ポリワノフ



 ロシア帝政末・ソ連邦時代の言語学者。
 ペテルブルク大学で日本語、中国語、朝鮮語を習得。
 1914年に東洋学部日本語学科非常勤講師。
 同年に初来日。

 1914 『日本語と琉球語の比較音韻論概要』
 1915 『東京方言の音楽的アクセント』
 1918 『日本語とマライ語の平行関係の一つ』
 1924 『日本語の音楽的アクセントに関する研究によせて(マライ諸語との関連において)』

 一連の著作において、西日本方言のアクセント特徴のほか、音節構造や接頭辞の機能において日本語とマレー・ポリネシア諸語が類似性を持つことを指摘、両者の間に系統的関係があると推察する。
 また同時に南方系言語と一致せずアルタイ諸語と共通する特徴も認められることから、日本語をマレー・ポリネシア諸語とアルタイ諸語双方の系統を引く「混合物」(アマルガム)と特徴づけた。
 この学説は、特に村山七郎によって再考され、その日本語起源論に大きな影響を与え、いわゆる「南方基層説」の一つといえる。

 特にマールのヤフェット理論と激しく対立し、激しい批判にさらされ、逮捕、ついに壮絶かつ悲劇的な最期を遂げる。

 「マルクス主義言語学のために」
 「一般言語学論文集」





参考文献





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