PR

Freepage List

★私の本棚


★私の愛読書/赤毛のアン


★赤毛のアンの中に出てくる植物


★赤毛のアンに出てくる英米詩


★THE FAIRY QUEEN


★『いまを生きる』に引用された英米詩


『きっと忘れない』に引用された詩


♪ちょっとお菓子作り♪


★ガトー・ショコラ


★スコーン


★永遠の妖精 オードリー・ヘップバーン


★初恋


★オードリー


★麗しのサブリナ


★昼下がりの情事


★ティファニーで朝食を


★噂の二人


★戦争と平和


★シャレード


★ビビアン・リー


★哀愁


★メグ・ライアン


★恋人達の予感


★ユー・ガット・メール


★めぐり逢えたら


★フレンチ・キス


★ジョー、満月の島へ行く


★ジェームス・ディ―ン


★エリン・ブロコビッチ


★ショーシャンクの空に


★御存知でしたか?


★Remembrance/エミリー・ブロンテ


★William Butler Yeats


★さまようイーンガスの歌/イエ-ツ


★湖のなかの島/イエ-ツ


The Song of Wandering Aengus


★Men Improve with the Years 


★Aedh wishes for the Cloths of Heaven 


☆The Stolen Child/イエーツ


☆The White Birds


★In Memoriam/テニスン


★バーンズの詩


★ワーズ・ワースの詩


★ジェ―ン・ティラーの詩 “すみれ”


★ヘルマン・ヘッセ


★Christina Rossetti


ECHO


A BIRTHDAY


Remember


★The Wind


★The Rainbow


★SONG


★もう一度の春


★思い出


★ソネット


★誕生日


★修練女


モナ・イノミナタ


別れて、また別れて


★愛の批判


★三つの段階


★What are heavy?


★はじめての日(The First Day)


★Aengels at the foot


★BRIDE SONG 


★ものいわぬ友


★What is Pink?


★Hope


★My Dream


★Up-Hill


★過ぎてゆく


★The Rose


★人生の秘訣は?


★私は わたし


★二度とない人生だから


★人生航路の贈り物/サムエル・ウルマン


★IT MATTERS NOT/サムエル


★なぜ涙を/サムエル・ウルマン


★Emily Dickinson


★Hope is the thing


★IF I CAN STOP


★A Sepal, Petal, and


★I reason, earth is


★That I did always


★’No coward soul


★あなたの小さな胸に小川をお持ちですか


★ After a hundred years


★あなたにはわかりますよ


★冬の午後には……


★悲しみのようにひそやかに…… 


★A word is dead


★Because I could not stop for Death


★幸せメッセージ


★新生


★火を焚きなさい/山尾三省


★昼の月/坂村真民


★タンポポ魂/坂村真民


★月光/島崎藤村


月夜の浜辺/中原中也


汚れつちまつた悲しみに/中原中也


★空と風と星と詩/尹東柱  


★銀の小舟/林 清泉


★金子みすずの詩


★私の海/高田敏子


☆I was born/吉野弘


★立原道造/優しき歌 II


★I have a dream


★マザー・テレサの言葉


A CREED FOR THOSE WH


★Boys, be ambitious!


★聖フランチェスコの祈り


★An Evening Prayer


詩篇 第 23 編/主はわが牧者なり


★シェイクスピア


★シェイクスピア/Sonnet 153


★The Sonnet 30


★The Sonnet 60


★The Sonnet 116


★The Sonnet 1


★The Sonnet71


★The Sonnet 7


★The Sonnet 30


★The Sonnet 29


★The Sonnet 53


★Two Gentlemen of Verona.


★The Tempest


★Twelfth Night


★Othello


★ROMEO AND JULIET


Sonnet 18


Hamlet/Act 4, Scene 7


★A Midsummer Night's Dream


★Elizabeth Barrett Browning


★Go from me.


How do I love thee? Let me count the way


★If thou must love me


★When our two souls stand up erect


★Yet, love, mere love, is beautiful


★The Best Thing In The World


★永遠/アルチュール・ランボオ


★オフェリア/アルチュール・ランボオ


The Lady of Shalott


★Elizabeth Barrett Browning


★月の光/シュトルム


白い月/ポール・ヴェルレーヌ


★To a Waterfowl


★大事な頂き物


★大切なモノ/さなさんの詩


★ラモン・ヒメーネスの詩


★アメリカ先住民の言葉


★父は空 母は大地


★Rainbow Bridge


★At The Rainbow Brig


★夜明けの歌/メスカレロ・アパッチ族


★空のはた織り機/テワ・プエブロ族


☆風の知恵/デニスバンクス


☆母なる風の教え/ベア・ハート


★天使/サルヴァトーレ・クァジーモド


★クリスマスあれこれ


★葉 祥明の詩


★君はひとりぼっちじゃない/葉 祥明


★カリール・ギブランの言葉


★愛すればこそ近く思う /ゲーテ


★薔薇の歌/エドマンド・スペンサー


★ウォルト・ホイットマン


★わたし自身のうた/ホイットマン


★エドガー・アラン・ポー


★Sara Teasdale


★The Flight


★エマーソン


★Music I heard/コンラット・エイケン


★Alfred Tennyson


★Ask Me No More


★Mother Goose


★ハーブティー


t


☆Le Petit Prince


★Thomas Moore


Pierre de Ronsard


薔薇好きのあなたに



La Belle Dame Sans Merci/John Keats


To a Friend who sent me some/John Keats


銀河鉄道の夜:宮沢賢治


t2


tt


ttt


t5


t6


t7


t8


9 


10


11


Keyword Search

▼キーワード検索

March 6, 2004
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類

swan3.jpg

いつも訪れて下さる白鳥の好きなあなたに・・・





―クール湖の白鳥―

樹々はそれぞれに秋の美を装い
森の小道はみな乾いている
十月の夕暮れの光を吸って
水は静かな空を映している
ところどころ涸石の散る水辺には
五十九羽の白鳥がいる。

はじめてその数をかぞえた時から
十九度目の「秋」が来ている。
あの時は、まだ数えおわらぬうちに
だしぬけにみんな飛びたって
乱れた大きな輪となり
ざわめく羽音とともに、散っていった。

それから毎年、これらの
輝かしい生きものを眺めてきたが
今年、私の心は傷み悲しむばかりだ。
すべてが変わってしまったのだ、
頭上の羽音とともに足どり軽く走った
あの時とは
すべてが変わってしまったのだ。

それなのに白鳥たちはいまもなお
倦(う)む様子もなく愛しあっている
よくなじんだ冷たい水を掻いて進み
また、空に飛び立ってゆく
彼らの心は老いることがないのだ、
どこに流浪しようと、常に
その情熱と征服欲をしっかり
内側に保持しているのだ。

それでいて彼らはいま
静かな水に浮き漂っている。
何たる霊妙な姿であることか!
そしていつの日か私が目を覚まして
白鳥たちは飛び去ってしまった
と知った時も
彼らはどこかの池か湖のほとりで
藺草(いぐさ)の間に巣を作り
誰か、私の知らぬ人の眼を
楽しませつづけるのだろう。

(W.B.Yeats)加島祥造 訳










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  January 3, 2005 11:08:00 AM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: