2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
全30件 (30件中 1-30件目)
1
♪餃子の美味しい、喫茶店。とかそういう歌の話ではなくて。この10月末はワタシの仕事場も取引先も、なぜだかたくさんの人が職場を離れました。そしてまた、抜けた穴を埋めるための面接が始まります。別れがあれば新しい出会いもあるわけで、次はどんな人が仲間になるのか楽しみです。まあしかし、インターネット業界の場合、半数くらいは同じ業界内に転職するわけで、神様の視点から見下ろせば「クラス替え」みたいなものかも知れません。そういえば、取引先K社を退職した松下(仮名)さんの名前を妙なところで発見。「もうネット業界はイヤだ、次は全然違う業界に行く」とか言ってたくせに、今日取引先の某インターネット会社からきたメールをよくみると「CC松下幸雄」としっかり。似たようなとこにいるんじゃないの。やたらとCCつけたがる会社ってあるもんなあ。きっと本人の意思と関係なくつけられちゃったんでしょう。携帯に電話してみようかな。新しい業界はいかがですか?なんて(イヂワル~)
2005年10月31日
コメント(0)
昨日ギフトのことを書いていて思い出したことがあって、最近友人からこんな電話をもらったんです。「たしかジブン(関西では二人称です)、ルアーとか釣具の通販ショップのクライアントあったやろ? オレのツレ(関西では友人のことです)でメチャクチャ釣り好きなヤツおるんやけど、最近家を新築したんやわ。それでお祝いに釣具をなんか贈ったろうと思うんやけど、オレ釣りとかよう分かれへんし、なんか選んでくれへんか?」うーん、いいけど。でも先方は「メチャクチャ釣り好き」なんでしょ?そんな人に、その人の得意ジャンルのものを贈るって、ワタシはちょっと(いやかなり)抵抗あるなあ。極端な例かも知れないけど、イチローにグラブを贈ろうとは思わないでしょう素人が。そういうことなんだけど。趣味でも仕事でも、その人なりのこだわりがある分野(とくに「道具」はそうでしょう)に、不案内な者が立ち入るべきじゃないと思うんです。もらう方の迷惑っていうのもあるだろうし。先方は「ありがとう」しか返事の選択肢がないからこそ、贈るほうは気を遣うべきじゃないかな。
2005年10月30日
コメント(2)
久しぶりに百貨店に行きました。主な目的は年末商戦の広告を売り込むための情報収集だったんですが、久しぶりに「販売の現場」に触れて、それなりの刺激を感じてきました。WEB広告屋の仕事の範囲ではないのですが、商品陳列にも感心したりがっかりしたり。いや、正直に言うとほとんどの商品の陳列にはがっかりでしたね。特にアパレル。見ていて欲しいという気にならないですから。百貨店で、ずっと前から何とかならないのかと思っているのが紳士服売り場のネクタイコーナー。どの店に行っても腰くらいの高さの陳列台に、端から端までずらずらずらっとありったけの(じゃないかも知れませんがとにかく大量の)商品を並べてあるじゃないですか。あれでは選ぶ前に疲れてしまいません? それと最近のはやりなのか、マネキンの胴体に5~10本くらいのネクタイをぐるぐる巻きにしたアーティスティックなディスプレイも何店かで見ました。なんだあれ? 止血にも使えるスグレモノのネクタイかと思いましたよ(冗談)。私だけかも知れませんが、たぶん男が「ネクタイを買おうかな」と思うのって、カッコイイ着こなしをしている実物の男性を見たときだと思うんですよ。ほとんどのビジネスマンはファッション雑誌なんて読まないですから、仕事場や電車の中でお洒落な男性を見て「あっ、ああいう色のタイとシャツの組合せもあるんだ」とか思ったら、帰りに百貨店に寄ろうかなとも考えます。百貨店内にそういう刺激があふれていればいいんですが・・・。店員全員にスタイリストをつけてもいいかも。それと、「ネクタイをギフトにいかがですか」みたいな売り方も見かけましたが、ああいうのってどうなのか。ネクタイを贈られて困ることってないですか?殿方の皆様。もらった以上は身につけないと悪いし、でもそれが自分の趣味とかけ離れたものだったら気持ちはうれしいけど有難くはないでしょう? 男性にそういうプレッシャーを与えることになるわけですから、女性の皆さん、ダンナや恋人にネクタイを贈るのはやめといたほうがいいすよ。センスの善し悪しは別にして、男のスーツ姿は本人が責任を持つものです。そうだ、「男の首元をオンナにさわらせるな」みたいなキャッチコピーはどうかな。「当店は女性から男性へのネクタイギフトは扱いません」とか、逆説的アプローチ。話題性あるでしょ。
2005年10月29日
コメント(4)
仕事から帰って風呂に入ってメールをチェックしていたら、クライアントから携帯に電話が入りました。時計を見ると12時過ぎています。用件はというと、明日期限の広告の入稿をもう一日待ってくれないかと。広告そのものはできていたんですが、記載する商品の価格が決まらないようでした。そりゃあワタシ的には待ってあげたいですけど、掲載するメディアが何と言うか。時間も時間だし、ダメもとでレップ(大手メディアの窓口のような会社)に電話したら、担当者はなんと会社にいました。「ああ舎路人さん、お世話になります」と、ごく普通に挨拶されてびっくり。事情を話すと何とか待ってもらえるよう話をつけてくれました。いやあ、話の分かる担当者で助かりました。ネット業界って、会社に泊まるなんて普通なんです。工場なら3交代でやるような勤務を一人でやっている。そりゃ利益も上がるわっての。しかし人間の生活じゃないだろうに、それ。12時過ぎに仕事させといて言うのもなんですけど。ネット業界の人間が集まって必ず盛り上がる話題は、毎日午前何時まで仕事をやっているか、そしていかに不健康か。自虐のような自慢のような話のオンパレード。もう何ヶ月も体調が悪いのに病院に行けないとか、栄養失調になりかけとか(コンビニ弁当か吉野家ばっかしだもの)、ホントかどうか分かりませんが、会社のだれもいない部屋で一人で仕事をしていた人が、パソコンに向かったまま冷たくなっていたとか。そういうことを他人事のように笑って話せるのもこの業界の特徴です。もう何度も書いていますが、とにかくネット業界は平均年齢が若い。現場の主力は20代半ば。だからそういう無茶な働き方もできるんです。でも彼らを見て40を過ぎたジジイが思うのは、彼らの会社の経営者は自社の社員の働き方を一体どう思っているのかってこと。間違いなくカラダをこわすような不自然な働き方をしているのに、なんとも思わないのか。自分が採用した社員が燃え尽きてボロボロになって去っていくのを平気で見ていられるのか。たしかに自分は一日18時間仕事をして成功を収めたのかもしれない。けど、そんなのだれにでもできることじゃないでしょうに。ワカモノは何も分かっちゃいないんですから。社長の出した成功本を読んで、「勝ち組」に入るには自分も同じことをしなければならないと思い込んでいる。そういう連中が集まって社内に一つの方向性をもった空気が生まれて、「世間の常識」が通じない集団になっていく。会社はそれをいいことに、彼らのお尻を叩き続けます。「スピードアップ!」「食うか食われるか」「立ち止まったらおしまいだ」IT経営者のメッセージはそんなのばかりです。当然どの会社も離職率が高く、年に何度も担当者が交代します。そういういびつな状況のもとに、今のネット業界の急成長はあるんですよ。企業は公器である、なんて言ったらIT長者の方々には鼻で笑われそうですが、でもワタシは絶対にそうだと思っています。日本の社会は企業がリードしているし、企業の価値観は世間の価値観にダイレクトに影響を与えています。社員にまともでない働き方をさせるというのは、個別の企業だけの問題ではありません。もちろん個人の働き方など「自己責任」の世界です。でも世の中をリードしている企業なら、自分たちのやり方が世の中のスタンダードになるということをもっと自覚して欲しい。上場企業ならなおさらじゃないですか。ワタシも「20代のうちは無茶苦茶働け」論者ですが、それは「遊びたければいつでも遊べるんだから、若いうちはその時間でいろんなことを経験しておけ」といった意味。カラダをこわしてまでやるべき仕事なんてないと思っています。まあ、ワタシ自身もカラダをこわしたからこそ、そういうことが言えるわけですが。とにかくみんな無理すんなよ。12時過ぎに電話して働かせたワタシが言うのもなんですけど。
