3度の飯より音楽好き♪

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その21

SONNY ROLLINS IN STOCKHORM 1959(DIW)♪

1 ST.THOMAS
2 THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU
3 STAY AS SWEET AS YOU ARE
4 I’VE TOLD EVERY LITTLE STAR
5 HOW HIGH THE MOON
6 OLEO
7 PAUL’S PAL
8 ROLLINS INTERVIEW
9 IT DON’T MEAN A THING IF IT AIN’T GOT THAT SWING
10 PAUL’S PAL
11 LOVE LETTERS

SONNY ROLLINS(TS)
HENRY GRIMES(B)
PETE LA ROCA(DS) 1-7
JOE HARRIS(DS) 9-11


ST.THOMAS
もう何度聴いたかわからないほど、繰り返し聴いた曲です。
サキ・コロ以外の演奏を初めて聴いた曲でもあります。
初めて聴いたときは、すごく衝撃を受けましたが、
今聴いてみるとなんだか懐かしい・・・
ピアノレス・トリオでロリンズはのびのびとこの曲を演奏しています。
前半のピート・ラ・ロカのドラムスが、カリプソ度少しアップという雰囲気。
そして、臨場感あふれる演奏です。
この曲は、ストックホルムにあったクラブ・ナレンというところで
ライブレコーディングされたものだそうです。

以降6曲は、スウェディッシュラジオの放送用に収録されたもの、とのことです。

THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU
「あなただけを・・・」と訳されますね。
くつろげるゆったりとしたテンポの演奏です。
ベース、ドラムの刻むテンポと、ロリンズの演奏がマッチしています。
後半部分の ピート・ラ・ロカのドラムスとの掛け合いも楽しい1曲です。
力強い演奏ですが、ロリンズのテナーは楽しげに歌っています。
最後はカデンツァで静かな余韻を残して、終わります。

STAY AS SWEET AS YOU ARE
スロー・バラード。
この曲ではロリンズが、繊細に歌いかけるように吹いており、
しみじみと聴ける1曲です。
バックで流れるベースの音色の静けさが、
より一層、ロリンズの歌心に深みを増しているような気がします。

I’VE TOLD EVERY LITTLE STAR
前回の、コンテンポラリー・リーダーズのオープニングの曲です。
やはり、この曲を聴くとなんとなく楽しい気分になれますね。
ラストの締め方など、自由度が「コンテンポラリー」の時に比べて
高くなっているような気がします。

HOW HIGH THE MOON
以前聴き比べで、月の話題が出たときは、
こんな曲もあるんだ、的な感想だったのですが、
改めて聴いてみて、ロリンズの吹くメロディーがインプットされました。
この曲も「コンテンポラリー」で演奏されていますが、
こちらの演奏の方が、なんとなく好きです。
シンプルなフォーマットの方が、よりロリンズを自由にしてくれるのか・・・
中盤のベース・ドラムスの掛け合いもインパクトを感じます。
(ちょっと長めですが・・・ ^^;)
ラストはフェイド・アウトで、ちょっと珍しい終わり方。
奇しくもこの曲も、前回に似てサウンドチェック用に演奏されていたものだったそうです。
・・・偶然の産物、とはこのようなことでしょうか?

OLEO
ご存じ、ロリンズのオリジナルです。
やはり、水を得た魚の如く自由に吹きまくっています。
出だしからハイテンションの演奏が続きます。
ベース、ドラムスの演奏もスリリングです。
ベースソロがまた、印象的でもあります。
この演奏は、もしかすると60年代の雰囲気に近いかもしれません。

PAUL’S PAL
オリジナルはアルバム Tenor Madnessで演奏されていますが
こちらはそのヴァージョンより速いテンポでの演奏です。
私はどちらかというと、ゆったりした感じのTenor Madnessの
ヴァージョンの方が好きかもしれません。
CDは、ボーナストラックとして、2ヴァージョンはいっていますが
元のヴァージョンよりだいぶ長い演奏で、即興的な感じがします。


さて、ロリンズのインタビューをはさんで、
以下3曲は、地元のテレビショウ用の演奏だそうです。
ちなみに映像が、
グリーン・ラインのVidJazzという輸入物シリーズで
デクスター・ゴードンとのカップリングになって発売されているそうです。
ドラムスは、ピート・ラ・ロカから、ジョー・ハリスに変わります。

It Don’t Mean A Thing If It Ain’t Got That Swing
お馴染みデューク・エリントンの、「スウィングしなけりゃ意味がない」
大好きなナンバーです。
ロリンズはスウィングというよりは、終始走っている雰囲気の演奏です。
この曲は マックス・ローチのアルバム「プラス・フォー」でも演奏されていますが
こちらの方もスリリングな、テンションの高い演奏です。

さて、再び PAUL’S PAL
こちらの方が、Tenor Madnessの演奏に近く、
ロリンズのちょっとほのぼのとした雰囲気のテナーが聴けます。
私はやはり、テンポも演奏もこちらのヴァージョンの方が好きです。
再び、Tenor Madnessのヴァージョンと聴き比べてみるのも
面白いかもしれませんね。(^^)

そして、最後は Love Letters・・・
ヴィクター・ヤング作曲のスタンダードです。
オープニング、1分半近いロリンズのソロが印象的です。
歌心に満ちた、素敵な演奏ですが、これはロリンズの独断場ですね。
ラストのソロも、しみじみと聴かせてくれます。

「その22」へ♪

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