2006年10月12日
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カテゴリ: 日記
5100日余り前の今日の早朝に、私は心の中で
「やっやってもぉ~たぁ~」と絶叫していた。

その原因は。。。目の前にあった小さく動く生き物にあった・・・
全長50cmのそれには、ピーナッツのような形をした頭が着いてて
その長い頭のかなり上のほうに、申し訳程度に髪の毛らしきものが生えていた
その生き物とは。。。今年14歳になったうちの息子だった。


2800gに満たなかった娘の出産は、
初産にもかかわらずさくさくと進み。。。
娘の頭は、助産婦さんが感心するほどまん丸で

ところどころ毛先が金色をしていた。
赤ん坊という言葉がぴったりな真っ赤な顔をしたその子の顔を見るたびに、
看護婦さんや助産婦さんが、将来色白の別嬪さんになるね、と言ってくれた。

でも。。。
2年後に産まれた息子の出産は、
二人目にもかかわらず、なかなか進まなかった
最初の陣痛は、予定日よりも20日も前だった。
娘の時は実家に戻って出産を迎えたが、
娘が7ヶ月の時に母が他界してしまったために、
息子の時には、夫の実家で出産を迎えた。

夫の実家は木造2階建てで、1階の天井を高く取ってあるせいもあり、

しかも、ちょこまかと動き回り放題の2歳になったばかりの娘がいた
結婚当初から歓迎されない嫁だった私は
結婚して2年経っても、夫の実家で神経をぴりぴりさせながらの生活が続いていたこともあり
臨月に入ってからのお腹のはりは尋常なものではなかった

「このままだと、二人目だけど出産は遅れそうですね」とお医者さんに言われていたにもかかわらず


しかし・・・子宮口がほんのちょっと開いただけで陣痛は止まってしまった。
もう少し予定日に近ければ陣痛促進剤を使ったのかもしれないが、
当時、陣痛促進剤の弊害がいろいろと問題になっていたこともあり、
陣痛が来るのを待ちましょうといわれて家に帰された

その後、前駆陣痛が来たが、いずれも子宮口の開きは変わらないまま・・
そして予定日を10日後に控えた日の夜また陣痛がやってきた。
「また帰ってくることになるかも・・・」と夫の腰は重く
なかなか病院に行こうとは言ってくれなかった

しかし、そのまま陣痛が進み夜半に10分置きになったことを受けて
病院に向かうことにした
陣痛室で一人で痛みに耐えながら、私は娘の時と何かが違うなと感じていた。
周期的にかなりの痛みがくるのだが、痛みの強さが安定しないのだ
しかも、もう破水してもいいはずなのに破水もしないまま・・・
結局人工的に破水をさせ、出産の時を待つことに

分娩台に上ってからも、「次の陣痛で息んでください」と声をかけられ
待っていると、陣痛が来ない・・・
子宮口もきちんとあかない。
しかも、赤ちゃんの心音を拾うためのモニターに、時々ボコンと変な音が入る
看護婦さん「???何ですか?この変な音」
お医者さん「ああ、赤ちゃんがお腹蹴ってる音だよ。普通は頭が産道に嵌ると赤ん坊はおとなしくなるんだけど、この子元気なんだよ、まだお腹蹴ってる(笑)」
看護婦さん「・・・・、そんなことあるんですね、私初めてです」
お医者さん「僕も遭遇するの初めてだけど聞いたことはあるよ。でも、蹴られたお母さんはたまったもんじゃないよね?ね?晴れままさん」
私「・・・・」

結局陣痛微弱で子宮口が開ききらないまま出産となり。。。
息子が産まれる瞬間、”パキ~~ン”と乾いた音が分娩室に響いた。
看護婦さん「せ、先生。なんですか今の音!」
お医者さん「あ、陣痛が微弱で子宮口が開ききらなかったから、赤ちゃんの頭でね尾てい骨が折れた音だよ」
看護婦さん「え~~~!!!」
あの時担当してくださった看護婦さん、変な経験ばっかりさせてごめんなさい^^^