2005年10月28日
コメント(4)
相変わらず引継ぎに忙殺される一日。去る同僚と一緒に、これからワタシが担当させていただくクライアントの事務所に行ってご挨拶。今週だけでも名刺の消費量がものすごい。また印刷たのまなきゃな。来週はセミナーもあるし。引継ぎ先で毎度ついてしまうウソがありまして、それは「これまでも社内では協力してやってきたので、御社のことはある程度わかっています」というやつ。少しでもクライアントの不安を払拭しようと思って言うんですが、言ってて苦しいー。ほぼすべての引継ぎクライアントについて、ワタシは名前以上の情報は知りませんでしたから(苦笑)。まあ前よりいい仕事をする自信はありますから、とりあえず許して。逆の立場もあります。取引先の担当者が変わるとき、たいてい「情報は共有していますから、私でも後任の○○でもどちらでも対応できます」なんて言うんですよ。ウソつけーって思いますね。言いませんけど。実際、何日かたって後任の担当者がいないときに前任者に電話しても、まず話は分かりませんからね。でもまあそんなもんでしょう企業の共同担当なんて。逆に言えば、その点をきっちりやれたなら、お客のハートはがっちりつかめるってことですけどね。まあいいや。あー、今日も遅くなりそう。
2005年10月27日
コメント(2)
今月末で職場のスタッフが複数名退職することもあり、今はもう引き継ぎでてんてこ舞い。前にも書きましたが、担当するクライアントが来月から一気に倍になります。しかもその中には人使いの荒い不動産会社がいくつか(あの人たち、土日が休みじゃないんだもんなあ)。昨日も今日もお昼ご飯抜きです。食べる時間がないというのではなくて、気が付いたら夕方、みたいな。貯蓄とダイエットを同時に達成できそうです。あまりうれしくないけど。辞める者が引継ぎのためにまだ社内にいるんですが、逆にそのせいでちょっとした混乱が起こっています。もう仕事は後任のワタシに集中していいのに、ワタシが外出しているときにクライアントから電話があると、手持ち無沙汰なのか「辞める者」が取ってしまうんです。で、用件を聞いたままそいつが帰宅し、ワタシが入れ替わりに外から帰ってくるなんてことがあって、そういうときに限って「ああ舎路人さん、さっき○○さんに話した件だけど」みたいな電話が入るんです。「聞いてないですよ」と言いたいのをぐっとこらえ、「あ、ああ、あの件ですね」とごまかし、電話を置いて速攻で○○の携帯に電話。「もうクライアントと話さなくていいっつーの!」一息ついて、クライアント名と進行中の案件を紙に書き出してみました。そうすると一ヶ月でひとつの案件に割ける時間は・・・。うわー、これはマズイぞ。流せばいいだけの仕事もありますが、ワタシが企画して原稿を書かねば進まないものが大半。落ち着け落ち着け、大きな課題は小さく分解して解決していけ。と、以前に研修の講師として語った内容を自分に言い聞かせます。それでもなんとなくカラダが興奮状態にあるので、こうやってブログを書いています。気持ちを沈静化させるのにも効果があるようです、ブログというやつは。
2005年10月26日
コメント(2)
ワタシらのような企画を売っている事業者にとって、お客との値段の折衝というのはなかなか厄介なものです。たとえば100万円の仕事と110万円の仕事にどのくらいの差があるかといえば、「別にありません」。ヘタをすれば80万円で受けた仕事が100万円で受けた仕事よりもハイレベルなこともあります。そういう世界を理解してくれないお客さんがときどきおられて、文句の言えない新入社員なんかに「お宅の料金表を持って来い」とか「その料金の根拠を言え」などとエラソーに言ってきます。新人クン、そういうときは「市場価格ですから」と言えばいいんだよ。原価がいくらとかいうのでなく、こちらの売りたい値段とお客の買いたい値段が一致したら、それが価格なんです。そう言って差し上げるように。で、これもパターンですが、予算をはっきり言わないお客さんも多いです。自分たちの要望をまず言って「これを形にしたらいくらになるか見積もって欲しい」と。こちらの見積もりを先に見て交渉したいというわけですね。それでイニシアチブを握っているつもりなんですね。でもこうすると、交渉後の着地点はだいたい値段なりの作業内容になります。これとは反対に、「予算は○○万円。これで何ができるか考えてくれ」と言ってくるお客さんもいます。企画屋はこれに弱いんです。そんなことを言われると、ついつい値段以上の仕事をしてしまうんです。そうですよね、同業者の皆さん?これをお読みの方に発注する立場の方はおられるなら、予算は先に提示することをお奨めします。駆け引きめいたことをするより、先に手の内を見せてしまったほうが結局はお得な買い物になります。それに後出しだと何度も見積もりを出し直させることになって、余分な時間を食ってしまいます。というような話を、ワタシは初めてのクライアントと仕事を始めるときには必ずします。そうするとけっこう後がスムーズなんです。
2005年10月25日
コメント(0)
名古屋に日帰り、というか半日のみ打合せのために行って帰ってくるだけの出張。サイト制作の打ち合わせでクライアントの担当者の方とお会いしたのですが、ありゃりゃ、名刺がない。しまった!先週背広のポケットに入れていてそのままだ。でも大丈夫、そういうときのために手帳に予備のやつを数枚入れてあるのだ。と思ったら!手帳も忘れてる。何やってんだ。先方は5名出てきてくれたので、ワタシは5回も頭を下げて「すみません名刺入れを忘れてしまいまして」(名刺を切らしているなどとみえみえのウソは言いません)と大恐縮。初対面で印象最悪うー。思えばこれが始まりでした。2件目の打合せ先ではペンケースを置き忘れ(仕事場に帰ってから気づいた・・・後で送ってもらうことに)、外付けのメモリにデータを保存しようとしたら壊れてしまったのか書き込み不能になっています。そして最大のショックは某クライアントからの電話。「年末の広告計画を見直したいんですけど」。ええーっ、あれって○百万円のプランなんですけど!やばいよこの失注は。ワタシの場合、運気の昇降はかなり極端に出ます。ここのところはずっと平穏だったのですが、悪い時期に入ったのかも。こういうときは判断がすべて裏目に出ます。とにかくおとなしくして風をやりすごさねば。
2005年10月24日
コメント(0)

うちの近所に最近できた、店内に犬がいるという喫茶店に行ってきました。ワタシは特別犬好きではありませんが(どちらかと言えば猫好き)、ペット関連企業のクライアントがあるので仕事の参考になればと、半分取材気分で訪れたのでした。自動ドアを開けると、いきなりヴォウウォウと大型犬特有の太い声。人間で言えばバリトンでしょうか。薄茶色の毛の長い犬が駆け寄ってきました。レトリーバーかな? 耳の横の毛が小さくカールしたその顔を見ると、なんとなく小泉首相を思い出します。席についてメニューを見ていると、犬が横に座ってうれしそうに尻尾を振っています。とにかく図体が大きいので、尻尾を振ると風が巻き起こり、テーブルの脚にぶつかるとコップが大きく揺れて少し水がこぼれました。それでも店主のお姉さんはニコニコ笑って見ているだけ。これは犬嫌いの人だったら卒倒ものです。オーダーしたサンドイッチが出てくると、犬の声がクンクンとおねだり声に変化。これってキャバクラとかで言えば女の子の「飲みものとっていいかしら~?」みたいなもの? いやいや絶対にやらんぞワタシは。そうすると犬はテーブルの下からワタシの股の間に顔を出してきました。なんという過剰サービス。ウェイトレスだったら間違いなく風営法違反で指導を受けるであろうことが、犬ならお咎めなしというのはどうなのか。まあどちらかといえば管轄は保健所でしょうけど。 この環境を楽しめる人というのは、やはり相当な犬好きでしょう。ワタシはダメ。食事を終えると早々に退散しました。レジでお金を払うとき、店主のお姉さんが一言。「もうお帰りですか?次はお店の外に散歩に連れていってあげてくださいね」。店外デートもOKなのか!
