┌|∵|┘ハニ┌|∵|┘

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第一話


ようこそパトリシア2 ーなっちとナツミー

プロローグ


いつからだろう・・・
 串を通さないとネットに入れなくなったのは・・・

いつからだろう・・・
 ブラクラチェッカーを通さないとファイルを開けなくなったのは・・・

そして、いつからだろう・・・

 もう一人のナツミを感じ始めたのは・・・


その時 一匹の犬がバターをくわえて近づいてきた。

「パッ、パトリシア 今、今日はダメだべさ。」
なつみは困惑した表情でその犬を見つめた。

しかし、なつみの気持ちを知ってか知らずか尻尾を降り始める。


「・・・しょうがないなぁー。」
なつみはその犬からバターを取り上げた。

ペタペタ。


第一話


なつみはポテトチップスを食べていた。

ギギギギ

最近なぜか けんこう骨のあたりがキシむ。
なつみに体にはちょっとした変化が起こっていた。

(なつみ。)
どこからともなく声が聞こえてくる。
はっとして振り返る。が、そこには誰もいない。

「なんだべさ。」
つぶやいてみた。

しかし 何の反応もなかった。

なつみは また食べ始める。

(なつみ。) まただ。
急に意識が遠のいていく感覚に襲われた。

ダメだべさ ダメだべさ・・・

ポテチの油まみれの手で頬をパンパンと叩いてみる。

無駄だった。


・・・どのくらい気を失っていたのだろう・・・

ドアのノックで眼がさめる。

ドンドンドンドンドンドンドン

「なつみ? いないのー ?」
カオリンだ。

ガチャガチャガチャガチャ
(鍵かかってるべさ。)
なつみは叫んだ。

しかし 遅かったようだ。

ドーン
・・・

カオリンの厚底ブーツの靴の裏が見える。
そう。カオリンは馬場さんの忘れ形見“十六文キック“を放っていた。

 また大家さんに怒られえるべさー(涙)

心とは裏腹にカオリンに抱きついていた。
とっても寂しかったのだ。
スカっ
あれ?
なつみの腕がカオリンの体を通り越した。
スカっ スカっ スカっ スカっ
あれ?あれ?あれ?あれ?
(おかしいべさ。)

「なつみ? どうしちゃったの?顔中ポテチだらけだよ。」
(そうだったべさ。私は・・・)

しかし、カオリンの視線は私に向けられたものではなかった。
視線をたどっていくと・・・
あっ。

もう一人の“なつみ”がそこにいた。

カオリンはその“なつみ”に近づいていき
顔についているポテチを舐め始めた。

ペロペロ
・・・

「ウマー(?д?)」

ゾクっ

鋭い視線を感じる。
カオリンに顔を舐められている“なつみ”だった。
(あいつ なっちのこと みえてるべさ。)

「かおりー。くすぐったいよ。」
「だーめ。 まだポテチ付いてるしー それにね。それにね。
 ・・・ずーっと なっちのこと気になってたんだよ。」
「はぁ?」
なつみに顔が変わってくる。
(なんか やばいべさ。)

なつみは手探りで何かの凶器を探っていた。
(カオリン 危ないべさ。)

なつみは必死で殺気を押し殺していた。
「覚悟。」
腹部に長い棒を刺していた。
(あー これでなっちは 殺人者だべさ。)

・・・
ポキっ。
(^O^) ア---ン

しまった。
それは、北海道限定ジャンボポッキー“夕張メロン味” だった。

“チッ” 悔しがるなつみ。
(助かったべさ) 安心するなつみ。

そんな二人を見つめていたのは
バターをくわえた“パトリシア”だった。

第1話 終わり




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