ぽんたこ@ むにょ~な日々

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アンソニー -はまなす写真館の物語-

アンソニー -はまなす写真館の物語-  茂市久美子/作 あかね書房 2001年初版 
 (第48回青少年読書感想文全国コンクール課題図書)



「はまなす写真館」の主人,龍平さんに話しかけるのは,写真館ができたときからいる,古い蛇腹のついたカメラの「アンソニー」でした。

☆プロのカメラマンになりたかった龍平さんは,父が他界したため,不本意ながらも「はなます写真館」を継ぎます。
 最初は,戸惑いながらも「アンソニー」と話し始めるうちに,不思議な出来事を体験していきます。
 写真の本当の良さや,写真館のすばらしいところを発見していく龍平さん。そして,写真館をはじめは馬鹿にしていた自分を,恥ずかしいと思い始めます。そして,写真館を継ぐことに誇りをもてるようになるのです。
 私も,こんな写真館で一枚,撮ってもらいたくなりました。

○第二話の「海に帰った白い馬」が幻想的で,心が澄み渡ります。
 表紙も素敵です。


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