2005年10月23日
コメント(4)
クライアントに大阪近郊の某シティホテルがありまして、このホテルの広告を某メディアで実施することになりました。もう何度も仕事をして息が合っているクライアントなので、原稿もすんなりOK。発注メールを打ってめでたく業務終了。と思ったら、出先のワタシに発注したメディアの営業担当者から電話が。「わざわざお礼の電話なんていいんだよ」とお気楽な言葉をかけると、そういう意図ではなかったようで。電話の内容を要約すると、そのホテルのサイトは広告掲載条件を満たしていないので掲載できないと。インターネット広告というのはクリックしてジャンプする先のサイトまで細かくチェックされ、規定に沿っていないと掲載を拒否されるんです(よろしかったら10月13日の日記をご参照下さい)。今回のホテルのケースは、「会社概要のページに代表者の名前と会社の資本金が書いていないから」というのが理由でした。しかし、これは「ちょっと待てよ」です。「あのさあ、規定っていうのはネット詐欺とかいかがわしい業者の広告を出してトラブルにならないためのものでしょう? このホテルは逃げも隠れもしないし、ニュー○ータニのアソシエイトホテルだし、運営会社の母体は○○生命だよ。たしかに会社概要のページにそっちの言う用件は出ていないけど、ウチの会社が保証してもいい。もうサイトを修正している時間はないんだ。頼むから出させてくれよ」「しかし会社の規定は私ではなんとも・・・」「これまでにこのホテルはよそのメディアでいくつも広告を出しているんだよ。そのことを上の人に伝えてもらえないかな」「・・・申し訳ございません」実は今回のメディアに広告を出すのは初めてなんです。よそで何の問題もなかったということで、ワタシも規定を甘く見ていたのはたしかです。まあそれはそれとして、メディアが広告を載せられないと言い張るなら仕方ありません。今回の発注はキャンセルして、急遽以前出稿歴のあるメディアに振り替えました。夜、件の営業クンから「このたびは申し訳ありませんでした」とお詫びのメールが。いいんだけど、何を詫びているつもりなんだろう。ワタシが腹を立てるとしたら、その会社の杓子定規な規定よりも、営業クンが少しでもそれを動かそうとしてくれなかったことに対してなんでだけど。今回の仕事は、上から「断れ」と言われてそのまんまこっちに伝えただけじゃん。広告主は誰が見てもちゃんとしたホテルだし、どう考えたって広告を出して問題になるとは思えない。結果的に無理でも、それをせめて上に掛け合ってほしかったんだけどなあ。まあいいか。そんなにお高いメディアなら、もう注文出さないだけさ。
2005年10月22日
コメント(2)
昨夜のこと。実家の母親から「ほんま腹立つでえ。ちょっとウチに来てみ」と電話があり、たまには顔を見せておいたほうがいいかと自転車で15分の実家に行ってきました。腹立ちの原因は某スーパーで買ったというカーテン。実家のいちばん大きな窓の左右にそれは掛かっていたのですが、向かって左は上下ぴったりで問題ないものの、右側は明らかに丈が長く、下が床について真ん中あたりがだぶついています。「こらあかんな。取り替えてもうたらええやん」「取り替えてもうてこれや」「どゆこと?」聞いてみると、母親は昼過ぎにそのスーパーへ行き、チラシで目をつけていた特売のカーテンを購入。うちに帰って吊るしてみると片方がやたら長い。計ってみると、なんと204cmもあったそう(窓の高さは180cm)。サイズを間違えて買ったのかと思いパッケージを確認すると、はっきり「180cm」と表示してある。買ったもう一つはちゃんと180cmなのですから、これはきっと何百個かに一つのババをつかんでしまったのだろうと思い、母親はすぐにスーパーに取り替えてもらいに行ったのだそうです。そうして持ち帰ったのが、ワタシの目の前にある「やや」だぶついたカーテン。今度は185cmほどなので前回より状況は改善されて・・・、なわけないか。二度もスーパーに返品に行く元気もないのでもういい、でも腹は立つのでワタシに八つ当たりしたというわけ。「もういい」と言うときの母親は当然ワタシに何らかのアクションを期待しています。ワタシはカーテンのパッケージを持ち帰って製造元の会社のホームページにアクセスしました。するとお客様窓口はおろか、会社概要のページにも電話番号がありません。会社名で検索をかけると、経営者団体の名簿のようなものを簡単に発見。そこに会社の連絡先が記されていたので、社長の社内用メールアドレスに今回の顛末と苦情を書いて送信しておきました。すると今日さっそく社長からメールの返事が。対応早いじゃんと一瞬は見直したものの、最後まで読んでムッカー。いちおう最初は詫びから始まっており、担当者の名前、電話番号とともに「よろしかったら交換させていただきますのでお電話下さい」とあったまではいいでしょう。しかし「追伸」にこんなことが書いてあったのにはびっくり。追伸 わたくしのメールアドレスは名刺交換した方しかご存知ないはずなのですが、どこでどのようにご存知になられたか、商品交換の際に教えて頂きますようお願い致します。オマエがWEB上に公開してるんだろうが!だいたいお客様相談窓口がないからそっちにメールしたんだ!これだとこっちが不法な手段で個人情報を取得したみたいじゃねえか!すぐにレスを打ちましたよ。「交換は後日お願いします。アドレスを入手したルートは言えません」。次に人をクレーマー扱いするメールを送ってきたら実名を公開するからな。まったく。
2005年10月21日
コメント(6)
もう一ヶ月以上も同じ会社のホームページの原稿を書き続けています。本当ならもうサイトそのものが完成している時期なのですが、いまだに原稿段階なんですわ。クライアントが引っかかっているのは会社の経営理念の説明の部分。もちろん中身はワタシが作るわけでなくて、先方の社長が言ったことをまとめているんです。なのに、原稿を提出して返ってくる言葉は「うーん、ちょっとピンときませんなあ」。もう何回このセリフを聞いたことやら。一度こちらもヤケになって、社長が言ったことをそのまま文字に起こして見せたところ「おっ、ちょっとひらめいた」と、新たに大幅加筆の指示。自分のセリフにインスパイアされるとは器用なヒト。こういうことをされたら普通「えーかげんにせいよコラ」ですが、なぜかこの社長に対してはそういう気にならない。不思議ですが。この社長、ある種の仕事馬鹿。仕事のことなら一晩中でも語り続けるようなヒト。そのくらい仕事を愛している。きっとそういう人が好きなんでしょうワタシも。まあいいじゃん。ワタシが経営者か自営業者だったら「コストが合わない」と逃げ出すところでしょうが、幸い現在はヒラ社員。好きでやる仕事がちょっとくらいあってもいいよな。なんて自分のボスには言いませんが。夕方、「情熱の学校」のエサキ学長!とコスメ通販ショップのオフィスへ。以前にお会いした美人部長の会社です。広告のプランを話しているうちに話題はブログになり、ブログを通じたファンづくりをやりましょう!と提案。打合せ後、部長に「舎路人さんのブログのURLを教えてくださいよ」と言われてドキドキしちゃいました。いやー、いまや電話番号を聞かれるよりブログのURLを聞かれたほうがときめく人間になってしまいました。ヘンかしら。
2005年10月18日
コメント(2)
新たな制作案件の発注先を開拓しに、大阪市内のWEB制作会社を訪問。役員さんとお会いして、過去の仕事などを見せていただきました。いや~、スゴイ。関西はまだまだWEBでこれといったクリエイターがいないと思っていましたが、スミマセン、ワタシの世界が狭かっただけでした。今日訪問した制作会社は、もしかしたらFLASH使いでは知っている中で一番かも。しかも作るだけじゃなくて、たとえば1年間のキャンペーンを企画するならどんな順番で情報を開示していくか、どういうふうに盛り上げていくかといったドラマタイゼーションのノウハウも豊富ときました。こんなに素敵なクリエイターが近くにいたなんて信じられないのさ(Jウォーク入ってます)。ああもう、すぐにでも仕事を出したい!もちろんクオリティの高いデザインはお値段が張るわけですが、こういう人たちと仕事ができるなら、金持ち企業から千万クラスのバジェットを引っ張って来ようじゃないですか。苦労のし甲斐があるってもんです。昨日もCIの話なんか書きましたが、最近デザイン系の仕事が増えてきまして、ワタシの体内に流れる絵描きの血がまた騒ぎだしているようです(高校時代は美術部なのさ)。といってももう自ら何かを創るわけじゃないですが、制作の現場に立ち会うと異常に血行が良くなっている自分に気づきます。どうしよう、やっぱこっち方面の仕事好きだわワタシ。仕事場に帰ってからは、やりたくないけどやらなきゃならない仕事を。これ読んでる人の中にアフィリエイトやってる人いますか?ワタシのクライアントはアフィリエイトに広告を出している側なんですが、代理店には毎月のアフィリエイトの売上をまとめて成果報酬額を算出し、クライアントに請求する仕事があるんです。これが100円10円1円の単位でこまけーの何の。アフィリエイターの皆さん、皆さんへの成果報酬は薄暗いオフィスでオッサンが「あっ、マージン乗せるの忘れた!」とかブツクサ言いながら計算した数字がもとになっているんですよ。こっち方面の仕事は絶対本業にしたくないっす。
