北海道（２）
北海道の旅 （2003/5/31～6/2） その２
■２日目■
朝も早くから６時半にのんたんが起き、私達を起こしてくれた。
慣れないベッドでちょっと寝た気がしない我々だったが、朝食はお楽しみのバイキング。
今まで旅行で行ったホテルの朝食バイキングは種類も少なくて
物足りない気がしていたのだけど、ここのは選ぶのが楽しい。
窓際の席に案内されて、海が見えていた。石原裕次郎記念館もすぐそば。
のんたんは納豆ご飯とフルーツにした。（野菜は炒飯程度に混ぜないと食べない）
私は大好きなパン。おいしいんだよねぇ。
パパはご飯とおかずをおかわりして、洋風と和風で１食ずつ食べていた。
のんたんは食べ終わると椅子から降りたがり、自分さえ終わればいいやという状況なので
何とかなだめつつ、意地でもコーヒーまで飲んできた。せっかくだもんねぇ。
予定通り９時過ぎに出発。今日はまず旭川へ向かう。
小樽からは高速を使って２時間くらい。
のんたんは午前中のお昼寝ができるし、お昼に着くので昼食にちょうどいい。
・・っていうか、旭川へはラーメンを食べに行くのだ。それだけがお目当て。
これも某地域口コミ掲示板の過去ログを読み漁ってお店を調べた。
旭川に着いてお店へ行くのに迷ってしまい（ナビ付きだったんだけど・・・）
のんたんも起きたのでショッピングセンターでトイレ休憩と緊急打ち合わせ。
評判の良い有名どころを何箇所かピックアップしてきたので、別の店へ行き先変更。
ナビのせいにするわけではないが、見にくくてわかりづらくて迷ってしまうのだ。
ラーメン屋ようやく到着。
日曜ということもあって行列ができていた。さすが有名どころ。
すごい雨だったのでパパだけ行って並んでもらい、２人で車で待っていた。
座敷がようやく空いて店内へ。
塩ラーメンが有名らしく、それを頼んだ。とんこつ風で私好み。
あー、おいしかった。
麺はのんたんに半分ほど取られてしまったのでスープまでペロリと食べれた。
「ありこま」というお店で、子連れにも親切だという評判だったが
その通りでとてもおいしく気分良く食べれた。
「ＴＶチャンピオン」の大食い選手権（多分）で、あの赤坂さんも来たらしく
入口に写真が貼ってあった。何杯食べたんだろう・・・。
次の目的地は富良野。
途中の美瑛にも寄ってみたかったが、あいにくのザンザン降りの雨だし
のんたんも昼寝させてあげたいし、ということで寄らずに富良野へ直行。
距離的にはさほど遠くないのだろうけど、下道だし雨だしで１時間ちょっとかかったと思う。
富良野でのお目当てはココ。
作者のやなせたかしさんの直営店として東京と富良野にあるらしい。
存在自体ガイドブッグで初めて知ったのだけど、ジャム農場のおばさんの顔を
ラベルにイラストで描いたのが縁で、そのお隣に建てられたとか。
実在のジャムおばさんが居るということらしい。
一本道で来る途中のほんの手前には、「北の国から」の観光名所があるらしい。
私もちょっとしか見てないし、パパは全く見ていないので通り過ぎた。
そこにも続々と車が入って行っていた。（パパは興味がないので驚いていた）
道中で寝てしまって、着いたら起きたのんたん。
最初は機嫌が悪かったけど、なんのなんの、やはりアンパンマンパワーはすごい。
大きなアンパンマンを見つけると歓喜の声を上げて駆け寄る。
一緒に写真を、と思ってもなぜか「チュー♪」とアンパンマンに熱いキス。
（ホントにこんな風にアンパンマンと見詰め合う写真ばかり・・）
１階はショップになっていて、アンパンマンがたくさん居た。
他にジャムおばさんのジャムも試食ができるようになっていて売られていたり、
やなせたかしさんのアンパンマンではない絵本もあった。
奥にはカフェ（？）もあった。きっと子供が喜ぶようなメニューがありそうだ。
２階へ上がる階段の踊り場。
２階はギャラリーになっていて、大きな油絵がたくさんありセル画も飾ってあった。
アニメ調ではない油絵のアンパンマンとその仲間たちはなかなか味があった。
ミニシアターもあって、大人も楽しんで見ているようだった。
他には自由にお絵かきしていいスペースも設けられていた。
描いた絵を入れる（応募？）箱があって、壁にはみんなの描いた絵が貼ってあった。
そうなると描き始める人が約１名。
仲良くお絵かき。最後はいつものようにパパだけが熱中。
パパが書いたのがコレ。
「飾られちゃうかなー♪」と言いながら、応募の箱に入れていた。
１階に戻りショップを見てまわると、さすがの私もいろいろ欲しくなってしまう。
雨が降っているので、思わずポンチョを買いそうになってしまった（家にポンチョはあるのに）
結局買ったのはコレ。
缶入りクッキーと、うちわ。他に「ロボくんとことり」という絵本を買った。
外にはいたるところにアンパンマンが居る。
雨が小降りになっていたので、少しだけ遊ぶ。
ちなみにこの石像の小さい版がショップで売ってた。ミニチュア好きな私にはちょっとツボだった。
雨もまた降ってきたので残念ながら撤収。
ここからドキドキする山道を通り、高速に乗って小樽まで戻る。やはり２時間ほどかかった。
この日は結婚記念日なので、ホテルで食事をすることにしていた。
と言っても気軽に寄れるバイキングで・・・（朝と同じ店だけど）
のんたんはトレイに子供用のお皿やお椀をセッティングしてもらっていた。
途中飽きて愚図りかけることもあったけど、ちゃんと食べて
お利口さんに付き合ってくれて、私もデザートまでしっかり食べれた。
部屋に戻って、持って来た三脚で３人の写真を撮った。
これは私の両親が毎年自分達の結婚記念日に、父の買ってきたお花と一緒に
セルフタイマーで写真を撮るのを見ていて、自分もやりたいと思っていたこと。
６０才を超えた今でも毎年２人、セルフタイマーで撮っているそうだ。
家を出てから毎年送っている電報も一緒に写してくれているらしい。
だから私達も毎年同じ日に撮っている。去年からは３人の写真になった。
こういう時は私がセッティングするので、セルフタイマーをＯＮにしたら
カメラにまとわりつくのんたんを抱えてダッシュでパパの横へ座る。
のんたんはそれがおもしろいようで、逃げるフリをしながらゲラゲラ笑っていた。
それでもモデル気質なのか（ウソ）、座るとちゃんとカメラ目線のおすまし顔で止まって待っている。
私はそれがおかしくて、シャッターがきられるまで笑いをこらえるのが大変だった。
車での移動が多かった１日。
のんたんは寝てくれていたし、パパといろんな話をした。
無口と言われるパパだけど、話が尽きることがない。
私にない物をたくさん持っているし、彼の持っていない物を私は持っていると思う。
お互いに相手のベターハーフだと思うし、これからもずっとそうでありたい。
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