After the evening glow ~夕焼けの後に~

After the evening glow ~夕焼けの後に~

十三話 プライドのせいで・・・



蜩「着いたー!ここが次の町である・・・、なんつったっけ?」

オルー「スピードホース内で何度も言っただろ?ここは“ハッピータウン”だ」

蜩「そういう名前だったっけか?それにしても活気のある町だな」

オルー「ココは物凄い発展をとげてきたからな!いろいろな有名施設があるぞ。
    たとえば・・・・あったあったアノ建物を見ろ!」

蜩「ん?うおぉでけぇ!!なんだあれ?」

オルー「あれは“ファイトパーソン”って呼ばれててな、属に言うコロシアムだな」

蜩「へぇ・・・!!すげーなぁ!・・・うわこっちにもでかい建物が!あっちにも!」

オルー「・・・お前元気だなぁ・・・。あんなにひどい目にあったのに・・・」

蜩「そりゃ俺もビビッたけどな・・・・。まさか乗り物にのってあんな体験するなんて・・・」

時間はさかのぼり十分前・・・

運転手「こんにちわ!お客さん二名様ですかい?」

オルー「あぁ。ハッピータウンまで乗せてってくれ」

運転手「へい分かりました!」

蜩「(ふぅ・・・コレに乗るのか・・・)」

運転手「二名様ハッピータウンまで出発!」

ビューン・・・!

蜩「・・・速ぇなー・・・。何キロくらいでてんだよコレ・・・」

オルー「ざっと二百キロ位だろ」

蜩「二・・・二百って・・・飛ばしすぎだろ!こんなのポンコツがそんなスピードだして、
  いいのかよ!?ぶっ壊れんぞ!」

運転手「ポンコツ・・・って言いませんでしたかお客さん・・・?」

蜩「え・・・いやその・・・(地獄耳だなァ)」

運転手「いいでしょうそれならばこのスピードホース!ドライバーの命であるこのホースの
    ホンキをみせてやりましょう!!」

ブゥーーーーン!!!

蜩「うわァ!!さっきの倍ぐらいのスピードでてやがる!!アブねぇだろ!」

運転手「これくらいこのホースの敵ではないわぁ!!(謎)」

蜩「(この人まずいよ・・・いやマジで・・・)」

ボキィ!!

蜩「!!!」

運転手「うおぉぉぉ!!・・・・ってあれぇ!!?」

オルー「ホースが傾いたぞ!!」

運転手「・・・料金はいりませんので・・・ははっ・・・」

蜩「いや、料金関係ないだろ!!タイヤ・・・じゃない、ホースの足折れたぞ!!・・・ゲ!!」

ガクン!

運転手「あぎゃぁぁぁああ!!」
蜩  「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
オルー「ぬわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ガシャーン!バキバキバキ!!!めきょぐちゃ!・・・プシュー・・・・

運転手の意地によって突如おきた不慮の事故・・・・
町についてるというコトはとりあえずは助かったのだろうが、
町から町への間にいる魔物の問題はどうなるのだろうか・・・

十三話・・・完          十四話へ・・・

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