Travel & Stationery

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バリ/5日目


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5日目【2005,1,10(月)】



キキちゃんとマンディちゃん



今日は夜の便で日本に帰る。
でも夕方まで時間があるのでゆっくり過ごそうということで、まずはホテルから歩いてすぐのビーチへ散歩にでかける。
貝殻を拾っていると、日本語で 「マッサージどう?」「ネックレスは?」「三つ編みは?」 といいながらおばちゃん達が近づいてきた。
「マッサージもネックレスも三つ編みもいらないよ。」といって子どもと貝殻集めに熱中。
すると、おばちゃんも貝殻集めを手伝ってくれる。
一人のおばちゃんの名前はキキちゃん。
かぶった帽子にもそう日本語で書いてある。
もう一人はマンディちゃん。二人とも年の頃は70ぐらいかな?
年配のおばさんに「ちゃん」づけもないんだけど、本人が自分でそう呼ぶのだからまあよいことにしよう。
おばちゃん達と楽しくお話することしばし。
このビーチでの物売り20年のベテランだということだ。
ライセンスを持った人しか商売できず、しっかりエリアも決まっているらしい。

おばちゃんの売りたがっているネックレスは特に欲しいものではないけど、このひと時の記念に一つぐらい買ってもいいかな。という気持ちになって、試しに「これはいくら?」と聞いてみる。
すると、さっきまで離れたところにいた他のおばちゃん達が我も我もとやってきて、あっという間に取り囲まれてしまう。
あらら~、まいったなあ。
キキちゃんのいうところによれば、 ブレスレット一つ1000円
ひぇ~、ちょっと高くつけるにもほどがあるんじゃない?
ビーズで作ったもので、どうみても子供用。日本で買ってもせいぜい200円ぐらいの代物だよ。
「日本人優しいからみんな買ってくれるね。」だって。
「お金ないよ~。3000ルピアしかないけどこれでどう?」
というと、 「3000ルピアは、日本円で50円ね。バリじゃ何にも買えないよ。」 ときた。
日本語も達者ながら、日本円への換算の早さにもびっくり。
私なんてそんな即座に換算できないよ。
あーでもない、こーでもないと延々やりとりをした挙句、結局マンディちゃんからネックレス2本とブレスレット2つを4ドルと300円で買ったのでした。
日本円もルピアも細かいお金があまりなかったのでごちゃ混ぜです・・。

今までは、向こうから近づいてくる物売りは全く相手にしないことが多かったけど、今回はなんだか楽しかったな。
これもまた貴重な思い出です。

あとは、ホテルのプールでのんびり。
子ども達が浮き輪に入って二人遊んでくれたので、私はデッキチェアに寝そべって村山由佳さんの『翼』読破できました。
こちらも読みがいのある本で充実感。

旅もそろそろ終わりに近づきました。
夕陽の見える浜辺のレストラン

さて、お昼は何にしようかと考え、やっぱり屋台に行ってみようよと持ちかける。 本当はナイトマーケットに行きたかったが、ランチタイムはやっていないし、実際問題として屋台は子どもには多少不安もあるので、どうしようかなとガイドブックとにらめっこ。
すると、「ショッピングセンターのフードコーナーで気軽に安心して屋台の味が楽しめる。」という一文を発見。そこへ行くことに。

地図で見るとそう遠くはなさそうだったので歩いて行ってみようと歩きだすが、途中顔見知りのホテルマンに「どこ行くの~?」と声をかけられる。
「クタスクエアだよ。歩いてどれくらい?」と聞くと、「歩くの遠いね。20分ぐらい。タクシー、あそこ。」といわれてしまう。
目的地まで1万5000ルピアぐらいらしい。
でも、ぶらぶら歩くのも面白そうだしと思って、少し海岸沿いを歩いてみるが、何分も歩かないうちに、「暑いよ~、お腹すいたよ~」という子ども達。
やっぱりタクシーに乗るしかないかと、道端に並んでいるタクシーの運転手へ値段交渉。
すると彼、「5万ルピーね。」ときた。
ええっ?あのホテルマンは1万5000っていったのに、3倍以上の値段をふっかけてくるとは!
1万5000じゃなきゃ絶対乗らない!と粘る。
彼も「3万5000!」「2万5000!」と粘っていたけど、結局1万5000で乗せてもらいました。
冷静に考えると、1万5000ルピアは日本円で210円ぐらい。5万ルピアは700円ぐらい。
そんなにムキになる額でもないんだけどね。
でも、こういう交渉もたまには楽しい。

さて、クタスクエアに到着。
フードコートを探すが、こちらはわざわざ来たのに今ひとつパッととしなかった。
でも、スーパーや本屋さんなども同じビルに入っていたので、あちこち物色。 日本円をまた両替していろいろ買い物してしまった。

帰りもタクシー。
今度は別のタクシー運転手が4万5000と言ってきたが、交渉の末2万ルピアで乗った。
彼の「今日は暑いから2万でいいでしょ?」という言葉に「まあいいか~。」という気になって。
日本じゃどう考えても通らない理屈だけど、ここは日本じゃないしね。

部屋に戻って荷造り。
いよいよバリともお別れだ。

現地ツアー会社の人が空港まで送ってくれるのだけど、担当者のガマさんが昨夜電話で、「空港に行く前に、夕陽の見えるシーフードレストランで夕飯を食べるというのはどうですか?」と聞いてきたので、しばし迷った末連れて行ってもらうことにしたため、予定より少し早くホテルをチェックアウト。
普通はまっすぐ空港まで送るだけなのに、そんなアレンジもしてくれるのね。

着いたところはジランバンカフェ。
その日にとれた新鮮なシーフードをバーベキューにして、ビーチに並んだテーブルで食べるのだ。
テーブルに着く前に食べたいシーフードを選び、グリルで焼いてもらう。
燃料はなんと椰子の実というところが南国らしいね。
テーブルの上にはキャンドルが灯され、夕陽を見ながらの食事は雰囲気抜群!
幸せなひと時でありました。
加えてガマさんのいろんなところでの気遣いがよかった。
帰りに空港で、「今度いらっしゃった時には我が家に招待します。是非また来てください。」なんて言葉も。
職業柄のリップサービスだとは思うけど、それでも嬉しかったな。

今回のバリは、もちろん海もよかったけど、それ以上に現地の人たちとあれこれ話ができたことが自分にとって大きな宝です。
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