どうして二人の足元さえ歪んでしまったの?甘美でちょっと不吉な旋律に酔わされて実なんか無い胡桃を気にかけてた無力だったのにその手を握り締めて笑って殻さえ無い裸の胡桃を追いかけてた不思議なひとときだったねでも確かにあのとき僕は澄んだ涙を捧げてた嘘ではなかった 嘘でもなかった今は決して混ざる筈の無い赤と青が決して混ざってはならない赤と青がまばゆいくらいの美しさで私の悲しみを染め上げるでも紫 なん て あん なの 色じゃ ない よ