とまあ、足掛け10日かけて出産した息子は、娘と違って
頭がピーナッツみたいな形に長くなっていて、
おでこがすごく広くて、しかもそのおでこの上の方からしか髪の毛が生えていなかった


(や、やってもぉ~たぁ~^^^)
娘をどこにつれていっても「お人形さんみたいにかわいいね~」
といってもらえるのが嬉しかった当時
まさか、次に産まれて着た子の人相がこんなにも娘と違うとは思ってもいなかったのだ
しかも男の子だ・・・
当時、夫の両親との日々の摩擦に神経をすり減らすような暮らしをしていた私は
お姑さんにだけは絶対なりたく無かったのだ
だから、夫が一人っ子で跡取りを熱望されていたのはわかってたけど
できれば、今度も女の子が欲しかった

そうしたら、二人におそろいのワンピースとかを縫ってあげて・・・
なんてコトを夢にみていたのだ。
でも、とうとう男の子の母親になってしまった。
やってもぉた~にはそんな意味も含まれていた。

息子が産まれた時期は、ちょうど赤ちゃんが少ない時期だったらしい
それと、大きな病院だったので看護学校と助産婦学校の研修生が10人近く
来ている時期でもあった

日に日に少なくなっていく赤ちゃんと反比例して多くなっていくナース服を着た人の姿
そしてとうとう、退院直前の2日間は、赤ん坊は息子一人だけに
新生児室にたった一つ置かれた息子のベッドは
いつ見ても制服姿のお嬢さん達に囲まれていて
息子どころかベッドすら見えない状態。

息子がちょっとでも声を上げると、四方八方からにょきにょき手が出てきて
あっという間にオムツと着替えが終わってしまうような有様だった。
まだ名前が決まっていなかった息子は
ナースの卵さん達から「ひがしくん」と呼ばれていた。
ジャニーズの東山さんかと思ったら、そのまんま東に髪型が似てるからだそうで
産まれて初めて着けられたあだなが、そのまんま東かい?と
私は息子の行く末を案じずにはいられなかった・・・


そんな息子も、1歳を迎える頃にはすっかり人相が変わり
まん丸顔で色白でどこにつれて行っても女の子と間違われるようになっていた。
髪の毛の色も、娘以上に茶色く、ハーフですか?と聞かれるほどだった

なのに。。。。
14年経ったら、身長は3.4倍(50cm⇒170cm)になり私を見下ろすようになった。
女の子と間違われてばかりだったのに、どこから見てもむさくるしい男!って感じになった
先日、かなり長い間あっていなかった親戚のお姉さんに
「ま~。あんなにかわいかったのに、なんでこんなになっちゃったのぉ~~」といわれ
それに大きく頷いた私の姿を息子に見られ、ものすごい勢いで睨まれた^^^


おきてくるなり、鬱陶しそうな顔を向けて一言もしゃべらない日があると思えば
オレがあれやってやる、オレが食事の支度手伝ってやると
朝から晩まで、人の後を付回してきたり・・・

私にしたら、息子はほんとに不可解
それでも、友達の所の話を聞くと
まだうちの息子は素直なほうなのかな?とも思う

14年という月日は、いろいろな息子を私に見せてくれた
これからも息子は成長して、いろんな姿を私に見せてくれるのだろう










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最終更新日  2006年10月12日 10時14分23秒
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Re:「やってもぉ~たぁ~」から始まった出会い(10/12)  
chevy1817  さん
すごい物語だね。
この話、いつか息子さんにしてあげたらいいのにって思っちゃいました。 (2006年10月12日 20時33分59秒)

Re[1]:「やってもぉ~たぁ~」から始まった出会い(10/12)  
晴れママ  さん
chevy1817さんへ

>すごい物語だね。
>この話、いつか息子さんにしてあげたらいいのにって思っちゃいました。
-----

あ、息子にはこの話をしたことがあります。
「オレが産まれた時の感想って『やってもぉ~たぁ~』なのかよ?もっとさ~、生命誕生の感動とか無いわけ?」と呆れられました。^^^

(2006年10月12日 21時11分31秒)

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