第二五巻 癩王のテラス/LONG AFTER LOVE
☆ カンボジヤのジャヤ・ヴァルマン七世王は占城王国から凱旋した
宴で少年の頃から慣れ親しんだテラスの石の欄干に寺院の建立を命じるが
そのときから王の左の二の腕には赤い斑紋があらわれ・・・
「ＬＯＮＧ ＡＦＴＥＲ ＬＯＶＥ」
☆ 妻・「葵上」のいる病院に急ぐ光は公園で「卒塔婆小町」に思いを告げた
詩人の屍が乞食たちに運ばれてくるのを見つめる。妻を見舞った後、光は
付添いの看護婦に、詩人が自分なのではないかと語り始め・・・
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