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2025.10.15
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カテゴリ: 日々のつれづれ


善光寺には戒壇巡りの他に
極楽浄土行きを約束するシステム?
があります
お正月と前立て本尊の御開帳期間に
行われる御印文頂戴
(ごいんもんちょうだい)という儀式で
善光寺如来の分身といわれる三判の宝印
(まあハンコです)を額に押してもらうと
極楽浄土行きが約束されます
私は前回の御開帳の時に押してもらったので
今後闇バイトしようが裏金もらおうが
極楽域間違いなしだ(そういう訳では
ないと思う)

この御印文は「お血脈のご印」とも呼ばれ
「お血脈」という古典落語にもなっています
話が短いため寄席では割と多くかかるそう
なので聞いたことある人も多いのでは

また噺家によっていろいろ独自のギャグ
(くすぐりといいます)が入るのも見所
お話は秘仏が中国から渡来して善光寺に
納められるまでの縁起から始まりますが
直接話に関係ないので省略されることも

「お血脈のご印」を頂ければ誰でも極楽へ
行けるという話が広まり、人々はこぞって
善光寺に参拝
そのため地獄に落ちる亡者がめっきり
減ってしまい、地獄は不景気に
焦熱地獄は薪が買えないので涼しくなり
針の山も血の池も売り飛ばされる有様
この辺の地獄の描写は噺家の腕の見せ所
エンマ大王は鬼を集めて会議
いっそご印を盗み取ってしまおうと
いう話になります(鬼灯サマが無表情で
提案して大王が鬼灯クンそりゃまずいよ~
とかいう絵ヅラが目に浮かぶ)
提案は可決されます(エンマ大王が
悪事を働いていいのかW)

そこは何しろ地獄なので盗人には
事欠きません
その人選も噺家の盛り上げどころ
最終的に石川五右衛門が選ばれ
釜風呂につかっていた五右衛門を
現世に復活させます

善光寺に忍び込んだ五右衛門
見事ご印を盗み出したまでは
良かったが、そこは芝居気のある泥棒だから
歌舞伎のごとく大見栄を切り
「ちゃちゃ~有り難てえやい!
これさえありゃあ大願成就!」とご印を
額に押し頂いたものだから
そのまま極楽へ行ってしまった
おあとがよろしいようで





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最終更新日  2025.10.15 06:53:44
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