刑務所訪問@ワークキャンプ


刑務所を訪問できた事だろう。
イスラエルの観光大臣を暗殺し、イスラエル側に捕まると死刑になるので
国際社会の主張により、パレスチナ側の刑務所に拘置されている方とお会いした。
PFLPの文字通りトップの方で、どうやら有名な人らしく(そらそうだ)、
パレスチナ自治区内ではその人のポスターがよく貼ってあった。
穏やかで感じの良い人だった。
私は、彼のことを「好き」だと感じた。
人を殺害した罪に問われる人に会うのも、拘置されている人に会うのも初めてだった。

「人を殺した事のある人」なら、日々会ってる人、ほとんどにあたるだろう。
私も、知らず知らずとは言え、協力をしているのだから同罪だ。
なので、「罪に問われてる人」という表現をここでは使おうと思う。

直接的に、人を殺害したという事実。
この人のどこに、それだけのエネルギーが潜んでいるのだろう、と不思議に思った。

彼は話の中で日本について話し出した。
日本とパレスチナは家族みたいなものだ。
彼は笑顔でそう話した。
どこまで相手が本気でそう言ってるのかは知らないが、ひどくびっくりした。
日本人で、パレスチナと日本が家族だ、と思ってる人は少ないだろう。
そうしてまた、イラクの話になった。

最後に彼は言った。
我々は日本を愛している。
ただし、我々が愛しているのは政府ではない、日本国民だ。
そして彼はにっこりと、微笑んだ。

彼の話が終わると、スタッフ達(パレスチナ人)が輪になり、踊りだした。
笑顔で踊る男たちの目に、光るものを見たような気がした。
刑務所を後にし、スタッフの一人の
「彼と会うのが夢だった」
という言葉を聞き、なんだか胸が熱くなった。

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