ごきげんよう。晴すけ様。

ごきげんよう。晴すけ様。

晴はは。砂を吐ききる。



もう思い出せないけれど。
結構な時間が経ってしまった気がする。

不安定な気持ちになることはあるけれど。
晴すけに当たってしまうこともあるけれど。

前みたいに発狂することはない。
自暴自棄になることもない。

時間が解決してくれたんだと思う。
晴はは自身だけでなく、周りの人の気持ちも解決してくれたんだと思う。
時間は特効薬ではないけれど。
必ず何某かに効く様にできているんだな…。

晴ははの気持ちはぶれない。
ぶれないだけに、周りの気持ちが受け入れてくれない。
そんな状況だったんだと思っている。

結局。
今もいろんな不安はあるけれど。
それでも、あの頃よりは気持ちが落ち着いている。

薬ももういらない。
あの時とは違う…いろんなこともあったけれど。
晴ははは、ちゃんと?どうにか?乗り越えてきた。
それが晴ははを強くしてくれた。

そして…。
いろんな人とも出会うことができた。
その出会いも晴ははを強く?優しく?してくれた。

時間よ、ありがとう。
時間がゆっくりと、晴ははの身体の中の砂を吐き出してくれました。

晴ははの貝は、今は必要ありません。
貝殻になって砂に眠っています。



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