2005年10月17日
コメント(0)
女性CEOと若い社長を迎えて「再生」を目指しているダイエーが、新しいシンボルマークを発表したというニュース。もう15年以上前になりますが、ワタシも一時期はにわかグラフィックデザイナーとして企業のビジュアルを作ったもの。最近ではCIという言葉自体めったに聞かれませんが、しかし企業のイメージづくりにおいてビジュアルデザインが重要な要素であることに変わりはありません。そういうわけで、ダイエーの新マーク(12月から変わるらしいです)について考察してみたいと思います。とりあえずこれを見てください。たぶん一般的な評価は「なんじゃこれ」でしょう(笑)。強力なインパクトを持っていた以前のマークに比べて、今回のは一見して貧弱ですからね。見ての通り線が細いし、スーパーというより新興の電気店みたい。でもワタシ的にはそんなに悪くないと思っています。たしかにインパクトはないですが、じっと見ていると味があるというか。ただ、それは造形についての印象ですけどね。色は、よくないっすね。なぜかというと、旧来のシンボルカラーのまんまだから。どうしてここまで思い切ったマークを採用できたのに、色は以前のを踏襲しちゃったのか。分かる気がします。ワタシがデザインをやっていたとき、クライアントから必ず言われたのが「あまり斬新なマークに変えると、お客が前のマークの会社は潰れたと思うかも知れない」でした。イメージチェンジしたいっていう要望を持ってきたのはそっちのくせに。でもお客は何か旧来の要素を残したがるもので、仕方なく「じゃあ色だけ」みたいな妥協案を呑まされたことも何度か。ダイエーもそういうことじゃないかな。でもそうだとしたら、現経営陣は「変わる」ことにいまひとつ腰が引けていると思われても仕方がないわけですけどね。新しいスローガンは「ごはんがおいしくなるスーパー」だそうです。これも悪くないと思います。あえて難を言えば、ダイエーほどの全国規模の大企業が掲げるスローガンにしてはちょっと「ちゃち」な感じがしてしまう点かな。これはどちらかというと地域の食品スーパーみたい。まあでもいいでしょう。スケールメリットを強調するばかりが能じゃない。ほかにもいろいろ言いたいことはありますが、この時期にあえてシンボルの刷新という「どうしてもやらなければならないわけでない」ことを断行した経営陣に敬意を表し、今後の「再生」ぶりに注目したいと思います。
2005年10月16日
コメント(4)
同業で仲の良いJさんから電話。インターネット業界は他業界よりも営業の女性が活躍している割合が大きいですが、Jさんもまた某社インターネット事業部の営業ウーマンです。普段はイヤになるくらい明るいんですが(明るくなきゃやってけませんよお、が口癖)、今日ははっきりトーンが沈んでいました。どうやら業績が思わしくないらしく、インターネット事業部が今期いっぱいで廃止になるとのこと。そして何と、事業部の全員に解雇通知が出されたとか。「なんだそりゃ!」ワタシは思わず怒鳴ってしまいました。その会社はもともとインターネットの会社ではないのですが、新規事業で始めたネット関連のサービスが成功し、最初の何年かは業績も好調だったそうです。ところが最近は競合も増え、苦戦を強いられることが多くなってきたそうで・・・。ワタシ的にはまだまだ可能性のあるサービスだと思うんですが、とにかく経営者はインターネット事業から撤退することを決断したのでした。「Jさんは正社員でしょう? 契約社員でも請負契約でも外注先でもなく」「はい。でも目標をクリアできていませんし、大きなことは言えないです」「事業の撤退は経営判断だから仕方ない。でも正社員を何の相談もなくクビというのは絶対おかしい。ネットはダメでも会社自体は儲かっているんでしょう?」「はい。でも、これでも一応プロの自覚はありますので、使命を果たせなかったんですから仕方ありません。気持ちを切り替えて次のことを考えます」今度は小声で言いました。「なんだそりゃ」。ワタシは別に会社にしがみつけと言いたいわけじゃない。そんな扱いを受けたことに怒りを表明しないでいいのか!と言いたいだけなんです。事業撤退は経営者がその責任において下した判断です。当然仕事をなくす社員に対して、配置転換などの相談に応じるのが義務です。社員が「私はネットをやるために来たんですから」と言うなら辞めるしかないわけですが、とにかく会社側が退職以外に選択肢がないような言い方をするのは筋が通らない。何の問題もない正社員を会社都合で解雇などできません。人員を減らさなければ会社が潰れるという状況ならともかく「もうネット事業はやめるからそっち方面の人はサヨナラ」なんて、一体この会社において正社員とアルバイトの違いって何なんだ。実はJさんみたいな話はここ数年、ワタシの友人・知人の間でちらほらあるんです。そして「切られた」人たちが言うことは揃いも揃って「仕方ない」。なんでそんなにものわかりがいいんだよ! Jさんが「プロ」なんて言葉を使って妙だと思ったら、経営者に「君たちもプロなら自分たちの不甲斐なさと責任を認識して欲しい」と言われたのだそうです。アホかいな、怒るでホンマ!「だったら経営のプロであるあなたはどんな責任を取るのですか?」くらい突っ込めよ! 経営者は「社員のせいで事業がダメになった」と言ってるのと同じじゃないか。そしてそれはとんでもない責任転嫁じゃないか。素直すぎるよキミたち。最近の書店のビジネス書のコーナーの主役はIT長者ばかりで、彼らの労働観はたいがい「寝ずに働け」「敗者は去れ」みたいな基地外じみたものばかり。そういうのが歓迎されているのですから、経営者にとってほんと今は天国ですね。首を切られて「仕方ない」で引き下がってくれる社員ばかりだし、「権利を主張する」ことが「みっともない」を超えて「悪」になりつつあるんですから。もちろん権利の主張ばかりで仕事をしないヤツは困りますが、数年後には労働基準法も改定されて、もっともっと会社に都合の良い世の中になるんです。社会の階層化、二極化もますます進むというのに、今ある権利を自分で放棄してどうするのか。せめて勝手な理屈で社員をゲームの駒みたいに扱うクズ経営者を困らせてやれ。社長室に行って屁をかましてくるとか(スケール小さ~)。
2005年10月15日
コメント(4)
