ハノイから来た男【スパイ大作戦】 | 背徳の文化評論

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2004年01月19日

ハノイから来た男　【スパイ大作戦】

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テーマ：背徳の文化評論　【ドグマカルマ】(43)

カテゴリ：カテゴリ未分類

アメリカンなまりの強い　英語である。

大きな声で　まるでテキサスの田舎から出てきたようにしゃべる。

彼はハノイの男である。

いつも通う朝食屋に　日曜だけ現れる。

彼は　私のニューフレンド

工場のマネェージャー

アメリカ資本であるという。

と言うことで彼の動作しゃべり方すべて
アメリカ人のようである。

利用できるものはすべて利用する。

そしてのし上がる。
お情け頂戴的

被害者意識をむき出しにして
金になどせびらない

ハノイの男は　こういう場合スパイもかねているようである。
ベトナムと言う国は

あのアメリカにかってしまう恐ろしい面魂の国

日曜の朝は　そんな彼と歓談

いろいろと情報交換をするのだ。
現在の麻薬ルートについて

ベトナムは覚醒剤五十グラムで射殺される国である。

国境の横道のことはすべてお見通し
しかし日本人の運び屋についてはいささか驚いて

いた　新しい銃殺のターゲットだ。

彼は　そのルートに対して

船で運び出す。

そして世界に発信するという。

また　私は以前日本にて
ベトナム難民キャンプを支援していた話について

以前よりの大きな疑問を投げかけた。

「私は日本のキャンプでベトナム人を知りました。

彼らは非常にクリミナルでした。
また怠け者でした。

しかし本国のベトナム人はそうではない。

賢く働き者でした。

日本のキャンプの

ベトナム人と

本国のオリジンのベトナム人

とは違う人間のように感じました。」

そうすると驚くことに

「そうです。ベトナム政府は1979年

ベトナム国内にいる　中国人難民　カンホジア難民を

監獄にいた者達を

ベトナム国籍の人間としてボートピープルとして

追い出しました。」

たしかにそうである。

ベトナム政府は　ベトナム新政府にとって厄介な
クリミナルな人間を追い出したのである。

彼らハノイからきた

　ビジネスマンは大抵以前は政府の高官である。

ベトナム正月が終わったら
部下を引き連れ遊びにいらっしゃるとのこと

楽しみである。

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