NJ免許取得奮戦記 2.


Day2
翌日、視力試験に行きました。裸眼の視力は悪いのですが、めがねをつければ
普段日本でも運転で支障がでるという程ではありません。特に問題も無いだろう・・
と思って、気楽に出かけました。

昨日貰った練習用免許書を提出して、視力検査の旨を告げると、早速検査機械の前に呼ばれました。
覗き込むやつです。覗き込むと5×5位で字(アルファベット)が並んでいます。
「上から読んでみて」といわれました。なんだ、簡単じゃん!
読んでみました。
検査人が怪訝そうな顔をしています。2回ほどもう一回読んでみて?といわれ、読んだのですが、最終的に、「お前は、上の右からこう読んでいるのか、それとも左からか・・(手で右から水平に指を出しています。)お前の視力は悪い。眼科に行って証明書をもらってくるように。」
といわれました。
「はぁ。私の目は、そこまでいわれるほど悪くないし、字は見えている。。ハズ しかも私は医療保険に入っていない(海外旅行保険のみ・・)
医者に行ったら実費を請求される。ここでお金を使いたくない。やばい・・」と思いました。
もう一度検査を受けて、合格すれば、そのまますんなり進むはずだから、もう一度度の強いめがねでやってみよう。

そこで、検査の人に言いました。
「ちょっとまってくれ。明日またキチンとしためがねで来るから、(視力検査不合格。眼科の記録が必要)というような記録には残さないでくれ。」
一応検査の人は、了解してくれました。

DAY 3
また、翌日運転免許場に行きました。私が持っている最大度数であるコンタクトをつけて行きました。昨日とは別の検査人です。昨日のおじさんとは違って、なんかイタリア系のようにも見えます。でもスペイン語を話しているので、そっちの方の人なんでしょうね。
(この後、何度も出てくる人なので(イタ)とします。)また、検査に呼ばれました。

(イタ)「じゃ、読んでみて。上からね。」
(G) 「はい。CTV・・・(簡単ジャン。)」
(イタ)「はい。だめ。医者の検査を貰ってきてね。」
(G) (へ!??。まただめ。。何でだろ・・。もしかしたら読んでいる部分が違うのかな)
   くいさがりました。
   「でも私にはちゃんと見えてます。どこを読んだらいいのか教えてください。」
   再度、上からと言われて、上左から順に右に読んでいきました。
(イタ) 「全然だめ。(far from the charactors. I can not even imagine what you are reading」
    医者に行きなさい。prescriptionをもらうだけだ。何で医者にいけないのか。」
(G) 「医者に行くと時間もないし、保険も無いからそんなことができない。」
(イタ)「この練習用免許は2月ある。その間なら時間もあるだろう。私は君が一体何をよんでいるのかすら想像もつかない・・」
 (イタ)は、ぐりぐりと医者の記録要というところにサインをしてしまいました。

 見ると、私の次に並んでいた、スペイン語を話す高校生らしき集団は次々と読んでいってパスしています。

Guhは、失意でした。もしかしたら、私は、ローマ字が読めないのではないだろうか。それとも、右とか上とかそういう英語も知らないのではないだろうか。

B&Bに帰って、インターネットでいろいろ免許取得の際に視力検査で引っかかった人の例は無いか、探してみました。でもそんな馬鹿な人はどこにもいないようです。みんなすんなり視力を通って、学科試験を受けています。
あーあ。そんなお馬鹿じゃ、学科試験なんかとおる訳ないよな。このままじゃ、ずっと免許がとれないかもしれない。。アメリカで免許無かったら、生活不便だろうな。
真剣にそう思いました。

英語にすっかり自信をなくしてしまったGuhは、NYとNJの日系の病院で眼科検査をしているところに片っ端から電話をしまくりました。勿論英語を話さないといけなさそうな米系の眼科は既に眼中にありません。
しかし聞いてみたところ、大体の病院は、視力検査だけを行うというのではなく、治療もセットになっていました。その分高い。。私の想像していた金額と桁が違うのです。しかも前述のとおり、検査では保険が利かない・・・どうしよう。。

しょうがない。もう一度免許所でトライをしよう。そこでもう一度トライをすることにしました。


DAY4
 再度、免許場に行きました。今度も別の人が窓口に出てきました。黒いジャンバーの中年男です。(今後は、(黒)とします。)嘘でも事情を説明したら、試験だけは受けさせてもらえるかもしれない。交渉開始。

(G) 昨日検査を受けて不合格になったんですけど、めがねを変えてきました。視力検査  受けさせてください。
(黒)いいよ。(検査機はすいてました。)上から読んで・・
(G) (読む)5秒後
(黒)はい。だめ。やっぱり検査必要。医者に行っておいで。
   次の人・・(私のことは圧倒的に無視・・)

すっかり元気をなくしてしまったGuhでした。どうしよ。桁違いの検査料を払うしかないかな。。

ところで、この免許場は、小ぶりなモールの中にあります。そろそろ昼です。どうしようかな。一応ハンバーガーとかのお店もあります。そちらに向かっていったら、左手に小さなお店が目に入りました。めがねやです。その扉に、eye examination書いてあるのがなぜか目に入ってきました。
半分、やけになっていた私は、どうでも良いやと思って、値段だけでも聞いてみようと思ってお店に入りました。

 なんと値段。15ドル。今まで桁の違う値段にぎょっとしていた私には天の声に聞こえました。しかもすぐにやってくれるとのこと。別に視力がある程度あるということが証明されればいいんだもんね。
どんな評判の医者であろうとも、証明書さえもらえればいいや。心底そう思っていました。

 10分後。十分な視力ありという診断をもらってきました。ハンバーガを食べて再び目の前の免許場に行きました。

 すると、(黒)がこっちを目ざとく見つけて(東洋人一人だから、目立つんですよね)
 「医者に行けっていってるだろ。もう検査は時間の無駄だ。。」と怒鳴るんです。
 こっちも激怒しました。
 「ここに医者の診断書があるから、きちんと前に進めろ・・」

 憮然とした表情の(黒)。一応チェックして、視力検査済みのはんこを押して次の 学科試験が受けられることになりました。

 しかし、いまだに何で、免許場の視力検査にパスしなかったのかはわかりません。 もしかしたら、そのDMVでは、視力検査をはじめて受ける人は、必ず眼科の検査を受けることにさせているとしか思えませんでした。

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