「Fragrance」



全体的にブルーに包まれたGacktがしなやかにマイクに近づく。
マイクスタンドを包み込むようにうなだれて歌うGackt。
愛しそうに、切なそうに、苦しそうに、
時折スタンドをなで上げたり、口付けたり…。
身体をクネクネ…。
でもそれは、目の前の誰かを愛しい気持ちで愛撫しているのとは違うような気がします。
隠された真実。
失われた誰か。
触れ合った過去の記憶。
感触。
隠されたその身体。
思い出そうとしているのか…。思い出して悲しんでいるのか…。
うつむいて隠された顔、ブルーに映し出された影、
「Fragrance」…香りと共に記憶よ蘇れ…。って感じですね。


<分析>


“僕”は行き先さえも見つけられない。
“僕”はいったい何のために生まれてきたのか?
“僕”は過去の名前さえ思い出さない。
隠されたこの姿を・・。

この“僕”は記憶を失っているのでは?

大切な誰かのことも、自分のことも憶えていない。
でも、何かをきっかけにして思い出しかけている。
それはFragrance…つまり、香り。

触覚や聴覚よりも匂いの記憶というのは残るのだそうです。(Gackt氏曰く)
ということは、忘れてしまったものを思い出す時にも、嗅覚というのはかなり強いきっかけになるのではないでしょうか。
たとえばその人のつけていた香水、一緒に歩いた海辺の潮の香り、好きだった花の香り、もしかすると…血の香り?(Gackっぽく)

“香り”という言葉は「death wish」にも出てきますね。
『忘れていた君の香りさえ思い出して♪』
と、いうことは、「Fragrance」は「death wish」以前なのね…?
アルバム「MOON」では「Fragrance」の次が「death wish」になってる。
偶然なの?

また“雨”は英語でrain…『雨を降らせ続けた』で「rain」を連想するのは…いかにもこじつけか(苦笑)。

悩むのが後半の語りの部分なのですが、いまだに正確な聴き取りが出来ていません。
自信持って言えるのは『この手紙に乗せた僕の想いが、君に届くことを…』くらいでしょうか。

『醒めぬ眠りに落ちても』という部分で“醒めない眠り”=“死”という連想をしたのですが、“僕”の愛しい人は既にこの世にいないのかもしれませんね。
色々と疑問が多い歌詞です。
“僕”の犯した“罪”は一体なんなのか、ということ。罪を犯した、ということを漠然とは憶えているんだね?

ついでに。
歌詞カードに写っている銃は2つ。
彼女は誰かに殺されたの?
僕も殺されたの?でも僕だけは助かったの?そして目が覚めたら記憶喪失に?
「聞かせておくれよ」
「その声を見せておくれよ」
「教えておくれよ。」
「真実を告げておくれよ。」

あとアレはパスポート?何を意図しているのでしょうかね。
テーブル(?)の上の液体は…血?
誰の?
あぁぁ。わからないことだらけ~~~(困ったなぁ)。

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