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January 29, 2012
カテゴリ： カテゴリ未分類
我が家はすっぽり雪に壁に囲まれて近くの家の屋根しか見えなくなった。
この感じが好きなんです。
変わってるかな？
朝早くから除雪
朝昼兼用の食事をしてまた除雪
屋根の谷間から落ちた雪の始末は疲れます。
でも・・・
綺麗に片付いたらやっぱり嬉しい
雪が降り始めるまでの季節は好きじゃない
「冬嫌い！雪なんて嫌い！」って言ってばかり
でも降り始めどんどん降り積もり
全てが真っ白な雪に隠れてしまった景色を見ると
綺麗って思うの。冬って好きって思うの。
勝手なものね。
この前読んだ
村上由香さんの著作で『翼』の中に
自分の名前が好きになれな
主人公の真冬が
ナバホにメディシンマンに
どうして嫌うんだ、良い名前じゃないか
「木々は冬になると全ての葉を落とす。花は枯れ、実は落ちる、
動物達は眠り、あるいは死に、大地は雪と凍りに閉ざされる。暗くて寒いから、あんたはそれを
いやだという。だが、それらはみんな何のためだと思う？
やがてめぐってくる春を待つためだ。準備を整えて、再び新しい若葉を芽吹かせるためだ。
新しい命を生み、育てるためだ。いいかね、マフユ。春の始まりは、春ではない。冬に始まるのだ。
冬無しに春や夏はありえない。生は、死を糧としている。そして死もまた生を糧としている。
なぜなら、命が誕生した時、すでに死は始まってるからさ、わかるかね？
すべてはめぐりめぐっているんじゃよ。」
「その名が『冬のさなか』を意味するならそれは良い名だとわしは思う。すべての命を内に抱いた、
実に良い名前だ。」
というくだりを思い出しました。
冷たい雪の下で
じっと春を待ち続けあたらしい命を育んでいる何かを感じながら
雪かきをした一日でした。
※村上由香 著 『翼』より引用
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