遊悠白書 GON

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壱岐のイカの最期の抵抗の巻

望郷の念で海に戻りたいヤツは飛ぶ!? 壱岐のイカの最期の抵抗の巻

飛ぶイカ


ある漁師がラジオでこう言いました。 「壱岐のイカって飛ぶんだよ」 と。この言葉にわしは当たり前じゃんと思ってた。海の中で飛んでるやん……。
でもでも・・・実際、確かにイカは勢いよく飛んでいました。飛んでいるというより・・・廻っていたといったほうが正しいのだろうか。

長崎県壱岐市。
かつて魏志倭人伝でいきの国として記載されたこの島は風光明媚でそれ以上に海の幸に恵まれている。司馬遼太郎の『街道を行く』でも紹介され、多くの旅人が憧れた地のひとつだ。そんなわしも司馬遼に憧れて上陸。なりきり司馬遼とでも読んでもらおうか。(別ルートから酒目当てという声も聞こえてきそうだ)
如月のとある晴れた日。壱岐の勝本地区の朝市に出かけた。壱岐で対馬よりの先端にある場所だ。入り江には漁から戻った多くの漁船が次の出航までのひとときを優雅に就寝してる。そんな様子を見てるとわしもグーグー……。
ちゃうちゃう!寝たらアカン。そこで目にしたのが、堤防いっぱいに干されたイカイカイカの群れ。まるで白い旗のように風になびくその様子は、猫でなくても飲兵衛オヤジでなくても、お腹がグーとホルンの音を鳴らし、口の中は生つばの大洪水でごっくんごっくん状態に。
まっ白なイカ旗の中をそわそわと歩いてるとニャ……(もう猫化はじめたわし)、奇妙な機械が一台、くるくるとまわっておった。
(実際は冬はまわしません。それは何故でしょう。答えは来月まで!しばし待て)
そいつはイカをいくつもぶら下げてウィーンという機械音とともにくるくるまわる。そう、まるでフィギアスケートのスピンのように。この姿は安藤美姫ちゃんよりも優雅で回転率も完璧。一旦回り始めると止まらない。きっとテクニカル部門で満点のはずだから……金メダルは間違いなし?(芸術点はどうだろうか)そのスピンのおかげでイカのしぶきがあちこちに飛びちる。いい出汁でてるねええええ。白いおまんまを持ってご飯にしたい……と思っているとビュンと白い物体が目の前を横切った。わしの目の前にイカが飛んだ瞬間だった。

「壱岐のイカって飛ぶんだよ」  といった漁師の言葉。
思い出しました。
漁師さん。疑ってごめんなさい。

ちなみに天日で干すイカよりくるくる回すと、2,3時間で乾くそうな。飛んだイカは鳶やカモメが手ぐすねひいて待ってるので、とられる前に口でキャッチしておきたいねえええ。その様子はイカがなものか……。すでに猫化。

すみいか 120g ・・・・・ご飯のお供に料理の味のアクセント?にすみいか使えば・・・酒もすすむ・・・って・・・これじゃあああああ呑兵衛ですから!!

島茶漬け(鯛茶漬け)/十人前 ・・・・壱岐の今一番の売れ筋NO1といえば、この島茶漬け。それぞれ小分けされ、一人前ずつになっているので、ひとり暮らしでも冷蔵庫の整理には大金星!もちろん、贈答用にもかなりセンスありの品と見た!


猿川まろまろ 25°900ml ・・・壱岐の島酒で今注目されている 猿川酒造の円円(まろまろ)。超音波熟成で作り出された、このお酒。実にまるくするりと呑めるよいお酒でやんす。これで悪酔いする人は・・・いないぞおお(たぶん)。その旨さの秘密は……また今度お教えしましょう。柱| ̄m ̄)

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