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みやび美弥

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2009年10月23日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
執刀医から母の病状とオペの方法を手短に説明され、せかされるように同意書にサインをしました。

本来ならば、兄にも立ち会って貰いたかったのですが
携帯の電源がオフになっていて全く連絡が取れない状態でした。

10時間の予定といわれたオペが始まって4時間が過ぎた時に
私からの山のような怒りの留守電を聞いた兄が血相を変えて
やってきました。

「もうしわけない」と平謝りの兄に怒る気も失せて、これまでのいきさつを説明しました。

ICUの横に用意された家族専用の待合室のソファにへたり込んで
重苦しい時間を過ごしていました。

ようやく昼前に、「無事にオペが終わりました」という連絡があり
ホッとして母の元へ。

ところが、ドクター達がなんだか慌しい・・

「血圧が上がるはずなのに、低いのはおかしい・・」という話が聞こえて来ました。

ドクターのひとりが私達の所へ近づいてきて

「本当なら血圧が戻ってくるはずなのですが、どうも様子がヘンなんです。もしかすると、心臓の別の場所に小さな穴が開いている可能性があるので、もう1度オペをします」

えぇ?!!また胸を開くの?そんな~

「とにかく急いで同意書にサインしてください」

躊躇している私を尻目に兄がサインしました。

「だいじょうぶかしら」「しかたないよ」



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2度目のオペが終わった時にはもう夜になっていました。

母の様子を見に来た私達に、ドクターは疲労が見えるけれど、晴れ晴れとして表情で「成功しましたよ!」と言いました。

ドクターの説明によると・・

「1回目のオペは左心室の裏側にある大きな傷だったので、一時的に心臓を止めて、人工心臓を使い、心臓を引っくり返して縫合しました。
2回目は心臓の下側の小さな亀裂を縫合しました。最後に心臓全体を馬の心膜(心臓の膜)で覆って保護しました」

・・・と驚くような内容でした。


2回の心肺停止で、たとえオペが成功しても、ある程度の後遺症は残る可能性大と言われていたにも関わらず、強靱的な回復力で
元に戻った母です。

継ぎ接ぎの心臓は1年経った今も、命を繋いでくれています。





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最終更新日  2009年10月23日 21時46分04秒
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