-憂色-

-憂色-


    ー雨ー


    傘もささずに飛び出した
    思ったよりも雨は冷たくて
    でも 僕の感情と反応し溢れたものを 
    うまくかき消してくれたよ 


     今ここで 大声を出して叫んだって
    地に蹲ったって
    僕に救いの手は伸びてきたりしないんだね
    ねぇ 雨と共にどこかへ流れて やがて消えてしまおうか


    そのまま 変わらずそこでじっとしていた
    髪も服も全てを濡らして
    どうでもいい なんて自分勝手な思想が働く


    今ここで 大声を出して叫んだって
    地に蹲ったって
    僕は救いの手は伸びてきたりしないんだね
    ねぇ 雨と共にどこかへ流れて やがて消えてしまおうか


    あぁ もし 僕に救世主がいるとしたら
    今がそう、ベストシーン
    さぁ 早く  現れてくれないのか?


    何を願うんだ 何を想うんだ 
    少年、何がそんなに悲しい?
    雨と共に行きたければ行けばいいだろう?
    そして その偏った考えと共に消えてしまえ


     救世主、君は・・・・
    少年は泣いた
    そして空は晴れ渡り
    その頬にある感情だけが
    取り残されて やがて消えた








































© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: