marimoのぐうたら日記

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入院 8/28から9/6


リツキサン前のPET検査を行う。

食事・水分OKとの許可が出た。
母が「メロンが食べたい」というので父が売店でカットリンゴを買って食べさせた。
「固い」と言いながらシャクシャクかじって食べたそうだ。
(果汁を飲んで、かすは出したらしいが)

<2013年8月29日>
いよいよリツキサンが始まった。(時間はだいたいの時間です)

9:00 ポララミン錠(アレルギー反応を抑える薬)と
     ブルフェン錠(解熱鎮痛剤)を飲む
9:30 リツキサン点滴スタート

11:30 病院から自宅に電話がある。父が話を聞く。私は出先で、父から電話があった。
      「口から血が出ているらしい。抗がん剤は中止になったって。
      これから胃カメラをするそうだ。1時半までに来られますかと先生に言われたので、これから行ってくる」
      私も用事を済ませて慌てて帰宅。旦那には半休で帰ってきてもらうことにした。
      お昼ごはんを用意しながら、小学生の長女を待つ。

14:30 家事を済ませ、旦那の帰りを待って(子どもたちを預けて)病院へ。

14:50 病室につくと、父が一人で立っていた。
      10分ほど前に、ベッドごと胃カメラ(内視鏡)に行ったとのこと。
      二人で話しながら病室で待つ。

17:00 看護師さんに「話があるので」と呼ばれ、内視鏡センターに行く。
      N医師から話があった。
      「内視鏡で出血の箇所を確認しました。胃には潰瘍が2か所ありましたが
      今回の出血の原因ではないです。そして食道に血の塊があり、取り除いてみたら
      穴があいていて、そこからの出血とわかりました。
      おそらくリンパ腫が影響していると思われます」

      そして、穴をふさぐ手術をするかどうか、人工呼吸器はするのかどうか、
      という選択を迫られた。手術ができるのならしてほしいとお願いした。
      延命治療は本人は望んでいない旨を伝えた。

17:40 手術ができるかどうかCT検査をした。

18:00 母はICUに移動した。
      廊下で待っていると、N医師に呼ばれた。
      「外科の医師と相談しましたが、手術はできません」と言われた。
      残念な結果だった。

      ICUの中に通され、面会を許された。
      母は口から血を出してぐったりとしていた。
      看護師さんがカテーテルで血を吸引している。
      このあと個室に戻ると説明を受けた。

      私は一人ICUから出て、弟と主人に電話し、現状を説明した。

19:00 父が付き添って、母が元の個室に戻ってきた。
      出血は止まらず、看護師さんが対応している。
      簡易ベッドを用意しますよ、と看護師さんに言われたが、気も体も休めそうもないし
      家が近いのでいったん帰ると話した。
      担当Y医師・M医師から説明があった。
      このまま回復することはない(病気は完治しない)ため
      積極的な治療は行わずに、痛みを和らげるなどの緩和治療にもっていくこと。
      もしかしたら週末は越せないかもしれない、ということであった。 

20:00 母を看護師さんに託して帰宅した。


<2013年8月30日>
病院からは連絡がなく、夜が明けた。ほとんど眠れなかった。
父は朝8時に、私と弟は9時に病院に着いた。

フェンタニル注射液(鎮痛剤)が点滴でセットされている。
痛みが出たら使います、とY医師から説明があった。

母の出血は止まっていた。血圧も正常。
でも夜は苦しくて「すごい騒いだ」と本人が言っていた。

口の中を何度かきれいにしてもらったり、湿らせたりした。
血が固まって口が動きづらいみたいだ。

時々目を開けるので、顔を近づけてしっかり顔を見せた。
そして「37年間ありがとう。ありがとうね」と感謝の言葉を言った。
「いいお母さんだった?」「いいお母さんだったよ」
「こわくなかった?」「こわくないよ」 涙があふれた。

16時頃、看護師さんが顔・体・髪をきれいに洗って着替えさせてくれた。
吐血であちこち血がついていたので、すっきりして本人も「さわやかな気分」と言っていた。
血圧・心拍数など安定していた。


<2013年8月31日>
午前9時に病院に着いた。
「おはよう」と声をかけると、目を開けて私たちを確認した。
看護師さんが確認すると、病院名も名前もハッキリと答えられる。
日付だけ1日ずれていて「8月30日」と答えていたが。

今日は痰が良く出るらしい。痰を吐く手伝いをした。(血が混ざっている痰)
土曜日なので看護師さんがあまりいないのが困る。

吐き気もあるので吐き気止めの点滴を受けた。
オメプラゾール(胃潰瘍治療)の点滴も受けた。

看護師さんが床ずれがひどくならないように、腰にバスタオルを置いたり
体の片側に枕を置いたりしてくれるのだが、「これ取って」と母は嫌がる。
意識はハッキリしているのだ。

