すくすく日記

食べ物アレルギー




食べ物アレルギー

【まゆちゃんの湿疹】
娘は生後半月もした時から顔、頭、首に湿疹が出始めました。今から思うと現在出ているような湿疹とはまた違っていわゆる「脂漏性湿疹」でした。皮膚科へ行くときれいに洗うように言われ、それまでよりきれいに洗うように心がけるとその「脂漏性湿疹」はきれいになくなりました。
しかし、それまでとは違う湿疹が後頭部、首、顔、ひじ、ひざに出るようになったのです。皮膚科で診てもらうと「乳児湿疹」でしばらく様子をみましょう、とのことでしたが何月経っても「乳児湿疹」のまま進展がなかったので、隣町のアレルギー専門の小児科へ行くことにしました。そこでの血液検査の結果、卵白と乳製品にアレルギー反応を示していることがわかりました。この時から乳児と食べ物の関係について情報集めを始めたのです。


【乳児期の湿疹と食べ物の関係】
赤ちゃんの体のしくみを知ることでなぜ食べ物でアレルギー反応が起きるのかがわかってきました。

◆ 腸管の発達が未熟
 生後から2歳くらいまでの赤ちゃんは消化力が弱く、タンパク質をアミノ酸までに分解できず大きな分子のまま残ってしまう。

 そして『腸管壁が未熟』
 上記で残った大きな分子がそのまま血液中に入って抗原(アレルゲン)として働き抗体をつくってしまう。

つまり皮膚炎は血液中の分解できていないタンパク質や不必要なものが過剰に流れることが根本原因だと考えられているのです。

しかし乳児期の食物アレルギーは腸管が発達する3歳ころまでにはほとんどがおこりにくくなるといわれています。


【症状と食べ物】
 食べ物アレルギーでは全身にさまざまな症状が現れます。
◆ 皮膚症状・・・じんましん、かゆみ、発赤、湿疹
◆ 消化器症状・・・腹痛、嘔吐、下痢
◆ 呼吸器症状・・・ぜんそく、せき、ゼーゼーする
◆ 全身症状・・・アナフィラキシーショック


 アレルギーを起こす食べ物
 どんな食べ物もアレルゲンとなる可能性があります。
◆ 特に起こしやすいもの・・・卵、牛乳、小麦、穀物、豆類等
◆ その他・・・甲殻類、魚介類、キウイやいちごなどの果物等




【母乳育児の母親の食事】
以上のことから母乳で育っている娘の皮膚炎を軽くするために、私自身が以下のことに気をつけて食事制限をすることとなりました。
◆ タンパク質の取り方
◆ タンパク質を分解する乳酸菌を食べる


お医者さんや専門家の方々によって、母乳を飲んでいる赤ちゃんの湿疹と母親の食事について関係ないと断言される方もおられます。私も一ヶ月検診時に診てもらった小児科の先生、皮膚科の先生は母親の食事制限は意味がないとおっしゃいました。しかし、実際に卵、乳製品から除去し始めてみたところ娘の湿疹は少しづつ良くなり、それまでコンコンとせきをしていたのも無くなりました。アレルギー反応は湿疹だけではなかったのです。私は冬だから少し風邪気味なのかしら、とのんきに解釈していましたが、娘はちゃんと体が負担になっているサインを送っていたのです。私のこの経験から母親の食事はちゃんと母乳につながっていると思うようになりました。

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