あー、歌が耳について離れない。影像が強烈に刷り込まれて、ことあるごとに頭の中で再生されてしまう。なんなんだ「ひとふくろう」っつうのは。「首から下は地井武男」っつうのは。あんなCMを思いつく人間って、・・・天才だな。そしてそれを全国放送で流す「おやつカンパニー」なる会社もすごい。ノブレスオブリージュってやつ?いやちょっと(かなり)違うか。考えてみればその会社の前のCM、「ボクのおやつはパパのおつまみ~」というのも凄まじかった。出てくるのはパンダとアザラシが合体したような、目をそむけたくなる組み合わせの珍獣(しかもやたら目つきが悪い)。その親子が茶の間に寝転がってお菓子をつまむという、デビッド・リンチでも作り出せないような不気味さをテレビから無差別に発散していたのでした。いちおう同業界人として考えてしまうのは「どういう企画書だったんだろう?」。「流行語大賞を狙える『ひとふくろう』で貴社のユニークなイメージを強調!」とか「子供は不気味なくらいがいいんです!」とか、そんなタタキ文句が踊っていたのでしょうか。いったい「おやつカンパニー」とはどういう会社なのか。検索してホームページにアクセスすると、おお!なんとURLは oyatsu.co.jp。「おやつ」という一般名詞を固有名詞化しています。「福砂屋」の castella.co.jp、「情熱の学校」の jounetsu.jp(ちょっと宣伝)みたいです。なんだか分かりませんがすごい自信です。会社の所在地を見てちょっとびっくり。三重県一志郡一志町、県庁所在地であり日本一短い地名でもある「津」から7kmほど南西に下ったところです。伊勢神宮のお膝元に、あの悪意に満ちた(冗談)CMの主がいたとは・・・。沿革を見ると、93年に「おやつカンパニー」の名前になる前は「松田産業有限会社」だったそうです。ベビースターラーメン(当時はベビーラーメン)を発売したのは創業して10年目。今年で発売46年になるというロングセラー商品です。さらにホームページを読み進むと、こんなことが書いてありました。ベビースターラーメンは、もともとインスタントラーメンを作ったときに出る「ダスト麺」(洋服なら「端切れ」ですな)を商品にしたものなんだそうです。そしておやつカンパニーさん(いつの間にかさん付け)のこだわりは、「箸や食器を使わずにすぐにつまめる食品を作ること」と「ちょっとした空腹を満たす食品を作ること」。なるほど、立派なコンセプトです。ちょっとファンになってしまいました。ちなみに「ひとふくろう」は地井氏本人だそうですよ。
2005年10月14日
コメント(0)
好き勝手にやりたい放題やっている感のあるインターネット広告の世界ですが、実は結構厳しい「審査」があるんです。各媒体ごとに「広告掲載基準」というものがあり、公序良俗に反する内容はもちろん、誇大広告や薬事法にひっかかかるような広告表現は厳密にチェックされて修正を求められます。それと大事なのがジャンプ先。インターネット広告、たとえばバナー広告はクリックしたら必ず別のサイトに飛ぶわけですが、飛んだ先のサイトの中身もくまなくチェックされます。インターネット広告が紙や電波の広告と決定的に違うのがココなんですね。ネットはその場で申込や購買というアクションが起こせてしまう。そう考えれば、広告とジャンプ先のウェブサイトは「PC上の小さな店舗」と言えるわけです。広告を載せる媒体は「雑居ビル」、広告は「店子」ですね。だから、ヘンなお店に入られないようにちゃんと面接するということです。そういうわけで、インターネットの広告審査基準は新聞やテレビよりも比較的厳しく設定されているんです。たとえば、先日ワタシが担当したキャンペーンの広告も、入稿後に修正依頼付きで戻ってきました。実はバナー広告に「最大50%オフ!」というフレーズが入っていたんですが、ジャンプ先のページに掲載された数十個の商品群の定価と売価を一つ一つ計算すると、最大で48.2%オフだったんです。だから「50%は誇大広告ですよ」と。ワタシは腹が立つよりも、そういう細っか~い計算を地道にやっている某ポータルサイトを尊敬してしまいました。ちょっとだけですが。同じように、たとえばイベントの広告をインターネット上に出すとして、広告の配信希望日がイベント終了後になっていたりすると(たまにあるんです)、「矛盾している」という理由でやはり「修正依頼」が返ってきます。こういうのは単純なミスですから、ちゃんとチェックしてくれるのはある意味親切です。印刷所なんかだったら「原稿作ったのワシじゃないもんね」で矛盾した内容でも平気で印刷してしまいますからね。ほんとネット媒体、ポータルサイトの審査・チェック機能には頭が下がりますよ。ハイ、というわけで、ようやく言いたいことにたどり着きました。楽天さん、モーニング娘。のブログ特集、もうイベント終わってるんですけど。
2005年10月13日
コメント(0)
大阪市内を移動中、やたら校外学習(遠足と言うには軽装だった)の小学生を見ました。ピーピーしゃべりながら列をなして移動する姿は、まるでひよこの群れ。まあ先生にとってはそんなに可愛くはないでしょうが。「1組はこっちーっ!こら男子、遅れない!」などと大声で列を先導する先生を見ると、大学時代に北海道の牧場のバイトで羊を移動させたのを思い出しました。子供たちの姿を見てピンときたことをいくつか(特許屋さんの真似)。1.大阪駅で3校、弁天町で2校、四ツ橋で3校。なぜそんなにたくさんの小学校がよりによって今日外に出ているのだろう? もしかして交通機関の都合などで、小学校の校外学習の日程は指定されているのかな?2.6年生くらいになると飛びぬけて発育の良い子もいて、160cm以上ある男子も。そんな子が黄色の帽子をかぶり紺の半ズボンをはいている姿はコントみたいでおかしいというか、ちょっとかわいそう。女の子にはすでに茶髪が。こっちは妙になまめかしくて、思わず目をそらしてしまいました。3.地下鉄の切符自販機の前で三角座りさせられている子供たちがいました。どうして小学校ってやたら子供を地べたに座らせるのか。行儀が良い悪いという問題もありますが、人が行き交う姿を下から見上げさせるのって、教育上よくない気がします。(すごく卑屈な気になる)4.大阪駅では、1年生くらいの女の子が一人地面に寝転んで動かなくなっていました。病気とかではなくて、すねているよう。寝転んだまま足をじたばた。女性の先生が「みんなもう行くよ、他のお客さんの迷惑になるよ」となだめて立たせようとする姿はまるで母子。こんな子供を押し付けられたらしんどいよなー。校外学習というと、ワタシにはつらい思い出があります。小学校2年くらいのときだったかな。お約束みたいですが、列からはぐれてしまったんです。水族館か何かに行っていて、近くに担任の先生がいたから大丈夫だと思っていたんですよ。ところがふと気がつくと周囲にだれもいない。先生と思っていた人を見上げると別の人だった、というのがありがちなオチですが、ワタシの場合、その人は間違いなく先生でした。先生ごと列に置いていかれたのでした。つらかったです。必死で自分が置いていかれたのを誤魔化そうとする先生を見るのが・・・。
2005年10月12日
コメント(0)
法的に何の問題もない、というセリフを身の回りで最近よく聞きます。聞くたび思います。当たり前じゃんと。だからどうしたと。法的に悪くはないけれど、道徳的に許せないことはある。法的に悪くはないけれど、人が傷つくことはある。法的に悪くはないけれど、見苦しいことはある。法的に悪くはないけれど、やめて欲しいことはある。法的に悪くはないけれど、間違っていることはある法律は最低限の約束事でしょう。この国の人間が社会を形成するうえでの。だから法に触れるというのは、相当程度の低い行いをしているということです。法に触れないのは当たり前。もっと高いハードルを設定して自分の行動を律しないといけないわけで。大人なら。常識があるなら。もう少し踏み込んで考えれば、この国の法律ではダメだけれど、別の国ではお咎めのないこともあります。その逆も。たとえば、ふつう後進国は法律の整備が進んでいません。分かりやすく言えば規制がゆるい。だから、この国の法律で禁止されていることを、その国に行ってやれば罪に問われない。だったらそれは「良いこと」なのか。ビジネスセンスに優れた、勝ち組の発想なのか。今の法では悪くないけれど、将来は罰せられるかもしれないということもあるでしょう。たとえば、コンピュータがなかった時代にコンピュータ犯罪を規制する法律はありませんでした。当たり前です。だから、まだ法が整備されていない分野で、将来禁止される可能性のあるものを今のうちにやってしまえという発想をする人もいておかしくありません。法は過去にさかのぼって適用することはできないと、学校で習いました。じゃあ法よりも高いハードルっていったい何なんだろうと考えてみると、道徳とか、倫理とか、常識という言葉が思い当たります。別の言い方をすれば、人の迷惑にならない、他人が嫌がることをしない、自分だけ得を独り占めしないといったことがあるでしょう。自分の親や子供に見せて恥ずかしくないとか、そういう考え方もあります。いずれにせよ「法的に問題がない」というセリフが日常的に交わされている世界というのは、あまり健全ではないように思います。「法的に問題ないから自信をもってやれ」などと言うリーダーのもとではとても働けません。「生き残りをかけている」から?「やらなきゃやられる」から?
