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-外伝-続・ロウの旅~猫の国?!~

「・・・」
ロウが国の入国検査所で呆然と立ち尽くしていた。
「ん?」
じっと見つめられていた入国管理人が気づいて顔を上げる。
「・・・いや・・・あの・・・その体は・・・?」
と呆然としたまま答える。




あの戦いの数日後にロウは目覚めた。
やはりあの一撃が相当体にダメージを与えていたようだ。
その後、ゲイブおじさんに介抱をうけ、旅の持ち物を授けてもらい、再び旅路についたわけだ。
三日ほどで国に着き、普通の国だったので更に食料や道具などを調達した。
そしてその三日後に国を出、一週間ほど車で走り続けた。
そこでやっと次の国を見つけ、入ったわけ・・・なのだが・・・




「なにがだね?」
「いやいやいや・・・」
どこがどうおかしいかというと・・・
まず頭、猫耳?のようなものがついている、しかもアクセサリーの類ではなく本当に体の一部に見える。
さらに体の後方を見ると尻尾までついているではないか。
それ以外を見れば普通のひげもじゃもじゃの恰幅のいいおじさんなんだが・・・
これは一体・・・?
「あー、旅人さん、この風貌見るの初めてだね?」
「あ、すっすいません・・・」
「いやいや、なにしかたないことだよ」
「それでその体は・・・?」
「この体はねえ・・・」



要約するとこうだ。
昔、この土地に原住民族が住んでいた。
人は猿が原型というが、ここの土地の人々は猫が原型という。
しかも昔から特異な武器や、道具を使う事で有名らしい。
まぁその特異な武器というのは見てみればわかるらしいが・・・
それでその子孫にあたる今の国の人々は、多少爪などの機能は失ったが、ひげや尻尾、耳などが受け継がれて残っているのだという。



「・・・不思議なこともあるもんだ。」
「そうかい?私たちにはあなたが不思議に見えるくらいだがね。」
「考え方によるな。」
「それもある・・・」
と、ロウの疑問も薄れてきたところでふと思いつく。
(ハジもその部類なんだろうか・・・?)
少しその場でかんがえる。
「どうしたんだい?」
「・・・いや。」
(ただ、金属だし、銃だぞ?多分違うな・・・)
「・・・すまない、考え事をしていた。」
「いやいや、かまわないよ。ちょうど書類まとめも・・・終わる・・・」
カッ!と万年筆を止め、机の端にあった筆立てに投げ入れた。
「これでおしまい!さあさあこの国を楽しんでっておくれ!」
「ああ。」
といって荷物をまとめて立ち去ろうとした。
「おっと、言い忘れていた。」
「ん?」
「確か仕事がほしいとか言ってたな。」
「ああ。なんでも。戦闘でもかまわない。」
「ちょうどいい場所があるんだ、とりあえず地図を書くからまっとくれ。」
そういってまた万年筆を抜き出し、いらない紙に地図を書き始めた。
シャーッ、カッ、シャーッ、シャッシャッ。
何も声を発さない部屋にペンの音が響く。
「よしこれでいい、持ってきな。」
と手渡してくれた。
「何から何まですまない。それでは。」
「良いたびを!」
そういって別れた。



「えっと。」
渡された地図を見ながら歩いていく。
「なになに?・・・Nyan inn 612?」
看板がある上を見上げながらつぶやく。
「・・・普通の宿屋?」
見た目はそうだった。
普通の大きめの三階建てくらいの家に看板がかかっている。
入り口のドアは二、三人が悠々と通れるほどの大きい空間だった。
ドアは開いており中は人が結構いてにぎやかだった。
「ま、暇することは無いか・・・」
そういって中に入っていった・・・




次に続く!


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