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2011年05月01日
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この日が近いことは分かっていたが、せっかちな父は今までの生き方と同じように、逝ってしまった。

5日前に86歳の誕生日を迎えることができて、お風呂にも入れていただき、回復の兆しさえ見せていた。お医者さんは2~3か月はと言い、医療の手薄な連休を超えられればと思っていたが、息を引き取るためにエネルギーを貯めていたのだろうか、命は風船のようにしぼんでしまったように思える。

夕方、家で病院からの「心臓が弱っています。すぐに来てください。」という電話の後に、電車に乗ったとたんに、母から「私も間もあわなかった。気を落とさないでね。」という電話があった。

ちょっと前まで、母が病院にいたのに、思い立ったら、さっさと旅立ってしまう。父のことを神出鬼没だと母は言っていたが、その通り。

電車の中で、悲しいというよりほっとしていた。もう準備はできていたし、もう父が肉体を脱ぎ捨てて、魂が自由にどこでも飛んで行けるのであれば、きっと楽しことが父にもこれから起きてくるに違いない。なにしろ、もう神さまか、仏かとにかく大きな力に受け止めれているので、こちらは心配することは全くない。

異なる世界には行っているので、あとは残された肉体の後始末を家族と相談して、シンプルに行うだけだ。

誰も歩いて行いない暗い道を歩いて、実家に着いた。なんだか、父もほっとした顔で横たわっていた。末期の水で唇を湿らせた。どうしても抜け殻に思える。






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最終更新日  2011年05月06日 19時13分09秒
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