2005年10月11日
コメント(2)
11月にセミナーをやらせてもらうことが決まりまして、今日は一日その原稿作り。一人でしゃべるんですよ2時間。ライブですライブ。ええっと、タイトルは「インターネットで『小さな会社』がお客をつかむ方法」です。「小さな会社」っていうのは書店のビジネス書の棚でよく見かけるキーワードですね(笑)。別に狙ったつもりはなくて、小さな会社が大企業と戦える術を考えるのがおそらくワタシが生涯追及するテーマなんですよ。その勉強のために今の会社に移籍したわけで、今回はいわば1年半WEBマーケティングの最前線で体験し考えたことの発表会にするつもりです。とはいえタイトルにいまいちパンチがない(オヤジ語)のは否めないので、サブタイトルをつけました。「代理店が教えないインターネット広告の真実」。どうかな? ワタシだって代理店の人間なんですが、このセミナーは個人としてやらせてもらいますので、ちょっとばかし会社と業界に対して背任行為(冗談よ)をします。代理店はクライアントにウソはつかないまでも、あえて言わない情報をたくさん持っているわけで、そのいくつかをバラしちゃおうと。小さな会社はいろんな面で大企業よりも不利ですから、たまには優遇されることがあってもいいじゃないかと。それにしても、壇上で大勢に向かってしゃべるのって久しぶりです。コンサルタント会社時代は研修の講師の仕事がありましたから、月に一度はエラソーに講義をする機会があったんです。今は広告屋ですからそんな機会は皆無。当日は何人くらい集まるんだろう? お仲間の販促ソムリエほりた先生は今月のセミナーで70人の予約が集まったとか言ってるけど、ワタシはそこまでは無理だろうなあ。でも30名くらいは来て欲しいなあ。2時間くらいなら「あっという間」に感じさせる自信はあります。眠くなんてさせませんから。ワタシの「しゃべり」の基本はコンサル会社時代に叩き込まれたものですが、その中でもとくに大事だと思っているのは、エグゼクティブコンサルタントに言われた「2時間のセミナーなら最低6時間分のネタを用意しておけ」。大量の材料を用意して1/3に編集しろと。当然しゃべらないネタもたくさん発生してしまうわけですが、それが大事なんだと。「持っているけどしゃべらない」ネタの多さが話の厚みになるというわけです。実際、経験が浅い頃は2時間のセミナーに2時間分のネタしか持たずに行って話したこともありますが、全然説得力がありませんでしたね。日時は11月2日の19時半より、大阪市内でやりますので関心のある方はぜひおいでください。場所など詳しいことは主催団体のホームページに書いてあるんですが、本名と顔写真が出ていますのでここで直リンクするのは自粛(いちおうサラリーマンなんで)。セミナーに参加希望の方、もしくは舎路人の素顔をただ見てみたいという物好きな方は、コメントでも掲示板でもいいですからお知らせください。URLを私書箱に入れておきます。こんな機会を与えてくれたエサキ学長、ありがとね。
2005年10月10日
コメント(2)

わが町は金曜から今日までの3日間がお祭り。大阪南部の秋祭りといえば「だんじり」です。岸和田のそれが全国的に有名ですが、あれと同じものを想像していただければとりあえず間違いありません。ただ岸和田ほどのスピードは出ないです。こちらは古い門前町で道路が細く、あれほどの猛スピードで突っ走ったらあまりに危ないという事情がありまして。とはいえ交差点で90度に回るときなどは相当に危険で、3年ほど前にはだんじりが倒れて下敷きになった人が亡くなるという事故も起きています。しかし死人が出ても中止にならないのがすごいところ。「だんじりを曳くのが最高の供養じゃ!」というのが満場一致の結論という、まあそういう町なわけです。今日は最終日なんですが、実は昨日、一昨日とも雨に降られ、曳くほうも見るほうもかなりフラストレーションがたまっていたんです(もちろん雨ごときで中止になりはしませんが)。今日は神様も機嫌を直してくれたのか、見事な晴天。秋空の下、だんじりが疾走するのを道端に座ってぼけーっと見ていました。昼間から缶ビールごくごく。いいじゃん祭りだし。でも子供が酒とか煙草とか悪いことを覚えるのもこの時期なんですよね、こういうあまり上品でない地域では。実際、祭りの10ヶ月後が誕生日の子供も多いみたいだし。 夜になるとだんじりには灯りがともり、曳き手もどんどん壊れていきます。おらおらどけどけどけーっ。アホンダラーッ!!!殺されんぞおおおーっ!いつもここからの「どけどけ」など比べ物になりません(当然)。だんじりを曳く男たちの声は狂気すらはらんでいます。踏み切りの遮断機が降りていてスピードを落としても、「電車くらいで止まるなー!突っ込めやああー!!」などと喚く声もあり。無茶言うなって。 祭りは大人が輝く場です。だんじりに乗る役、舵をとる役、楽器を演奏する役は、基本的に何年かの貢献がなければ与えられません。綱を曳く子供たちには、だんじりのメインステージに上がる役どころというのは、めちゃくちゃにカッコイイわけです。だから大人に憧れる。祭りのときばかりは普段冴えない和菓子屋のジジイや自転車屋のオヤジが、だんじりの上で輝いて見える。普段生きているのかどうかも分からないジイサンが警察に話をつけて、道路を封鎖してもらっている。いいじゃないですか。社会を大人が支えていることを子供たちが実感するわけです。飛躍かも知れませんが、何年か人事屋をやったワタシが考える最高の人事制度って、実は年功序列なんですよ。そんなことを考えつつ、肌寒くなってきたのでうちに帰り、こうして日記を書いているわけです。窓の外からは、まだ太鼓と笛の音が聞こえてきます。(そして30分に1回くらいの割合で救急車のサイレンの音)
2005年10月09日
コメント(6)
先日のこと、仕事場にいると女性スタッフが突然ワタシの席に近づいてきて「なー、舎路タンとこの奥さんの写真見せてー」ワタシの職場は風通しを良くするために「タンづけ」運動をしていまして、というのは真っ赤なウソです。いいんです。ワタシを抜いたら平均年齢24歳の職場ですから。ハタチすぎてタンで呼び合うがいいのかどうかは意見が分かれるでしょうが、このさいタンは置いときましょう。話は写真です。ワタシがニョーボの写真なんて持ってないよと答えると、彼女は真剣に心配そうな顔をします。「えー、ありえへーん」「ヘンかな?」「絶対ヘーン。かなり倦怠期きてるんとちゃいますー」「ほなキミは彼氏の写真を持ち歩いてるのか?」「持ってるー。携帯に。でも見せたれへんねん」「見たないわ」男はそんなもん持たないよなと思い、20代の男性の同僚に聞くと「彼女の写真?そりゃ持ってますよ」ワタシはニョーボの写真などこれまで持ち歩いたことはありません。もちろん親や親類の写真も。そこで家族の写真を持ち歩く人に聞きたいのですが、それは「ときどき見る」ためのものですか? それとも「身に着ける(いっしょにいる)」ことに意味があるのですか?ワタシは新婚時代、たぶん昼間起きている時間の70%、寝ている時間の30%くらいはニョーボのことを考えていたと思います。でも写真を財布や定期入れに入れようとは全然思いませんでした。別に主義や主張があったわけではありません。郷ひろみじゃないですが「目をつぶればキミがいる」(ワカモノは分からんでよろしい)な状態でしたから。写真なしでそれってヘンなんですか?そんなことを考えていて、ふと思いました。ニョーボはワタシの写真を持っているのだろうかと。最初の結婚でも今でも、ニョーボがワタシの写真を持っているところを見たことはありません。が、でも最初のときは、写真が欲しいと言われたことはたしかにありました。それで、どうしたんだろう? あげたのかどうか、・・・あれ? 思い出せない。このあたりに、その後の運命が暗示されていたようです。だったら今からでもニョーボの写真を持ってみるか。別に持ちたくはないですが、それで円満にすごせるなら・・・って、それじゃ魔除けのおフダじゃん!
