はじめのいっぽ

はじめのいっぽ

うつのはじまり…


悶々うつうつとした気分を感じるようになりました。

助産師になり、就職して3ヶ月。
なかなか慣れない仕事。
なりたくてなったはずの助産師の仕事。
なぜだか毎日が楽しくない。

以前からドジだった私。

看護師になってNICUで働いていたときはどうだった??
その時だってなかなか慣れない仕事、大変だった。
その時と同じ状況なんじゃないの??
そのうち慣れてきて楽しくなるんじゃないの??
そう思ってた。そう思うようにしていた。

以前NICUで働いていた時と同じ職場。
スタッフだって知っている人ばかりだし、
それでいてフォローがなかったわけでもない。
一から人間関係を築くのに比べたら、負担は軽かったはずだった。
同期の子だっていてくれる。

けど、やはり何かが違った。

同じ職場に戻ってきて感じたことは大きなプレッシャー。

以前いたスタッフなんだから。
助産師としては1年目だけど看護師としては5年目のキャリアがあるんだから。
NICUでの先輩でもあるんだから。

期待されているはず…。
期待に応えなくては。

そんなプレッシャーの中、慣れない仕事。
助産師としては1年目。
成人を看護する看護師として1年目。

分かっていたはずだった。
自分が要領の悪い人間だったっていうことも。
自分は要領を得るのに人より倍時間がかかる子だっていうことも。

でも…なかなか要領を得られない自分。
それに対して焦る自分。
いつになったらできることができるんだろう??
周りの目が気になる自分。
後輩たちが見ている中、自分はどう映っているんだろう??
自分より年下のキャリア的には先輩の子達にどう思われているんだろう??
使えない人だって思われているんだろうか。

同期の子って一体誰のこと??
看護師になった時に一緒に過ごした同期の子。
彼女たちはもう6年目の中堅ベテラン看護師だ。
私とは1年差がある。
NICUの時に一緒に過ごした同期の子は2年前から婦人科に異動し、
今ではチームリーダーをとって活躍している。
NICUの看護もできて、婦人科(成人)看護もできるようになった。
もう一人の同期の子は婦人科、リプロのベテランナース。
2年前から彼女もNICUに異動になって頑張っている。
2人とも成人も赤ちゃんも看れるようになった。
同期だったはずなのにな…。と思ってしまう自分。
何だか遠くの存在に感じるようになった。
助産師になって一緒に入った同期の子たちは
みんな年下で敬語を使ってくる。
自分は仲良くしようと努めていても
縮まらない距離があった。
…距離を感じた…。
私の同期の子って一体誰のことなんだろう??
誰に頼っていけばいいんだろう??

産婦人科病棟はもちろん女性しかいない。
患者様もスタッフも。
スタッフたちの中でいかにも女性特有の職場だなと感じるところがあった。
スタッフ同士の陰口。
あの子は仕事が出来ないんだよね~。
という言葉を聞いては、きっと私も言われているんだろうなって感じてた。
とっても苦痛だった。

そういうことを考えていた。
仕事しているときも。仕事が終わって家に帰りながら。家にいながら。

仕事で失敗しては引きづるようになっていった。
それが消化されないまま積み重なっていく。
毎日病棟にいくのが苦痛で仕方がない。
患者様と関わっている間だけは努めて気を張るようにしていた。
…けど…毎日が全然楽しくない。
考えることは仕事に失敗を悔やむことや周りの目を気にすること。

そんな日々を過ごしているうちに病気になっていったんだと思います。


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