台詞も歌だった（笑）オペラ座の怪人
あらすじ：19世紀のパリ。オペラ座では、連日華やかなショーが繰り広げられる一方、怪人ファントムによる怪事件が起こっていた。若く美しいクリスティーヌは謎の男性「音楽の天使」からレッスンを受け、やがてオペラ座のプリマへと成長する。そんなクリスティームを愛するようになる謎の男性。彼こそ怪人ファントムだった。クリスティーヌの幼なじみラウルが彼女に結婚を申し込んだことを知ったファントムはクリスティーヌを地下洞窟へ案内し、自分と共に生きるよう願い出る。しかしクリスティーヌがファントムの素顔を知った瞬間、その運命は悲劇へと向かい始める……。
世界でも有名なお話しがついに10回、映画化されました。今回の見所はなんといっても衣装美術の豪華さ。スワロフスキーのクリスタルをつかったシャンデリアは小道具ではなく、芸術作品。さらに作曲はもちろんアンドリュー・ロイド＝ウェバー。そして脚本においてもアンドリュー・ロイド＝ウェバーと監督ジョエル・シュマッカーの合作。そのおかげですみずみまで感性豊かな仕上がりになりました。オペラ座の怪人は悲しくも美しい恋の物語。そのストーリーに忠実に表現するために若手の無垢で純粋な演技豊富な俳優陣が揃ったこの映画。どの主人公も魅力的で観客を最期まで惹きつけてやまない仕上がりになっています。この作品は2005年度冬の最高の映画のひとつといえるでしょう。＜ゴン評論＞
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