2005年10月08日
コメント(12)
昨日のことなんですが、某広告代理店に行ってきました。最近インターネット広告を扱っていない代理店と一緒に動くプロジェクトが増えてきているんです(「コラボ」とか言う輩もいますが、ワタシはその呼び方ちょっと苦手)。要するに、チラシや看板を専門に扱う広告代理店というものは数多くあるわけですが、そういう代理店のクライアントの関心も最近はインターネットに向いてきているんです。とはいえネット広告はノウハウもいるし、そもそも指定代理店でなければヤフーやライブドアの広告スペースを売ることなどできないので、紙や看板の代理店は手も足も出ないんですよ。そういうわけで、月に一度くらい「町の広告屋さん」からSOSメールが入っていたりするんです。ワタシらにすれば、タダで新規のお客を持ってきてくれるわけですから悪い話ではありません。マージンは多少薄くなってしまいますが、「新規」という言葉にはそれを補って余りある魅力があるものです。前置きが長くなってしまいましたが、行ってきたのは新聞の折込チラシが強いという中堅代理店。今後はWEB方面に進出するべく求人サイトを立ち上げようと専門部署を作って準備中とのこと。だけどなあ、なんというか。ワタシに対する向こうの態度が完全に「ディレクション」の物言いなんですよ。どういうことかと言うと「指定する提案を出してください。役に立つかどうかはこちらで判断します」みたいな感じ。代理店が仕事をデザイナーやコピーライターや印刷会社に「振る」ときのような対応だったわけです。「丸投げ」を嫌う代理店の営業の中に、たまに外注先からの提案を一切聞こうとしないタイプがいるものですが、そういう人なのかも知れません。でもこの場はちょっと違うんじゃないか。こちらから準備中の求人サイトや今後の展開のことを聞いても「まだちょっと」と言葉を濁すばかり。なんだそりゃ。自分たちのことは何も知らせないで、こっちには情報を置いて帰れというのか。話してみても、ネットに関する知識は本を読んだレベルしかないのは丸分かり。そのくせにこちらが総合的な視点から説明しようとすると「あ、そちらのほうの話はいいです」と聞く耳持たず。苦笑。そんなわけで適当に話を切り上げ、持参した資料も大半は出さずに持ち帰りました。あ、タイトルと内容が全然関係ないっすね。実は昨日仕事場のFMで甲斐バンドのなつかしの曲が何曲か続けてかかっていたんですよ。『氷のくちびる』『翼あるもの』『裏切りの町角』とか。思ったのは「当時はロックだと思って聞いていたけど今じゃモロ歌謡曲だなー」。とくに『氷のくちびる』なんかジャニーズのアイドルが歌ったら結構似合いそう。ちなみに『安奈』と『ポップコーンをほうばって』はカラオケの得意曲です。脈絡なくてすみません。
2005年10月08日
コメント(2)
2回続けて話題にして、なんか熱狂的なファンと思われたらやだなあタイガース。ワタシが応援しているのはマリナーズなんですけどね。まあしかし、今回の村上ファンドの騒動の件で再認識しましたよ「ファン」というものを。損得じゃないんですね。そういうものを超えて対象を愛しているという。だから、上場した結果ファンの楽しみが増えるとしても、チームの経営がよくなるとしても、そんなことは(とりあえず)どうでもいい。株主が村上氏でなくても同じでしょう。「自分のもの」と思っているものをだれか一人が手中に収めたら面白くないという。そういえば「モナー」も同じですね。2ちゃんねるでおなじみの動物というかなんというか。そのすでにある「モナー」(じゃないけどそれにしか見えない図形)をエイベックスが自分の所有物であるかのように商標登録しようとしたら、2ちゃんねらーの猛反発を食らってあえなく白旗。殺人予告は誉められたものではないですが、反応が阪神ファンと同じと思うのはワタシだけ? タイガースもモナーも、ファン一人ひとりにとって「自分のもの」、だからだれのものでもないという。ビジネスに携わる人間としては、そんな愛される商品やサービスを世に出したいなあと、うらやましい気持ちも少々。そういえば、エイベックスの社長が自分のブログで今回の件を詫びて、同時にブログも閉鎖したそうですね。いつも優しい読者に突然キバを剥かれて怖くなったかな? 少し前にも同じようなことがあったよなー。下着屋さんの社長さん。しかし言わせてもらうぜ。ちょっと批判が来たくらいでオタオタやってんじゃねえや。ブログやるなら命張ってやれや! それができなきゃ信頼できるゴーストに外注しな。(おっと宣伝)
2005年10月07日
コメント(0)
投資集団の村上ファンドが阪神電鉄の筆頭株主となり、タイガースを上場させるプランを打ち出しています。プランだけ見ると決して悪い話ではないと思うのですが、でも「ちょっと待てよ」と言いたいですね。タイガースのリーグ優勝が決まり、さあこれから日本シリーズだというまさに直前にそんなことを言うのって、あまりに無粋じゃありません?宴会でこれからすき焼きを食べようっていうときに「こうしている間にも飢餓で命を落としている子供たちがいるんだよな」とか言うヤツみたいな。(ちょっと違うか)秒単位の勝負をかけている投資家さんですから悠長なことは言っていられないのでしょうけど、プロ野球はファンが財産の「興行」というビジネスじゃないですか。そういう面から考えれば、村上さんという人はマネーゲームに長けていてもビジネスには疎いのだろうと思います。そういうことをしたらファンという(とりわけ阪神ファンという)人種がどういう反応を示すのか分かっていない。まさか「計算通り」とでも言うんじゃないでしょうね。まあ多くの阪神ファンは自分たちの宝物が汚されるような感覚で村上氏を嫌っているのでしょうけれど、ワタシ的には村上氏の「タイミングの悪さ」「無粋さ」「無神経さ」に苛立ちます。同じことは、マスコミにも言いたいんですけどね。一昨年もセ・リーグは阪神が優勝したわけですが、日本シリーズに入る直前に「星野監督退団」をスッパ抜いたのは新聞でした。なんでこれから一年の野球の総決算を決めるというときにそういうことをするのか。今年だってパ・リーグがプレーオフだっていうのに巨人やオリックスの来期の監督がどうだとか。試合数が減ってニュースがないからでしょうけど、水を差すのもいいかげんにしろと言いたいですね。ストーブリーグはちょっと待て。ファンもそういうニュースを欲しがるなっての。日本一が決まるまでしばらく静かに見守るのが、シーズンを戦い抜いて優勝した(プレーオフに出た)勝者たちに対する敬意ってもんだと思うんですが。そんなこと思うのってヘンですかね?
