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2003年3月に、アメリカのブッシュ大統領は、(イラクが大量破壊兵器を保有している)という大義名分をかかげて、国連安保理決議を根拠としてイラク戦争を開始したが、ついに最後まで、大量兵器を見つけることができず、その言い訳に四苦八苦したことは、我々の記憶に新しい。 今回の事態は、それにオーバーラップして、悩ましい面がある。 しかし、フセイン大統領は、逮捕されてからも、1980年代のクルド人に対する化学兵器を使用した大量虐殺について 「必要だった」と正当性を主張し続けていた。 そもそも、戦争行為、戦闘行為というものは、自分たちを正当化することが前提なので、後から、どうこう言われても勝者がすべてということになる。 第2次大戦後のニュールンベルグ裁判や東京裁判は、(勝者の勝者による裁判だ)と批判される一面を持っていることも事実の一端だ。 「正義の戦争」「不正義の戦争」という分け方自体が、無意味に思えてくる。 「自衛のための戦争」は、やむを得ないとは思うが、誰も、心底から、戦争を望んではいないにもかかわらず、現実的な要請?として、対応を迫られる結果だ。 これが・・・人類の破滅につながるような気がする。 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) <シリア攻撃>「化学兵器、何度も使用」米高官、背景説明
2017.04.09
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シリア政府、収容所で「絶滅」行為 国連調査委が報告 2016-2-9 AFP=時事 【AFP=時事】国連(UN)のシリアに関する調査委員会は8日、シリア政府が運営管理する刑務所や収容所で「絶滅」行為に及んでいると糾弾する報告書を公表した。拘束されている人々は、処刑や拷問で殺害されたり、劣悪な環境が原因で死亡したりしているという。シリア・パルミラの刑務所をISが爆破、アサド政権の残虐さの象徴 報告書によると、約5年前に始まったシリア内戦では、さまざまな立場で拘束された数千人もの人々が殺害された。報告書では特に、シリア当局が運営している刑務所や収容所のおぞましい実態が浮き彫りにされた。 スイス・ジュネーブ(Geneva)で記者会見したパウロ・セルジオ・ピネイロ(Paulo Sergio Pinheiro)委員長は、「被収容者が大量虐殺されており、人道に対する罪に相当する絶滅行為の責任がシリア政府にあることを示唆している」と述べた。 この報告書は、内戦が始まった2011年3月から昨年11月までの状況について、621件の聞き取り調査に基づいてまとめられた。証言者には、拘束中の人が死亡する様子を目の当たりにしてきた200人以上の元被収容者が含まれている。■「想像を絶する虐待」 ピネイロ委員長によると、「拘束を解かれ今も生存する被収容者のほぼ全員が、想像を絶する虐待を経験していた」という。生存者らは他の被収容者らが、尋問の過程や監房の中で死ぬまで殴打されたり、ひどい拷問で重傷を負ったにもかかわらず放置されて死亡したりした様子を詳細に語っている。 ある証言者は、中部ホムス(Homs)にある治安部隊の支部で拘束されていた高齢の男性が激しい殴打を受けた末、天井から手首をつるされた状態で死んでいったと明かした。 報告書には、「警備担当者らは男性の両目をたばこで焼き、熱した鋭利な金属で体を刺した」「男性は天井につるされたまま3時間放置され、息絶えた」と記されている。 また医療も不十分で、「非人間的な居住環境」に置かれたために死亡した人もいたという。不潔な監房は被収容者であふれ、十分な食料も清潔な水も与えられていなかった。多くの被収容者が、トイレの水を飲むことを強いられていたという。 「各地の収容所で、非常に多くの人々が長引く重度の下痢で死亡した」「犠牲者の多くが、数か月間苦しんだ後に死んでいった」と報告書は指摘している。死亡した被収容者の大半は男性だったが、シリア当局の拘束下で死亡した人々の中には女性や最年少で7歳の子どもも含まれていたとされる。 カーラ・デルポンテ(Carla Del Ponte)調査官は、シリアで「完全なる免責状態」がまん延していることを批判し、国連安全保障理事会(UN Security Council)が「手をこまぬいている」と非難した。 安保理に対し、シリアの実態を国際刑事裁判所(ICC)に付託するよう繰り返し要請してきた調査委員会は、違法行為が疑われる人物や機関、集団を対象とした「狙い撃ち制裁」に踏み切るよう要求した。 【翻訳編集】 AFPBB News
2016.02.10
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