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遊悠白書 GON
佐渡で見た!よか島酒とよか酒人
いやー。寒い。
うん。寒い。
新幹線も不通だったため、高速バスにゆられること5時間半。
新潟市内に到着。
都会で「寒い寒い」といつも文句をいっていたわし。おおいに反省。
だって、本当に寒いという感じじゃなかったんだもんな。
底から冷える。
雪が舞うのはまだいい。
晴れていて、風があると、ここは凍る。
そんななかを皆様元気に動かれる。脱帽。
佐渡汽船に乗り込んでさらに1時間。
新潟沖合にある佐渡島。
今年はいろいろ騒がれた島であるが、やはりこの時期、人もまばらで、帰省する人で船は賑わっていた。
今回の目的は佐渡の蔵元めぐり。
『金鶴』の加藤酒造、『黄金波』など様々な商品で注目あびる北雪酒造、そして・・・エールフランスなどで機内試飲できる『真名鶴』の尾畑酒造にお邪魔した。
年末の忙しい中、みなさん、顔をヒクヒク?させながら迎えてくれたのはいうまでもない。m(。≧Д≦。)mm(。≧Д≦。)m
『金鶴』は佐渡の6蔵元のなかでも比較的柔らかいお酒。なのにふくらみがあり、口に含んだときの触感がとても◎。そしてどこか・・・芯があるという感じだろうか。
杜氏の池田さんは「もう少し芯のあるやわらかい酒を作りたいんだけどね。試行錯誤中」といっていた。
この池田さん。ほんとシャイ。それにならってか他の蔵子さんもさらにシャイ。蔵元はハッスル元気なお方なのだが、写真となると途端にシャイになる。だから、ここはシャイお蔵なのだ。
自「写真とらせてくださいよ」
蔵「イラストでいいよ」
自「へのへのもへじになっちゃいますよ」
蔵「せめてドラえもんにしてくれ」
お茶目εε(*▼ω▼)ノすぎるうううう。
その夜は加藤酒造の蔵元のおごり♪でおいしいお寿司屋さんに連れていってもらった。(代行代もありがとうでやんす)
今の時期は寒ブリ(佐渡では冬至ぶりという)が最高の時期。
口にふくむとあぶらがじわわわわわあああああん・・・と広がる。トロなんて目じゃない。魚の王者はブリだああああ!と叫びたい。(叫んだけど)
刺身やお寿司、いか素麺などを肴に、加藤酒造の生酒、濁り酒、吟醸を呑ませてもらった。
特にお!うまいと感動したのは濁り酒。
いまだ醗酵しているため、お腹のなかで再醗酵?ということはないけれども、呑みやすい。炭酸のような雰囲気なのに、ガスはなく、ツィーツィと口にはいる。クイクイいくと酔うぞおおお(酔った)┗(^▽^*おいっしゅ~♪┗(^▽^*おいっしゅ~♪
蔵元も杜氏もこだわりはとにかく水だという。
「おいしい水。佐渡のなかでも名水と呼ばれるものを探しまわって、今の場を見つけることができた。でももっと探すぞおおお」という。
蔵のなかにある井戸は3つ。みせてもらうとほんのり青みかかったきれいな澄んだ水だ。のぞいているとひきこまれそうなくらい。サファイアのような美しさ・・・・。
軟水だということがよーくわかる。
『金鶴』のやわらかさ、やさしさ、そして芯のよさのひとつのキーポイントはこの水にあるのだろう。
詳しくは新本にて・・・密かに告知中。(きゃー商売人(;^ω^A )
26日は佐渡南にある北雪酒造へ。
去年もお世話になり、訪れること2回目。
ここの専務がまた面白い。
いや、専務だけでなく、社長も面白い。
この二人、まさに漫才しているのだから・・・。
社長はとにかくなんでも拾ってくる。骨董から子犬、あげくにタンクまで。
誰かが「これ、いる人いない?」というもんなら、「俺がもらう」と拾ってくる。そして専務に後を任すのだという。
蔵を訪れたとき、犬が一匹増えていた。
聞くと一昨日、社長が知り合いからもらってきたのだという。
大きなゴールデンいるのに。
柴犬1匹。新しい北雪の顔ができたようだ。
ここは粕取り焼酎もつくっていることで、以前訪れたが、
今回は米焼酎が完成したと聞き、やってきた。
ワクワクしながら呑ませてもらう。
『金の雫』となづけられ米焼酎。金粉入りの豪華絢爛。しかも35度は飲み口よく、しかも後味すっきり。
ソムリエの田崎さんも大きくうなずいたとか。限定酒ということなので、かなーり来年が愉しみ。早速予約をいれたいが、来年にならないとダメだから、それまでおあずけ。(´⊆`*)ゞテヘヘ
『さあ°』という30度のハナタレもある。この商品名、すぐに読めた人、あなた・・・に5点。
ハナタレのわりにはガスくさくもない。米だからなのか、造りからに秘密があるのか。
今回はガラスタンクの酒もいろいろ見せてもらった。
ガラスタンク?と目をむく人もいるだろう。
それは・・・新刊にて。ふふふ。かなーり引っ張りまする(;^ω^A )
9時半にお邪魔して、蔵を後にしたのは4時前。半日蔵の中で呑んでしゃべって、遊んで?ました。(仕事にきているのか?)
27日。佐渡にきて、雪がちらつく日。晴れ人間としてはこわごわ運転しながら尾畑酒造へ。佐渡、真名地区はアルコール共和国といわれ、その総本山というべき蔵元。
ここの杜氏は若い。お会いできなかった・・・。逃げた?逃げられた?かっこいいんだぞおおおお。そして蔵元も若い。かっこいい。でも結婚しているのだ。お!と思った方、残念!!また嫁様もかわいい。
ちょうど蔵をお邪魔していたとき、大掃除のまっさい中。
蔵奥では杉玉の作成もしていたので、それも見学。(滅多に見られない新しい杉玉作成)
ちょっとの時間・・・島酒、日本酒としての本音を聞くことができた。
蔵元「日本酒って、本当はいろんな料理に合う。それを我々がきちんと伝えなかったから、多くの人が日本酒=肴としか思わなくなった。それって我々の怠慢だったと思うんです(中略)日本人のミーハー度を利用した方法で私達、蔵元は今後の酒世界をつくっていかないといけないですね。そして世界三大酒のひとつに選ばれている日本酒の位置をしっかり固めていかないと。先は長いけれど、やりがいはあります」
かっこよすぎる。
尾畑酒造さん、実はいろいろ外国に仕掛けていて、注目あびている存在でもあるのだ。
さあ、どうする?
我々日本人より先に外国人がそのすばらしさをみつけてしまったら・・・わしは思う。
恥ずかしいと。
と・・・そんなこんなで蔵3つまわって・・・
(残り3つはまた次に来るときのためのおとりおき(∩。∩;)ゞテレテレ・・・)
持ち帰った酒数・・・10本。
わしのダイニング、酒蔵です。
いつ呑もうかな。
外に出していない酒も手にいれました。
さあ、うちで酒パーティやりまするか。
来る?来る?
来年だけどね♪
(手ぶら厳禁・・・だび)(* ̄σー ̄)ゞヘヘ♪(* ̄σー ̄)ゞヘヘ♪
<佐渡酒人>
2004年12月27日
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