2005年10月06日
コメント(2)
クライアントC社のウェブサイトの改訂がありまして、5ページほど文章を作成する仕事を引きうけたのが1週間前。すぐにやればいいのに何となく気が進まない仕事ってありますよね(同意を求めるなって?)。とにかく土日にやろうと思っていたらいろいろと雑事に時間をとられ、さすがに早く手をつけねばヤバイと思い始めたのが昨日の夕方でした。締め切りは今日。なのにワープロは真っ白。意を決してPCに向かったのは昨夜自宅に帰ってから。ところが!まずは身を清めてからと、飯食って風呂に入って夜風にあたったら気持ちいいのなんの。はっと気がついたら午前3時半。PCのキーボードが唾液でべとべとです。やばーっ!と焦ったものの眠気で頭の中は靄がかかったまま。中途半端にやるくらいなら寝てしまえ、と結局いつもの時間まで睡眠ぐー。まあいいや、たしか「提出は5日」としか言っていないし。ってことは夜12時まで5日だもんねと、出ました恒例「今日」のMAX解釈。しかし今朝仕事場に入ってPCを立ち上げ、メールを見たら「!!!」。「午後から出張に出ることになったので朝10時までに原稿をください」と、まるで一週間仕事をないがしろにしたのを見ていたかのようなC社社長からのメール。一瞬「できない理由」を探したものの、ハラをくくって取り掛かりました。頭の中では上田正樹のしゃがれ声、「逃げたらアカン、逃げたら」。その後のワタシは1年分くらいの集中力をまとめて発揮し、規定の原稿をメールでそいや!と送信したのが10時5分前。とりあえずはワークイットアウト。そしたら夕方C社社長から電話があって「いいじゃないですか」とお褒めのお言葉。「一週間も時間をいただきましたから」と照れ笑いのワタシ。コピーライターの仕事なんてそんなもんです(違う人ごめんなさい)。ともあれ、ウォーキンオンアスィンアイスな日でした。
2005年10月05日
コメント(4)
「人生ゲーム」に新バージョン(というか悪ノリ企画)で「M&A」が出たとか。巨額のマネーが飛び交い、自分の会社の価値を高めて敵対的買収から守るという「ケタ違い」のスケールなんだそうです。なんでもライブドアが企画に一枚噛んでおり、ライブドア特別エディションの限定版もあるそうで。 →コレ基本的には双六ですが、出てくるイベントは球団買収とか著書の印税とか自家用ジェットとか(選挙は?)。さらにはMBOとかプロキシファイトとか、マネー用語も満載で経済の勉強に最適(なのか?)。ワタシなんかMBOはマンボの略表記で、プロキシは「プロ棋士」と思ってましたから(本気にしないでね)。盤の上で企業を売ったり買ったり、めくるめく勝ち組の人生に胸を躍らせるのでしょうか、21世紀少年たちは。それにしても「貧乏農場」にあたるのは何なのか心配です。企業の合併や買収にはリストラがつきものですが、まさか「ホームレス」なんてことは・・・(ないよね?)このゲームを作った人たちって、無邪気なのか何なのか。まあ考えてみればモノポリーだって基本的には企業買収と地上げのゲームですから、あまり深刻になるほうがカッコ悪いですね。とはいえシャレにならないお父さんもいるだろうなあ。昨日書いたA氏とか。パッケージイラストは高層ビルにヘリコプターが舞い降り、ヘリの巻き起こす風で札束が乱れ飛んでいるデザイン。エレクトリックマネーの時代になっても、お金持ちのイメージが「現ナマを素手で鷲づかみ」なのが妙におかしいです。ちなみにライブドア特別エディションのパッケージは、男性のイラストの顔がホリエモンです。クリスマス商戦をにらんでの発売でしょうけど、売れるんでしょうか、これ。20年後にもし「トリビアの泉」が続いていれば「堀江社長が選挙に出た2005年、人生ゲームのライブドアバージョンが発売された」なんて紹介をされそうな気もしますが。予言。次に出るのは「人生ゲーム スローライフ」。監修は倉本總氏とかCWニコル氏とか。
2005年10月04日
コメント(2)
9月初旬、某大手企業が米資本の企業グループに買収されたニュースが。うそっ!と思わず声を出してしまったのは、その会社の役員に知人(A氏としておきます)がいるから。ただ、知人と言っても向こうのほうがいくつか年上だし、「どうですか?」なんて電話やメールを送ったら気遣いと言うより興味本位と思われてしまいそうだし。そんなわけで何もせずに心配だけしていたわけですが、共通の知人B氏(ややこしくてすみません)から、今日「その後のA氏」の事情について聞くことができました。B氏はA氏と最近会ったそうで、いろいろと「買収が発表された会社のその後」を聞いたそうです。B氏の聞いた話によると、買収のニュースは役員も新聞報道の前日に知ったようで、水面下で工作が進められていた模様。報道のあった朝に社内に通達がなされ、公式発表は「基本的に雇用は維持する」だったそうですが、役員はとりあえず辞表を書いて出せと。とりあえず、っていうのもツライですが・・・。これ以上書くのはちょっとヤバイのでやめときます。そんなわけで、A氏は職探しの毎日だそうです。どこか働き口はあればいいですが、はっきり言ってA氏、失礼ながら「長く在籍した功労賞」で役員になったタイプ。大丈夫かなあ。子供もまだ自立する年ではなかったはずなのに、なんて言葉がつい出てしまうのは、これからの競争社会ではナンセンスなんでしょうか。
2005年10月03日
コメント(2)
もう何度も観ているのに、テレビでやるたびに必ず観てしまう映画がありまして、昨夜やっていた『トゥルーライズ』もワタシにとってはその一つ。いちおう「アクション映画」の分類に入るんですよね?でもワタシの頭の中のビデオルームでは、この作品ははっきり「コメディ」と位置づけられています。国家の秘密機関に属して対テロリスト強行係をやっている男がシュワルツェネッガー。しかしそれは秘密なので、妻と娘にはコンピューター会社のセールスマンということにしてあります。妻は『ワンダ』でおなじみのジェイミー・リー・カーチス。不細工芸人のような扱われ方をすることもありますが、平凡な田舎主婦を演じても様になり、本気を出せばとんでもなく美しいという(この映画では美しい肢体を披露)底知れぬポテンシャルを秘めたワタシ的にはかなり好きな女優さんです。このやたらアゴの発達した夫婦が本編の主人公。ストーリーを知りたい方は映画サイトなどをご覧いただければいいと思うんですが、狙っているのかいないのか、ストーリーはマヌケとトンデモとご都合主義のオンパレード。女房が浮気しているのではないかとシュワは特殊部隊を動員して追跡するし(お前は『こち亀』の中川か!)、テロリストにつかまって自白剤を打たれたシュワはなぜか薬が効いていないし(効いているふりをして突如逆襲。しかし何の説明もなし)、手錠をかけられていたはずなのにいつの間にか外れているし。テロリストはせっかくシュワの娘を人質にとったのに(いつ襲ったのか説明なし)、よく見張っていなくて爆弾のキーを持って逃げられてしまう。仲間も大勢いるのに何やってんだ?最後は戦闘機に乗ってテロリストを倒すシュワ。まるで乗り捨ててある車を拝借するかのように戦闘機に乗り込む彼に、さすがに製作者も恥ずかしくなったのか「お前、戦闘機なんて10何年かぶりだろう」なんて同僚に言わせるフォローがまたおかしい。それより何より、無人島とはいえ核爆弾を結局爆発させてしまって、その後の放射能汚染はいったいどうすんだよ!(その閃光をバックにキスを交わすシュワ夫婦、おい!)いやはや、ここまでやってくれたらもう清々しいというか、天晴れ。テーマは、うーん、・・・夫婦愛、かな? 最後にうそをつかなくて良くなったシュワと奥さんは、これまで以上の幸せを手に入れるわけですからね。この映画、ニョーボと映画館で観たんだよなあ。
2005年10月02日
コメント(2)
知り合いの社長から「ちょっとまた頼まれてくれる?」と電話。来週の土曜日に採用面接をするので、一緒に面接官をやってもらえないかと。この社長、ワタシのコンサルタント会社時代からの知り合いで、当時も人事関係の仕事を手伝うついでに面接官をやったものです。コンサルタントが人事のふりをして面接に出てくるというのは、実は珍しくありません。この会社は社員10人ほどの小さな会社なので例外ですが、大企業で面接官が大勢出てくるとき、一人くらい人事の専門会社の人間がまぎれ込んでいるのはよくあること(だいたい一次面接で、最初のふるい落としをするんです)。さて、最近はそこそこ景気も回復しているせいか、求人市場も活況のようです。こういうトレンドは、小さな会社はあまりうれしくありません。だって有名企業、大企業がぐっと門戸を広げますから、優秀な人材はごっそり持っていかれてしまいます。むしろ不景気なほうが、小さな会社は人材確保のチャンスはあるんですよ。実際、今年の春にもこの会社の面接をお手伝いしたのですが、応募してきたメンツはなかなか凄まじかったですよ。穴あきのボロボロジーンズに鋲付きの皮ジャン+皮ミニスカ、いま思えば『NANA』から抜け出してきたような女性。2駅前で間違って電車を降りてしまい、歩いて会社に来ようとして道に迷い、何度も電話してきたものの結局会社にたどりつけず姿を見せなかった女性。「女性事務職30歳まで」で募集しているのに応募してきた47歳男性。やる気があるなら会いますと社長が応じると、面接で「役員待遇を約束して欲しい」。「家が近いから」と歩いて来たのはいいとして、「犬の散歩をかねて」愛犬といっしょにやってきた中年女性。就職、転職を考えている皆さん、いま小さな会社は「普通の人」「常識がある人」というだけで一次面接は突破できます。ほんとそう思います。それはそれとして、今度の面接はどんな人が来るのか、ある意味楽しみではあります。
2005年10月01日
コメント(6)
全30件 (30件中 1-30件目)
1

![]()