酸素マスクはつけている。あとは栄養の点滴ぐらいで、頑張っている。
血圧も心拍数も安定している。母の心臓はホント強いんだなぁ。


<2013年9月1日>
午前中、ネオファーゲン(肝機能異常の改善)を点滴。
今日も痰が良く出るようだ。吐き気もあるみたい。
意識はあり、時々一言二言話したりできる。

しかし午後、看護師さんが「お名前は?」という問いにはスラッと名前を言ったが
「ここはどこですか?」「今日は何日?」という問いには
「えーと、えーと、わかります。わかりますよー」
と言うだけで、答えられなかった。

記憶障害が出てきたのか。
私も「わたしは誰でしょう?」と言ってみた。
「えーと、えーと」と言ったきり、名前は言ってもらえなかった。悲しい、悲しすぎる。
午前中、私が少し部屋を出ていた時には「〇ちゃん、〇ちゃん」
と私のことを呼んでいたと父から聞いた。

母のもう一人の兄が見舞いに来てくれた。
「わかるか?俺だぞ。すぐ良くなるぞ。頑張ろうな」と励ますと、首をうんうんと縦に振っていた。

夕方、吐き気止めの点滴をしてもらった。


<2013年9月2日~3日>
肝性脳症による意識障害が出てきた。
名前が言えなくなってきたり、言葉も発しなくなってくる。
時折発する言葉「痛い」「水」「やだ」
そばでみている家族は本当につらい時間である。

「わかる?りんご(仮名)だよ」と私が言うと「り・ん・ご」と言ってくれた。

痛みが出ると顔をしかめる。見ているとつらいので看護師さんを呼ぶ。
するとフェンタニルが使用される。

尿も量が減ってきたか。色もだいぶ濃い。


<2013年9月4~5日>
話もできなくなってきた。尿も出なくなった。
今日・明日には…と医師からも看護師からも言われる。

かわいそうで見ていられない私は夕方帰宅する。父も夜には帰ってきた。
弟が病院に残って母を見守ることになった。


<2013年9月6日>
入院47日目。

3:55 病院で泊まっていた弟から電話が入る。「すぐに来てください」
     車で駆けつける。

4:15 病室に行くが、すでに心肺停止状態であった。

4:22 医師により死亡が確認されました。

4:25 看護師により処置がおこなわれた。家族はデイルームで待機。 

5:30 医師に呼ばれて会議室へ。これまでの治療の報告があった。
     病理解剖の依頼があったので了承した。

6:00 病室の荷物を片付けて病室を出る。

6:20 自宅に到着。

6:40 決めてあった葬儀社へ連絡する。
     葬儀・火葬場の予約をしてもらう。
     病院に迎えに来てもらう時間を決めた。(14時)

(9:00~12:45 病院にて病理解剖 )

11:20 病院より「あと15分で終わります」という連絡を受ける。
      よく知っている看護師さんだったのでちょっと安心する。
      お昼を食べたり、行く準備をする。

12:20 病院着。病棟に行って看護師さんに不要になったオムツやパッド類を渡す。
      入院費は後日郵送で届くとのこと。

12:30 霊安室へ案内される。看護師さんが4人ついてきてくれた。
      お焼香などして葬儀社が車で待機。

14:20 葬儀社がお迎えにくる。母を搬送車に乗せ、ほかの家族は自家用車で移動。

14:50 安置室に到着。
      自宅からとても近くて、こんなところがあったのかぁと驚き。

15:00 葬儀の打ち合わせ開始。

16:00 打ち合わせ終了。

16:30 コンビニで夕食を買って帰宅。


母は天国へ旅立ってしまいました。
8月29日のリツキサンの日から一週間。
先生も本音はこの日でもうだめかと思ったそうです。
素人の父や私でもそう思いました。それから一週間も母はがんばりました。

最終的な死因は「悪性リンパ腫」でした。
解剖したところ、あちこちのリンパ腫がかなり腫れていたそうです。
肝臓・肺・脾臓も悪くなっており、合併症によるところが大きいみたいです。

「のどが痛いなぁ」と言っていた早いうちに病院に行っておけば、
ここまでひどくならなかったのかもしれないし…なんて父も後悔しています。
耳鼻咽喉科に連れて行こうとしていたのですが、母が「いい」なんて拒んでいたので。
あまり辛抱せず、おかしいな?と思ったら、病院に行かなくちゃいけませんね。

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