ごらん 東の空を壮麗な太陽が燃える頭をいま持ちあげる下界の人は 新しく現れた光景に敬意をはらい神聖な王者を眺めて ひとしく礼をつくすまた 高くそびえる天の山をのぼり中年に達しても なお青春の強い精気を保っているなら人はみな その美を称えつづけその黄金の行路を見まもるしかし 昼の天頂から疲れた車が弱々しい老人のように よろめき降りてくるとこれまで礼をつくした人も その行路から眼をそらしあらぬほうを向いてしまうきみも同じだ 昼の絶頂の時に子供をつくらないと見る人もなく死ぬことになる