズのエースとして期待大です。その川島投手が初回デッドボールを与えたのをきっかけに古田捕手は外角中心の配球に切り替えたところ、それが良かったところもあれば悪かったところもありの内容でした。でも古田捕手はこの配球をきっかけに外角だけでは打たれることを川島投手に教えていたところがスゴイです。それでも粘って3点に抑えた川島投手のコントロールも立派でした。もっとも5回まで8安打3失点の投手をローテーションの上位を任せざるを得ない投手事情も悲しいところではありますけども(汗)そんな投手陣を支えているのがやはり古田捕手のリード、カリスマ性だと思います。古田捕手の投手が抱く信頼度は多分世界一と言っても過言では無いでしょう。彼の言うとおりに投げれば打たれないというのがある意味催眠術になっているのかもしれません。昨年突然出てきてスワローズの救世主になった石堂投手ですが、確かあれは巨人戦だったか。初めて見たときはストレートは大して早くないし、(Maxで135~140といったところか?)変化球も突出したものも無いし、あえて言えばカーブがあるかなと言った投手です。何でもストレートが微妙に動くので打ちにくいらしいですが、そんな投手が4勝できたのは古田捕手のリードも貢献していると思います。今年の石堂投手は初めてTVで見た感じはあまりいい出来ではありませんでしたが、古田捕手のリードの下で今年も活躍してくれる事を願っています。その古田捕手は投手に対して、どんどん自分のサインに首を振って欲しいとの事。首を振ることで自分のピッチングに責任を持ち、それで打たれてもその投手の成長に繋がるからという理由だそうです。なるほど納得。出来るだけ長く現役でプレーして欲しいと願っていますが、その彼の後継者がいまいち育ってくれないのがスワローズの悩みの種でしょうか?それほど古田捕手は偉大だと言う事が伺えます。
Profile
1965年8月6日生まれ。今年で何と39歳です。
通算で打率2割9分6厘、165本塁打814打点。打者としても勝負強く、3番~5番も任せられます。(通算成績は2002年まで。公式サイト参照)
日本シリーズでは2回のMVP,ゴールデングラブ、ベストナイン受賞多数など輝かしい実績は日本一の捕手としてふさわしいと思います。
その他1991年に捕手としては野村監督以来の首位打者、オールスターではサイクルヒットも達成した事もあります。



© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: