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我が家の餌の与え方(その1)
1. 与える餌の種類
(1) 我が家で現在らんちうに与えている餌の種類は、赤虫、人工飼料
(ペレット)、ブラインシュリンプ等です。
(2) 赤虫は冷凍品ですが、非常に質の良いものが安価で多量に入手
できるようになりましたので多用している餌の1つです。
1) 成魚の冬起こし(冬眠明け)直後は、消化機能が弱っているので、
数日間この赤虫のみを与えます。又、成魚には5月頃から9月
一杯の期間、ペレットと半々ぐらいの割合で与えています。
2) 当歳魚の場合は、孵化後50~60日経過した黒仔に与え始め、
やはり9月一杯まで与えます。
3) 赤虫は自然食なので良い餌であると思います。人工飼料は
使わず赤虫のみで飼育している人もいますが立派に育っています。
又、らんちうの肉瘤の発達には赤虫が有効であると言われて
います。
(3) 人工飼料(ペレット)は、らんちう専用にいろんな商品が出ており
今までいろいろと使ってみましたが、ここ数年は錦鯉用の咲ひかりの
極小粒(20kg入り)を使っています。この餌は栄養価のバランス
が良いのと、色揚げ効果が非常に大きいので気に入っています。
又、粒の大きさも1.7mm~2.0mmと丁度良い大きさです。
1) 成魚には冬眠期以外、年間を通してこの餌を与えます。
2) 当歳魚には、黒仔が孵化した後50日ぐらい経ってから、少し
づつ与え始め、晩秋まで与え続けます。
3) 最近の人工飼料は栄養価が高く、魚が好んで食べますので与える
餌の主力になっているものです。商品により栄養素の構成や水中で
の溶ける速度(柔らかさ)が違いますので、自分の使い勝手の良い
ものを探すと良いと思います。又、最近は色揚げ効果の高いものが
いろいろと出てきましたのでうまく使うと効果的です。
(4) ブラインシュリンプは缶詰になったものを購入し使用しています。
この餌は言うまでも無く当歳魚、それも稚魚~黒仔の期間に与えて
います。
この餌は、生き餌で新鮮且つ栄養価が高く、サイズが極小ですので、
ミジンコが簡単に採取できなくなった今日では、稚魚の餌としては
欠かせないものです。
2. 魚年齢別の餌の与え方
(1) 成魚の場合
1) 上記でも書きましたが、冬起こし直後の数日間は消化不良になら
ないように柔らかい赤虫を与え、その後はペレットに切り換えて
います。
2) 毎年、黒仔に5月頃から赤虫を与え始めますので、その時期から
9月一杯まで、成魚にもペレットと赤虫を交互に与えています。
3) 10月~11月の期間は、赤虫よりも脂肪分の多いペレットのみ
与え冬眠期に備えています。
(2) 当歳魚の場合
1) らんちうの稚魚は孵化後、2~3日は体内から栄養を取りますが、
その後は餌を求め泳ぎだしますので、そのときからブラインシュリ
ンプを与え始めます。ブラインシュリンプを与える期間は一般的に
与えはじめてから40日~50日ぐらいだと思います。しかし、我が
家では生き餌で使いやすいこともあり約90日間与え続けています。
2) 40~50日のサイズになった黒仔には、赤虫と人工飼料を与え
始めます。赤虫は頭の肉瘤の発達、人工飼料は骨格の発達と
色揚げ効果のために、ブラインシュリンプと併用します。
しかし90日まではブラインシュリンプが主食です。割合はブライン
シュリンプが6、赤虫と人工飼料が2づつです。しかし成長に伴い、
赤虫と人工飼料の割合を増やしていきます。
3) 90日経過後~9月末までの期間は赤虫とペレットを与えます。
割合はほぼ半々です。
4) 当歳魚の場合も、成魚と同様に10月~11月の期間は、赤虫
よりも脂肪分の多いペレットのみを与え冬眠期に備えています。
続く