探偵の夜明け

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2005.09.07
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カテゴリ: 探偵の日常
これは、約3年位前の話で、ある浮気調査で台湾まで行った時の事です。

対象者が男性で、台湾に支社が有りそこに短期出張していて、女性が後から合流する。
その女性をマークして、接触している証拠を取ると言う内容だった。

その女性が、何日の何便に乗るか数日前から分かっていたので、チケットを2枚購入していた。
そして当日、成田空港の出発ロビーからスタート、私と相棒は出発1時間前に現れた女性を確認して、調査開始!

女性が、飛行機に搭乗する。 女性は、入口付近のチョット広めの席に座る。
ビ、ビジネスか? 私と相棒は、後ろの方のエコノミー席に座る。
電車じゃないから途中下車出来ないので、女性の姿は見えないが安心して座ってられるが、チケットの関係で、相棒とは少し離れた場所に座る事になった。

私は窓側で、その隣にアフリカ系? 何だか民族衣装を着ている黒人の方が座っている。

(元巨人にいた外人 知らない人もいるかな?)

その方は、飛行機が嫌いなのか、キョロ キョロと落ち着かない様子、暫くして飛行機が滑走路に入り離陸の準備に入って、エンジンの音が仕出すと、何やら私に話し掛けてきた。

ク「+*?@;!”#$%」

母国語なんでしょう。・・・

スイマセン、何を言っているか、サッパリ分かりません。
何かを訴えている様子ですが、理解出来ません。
私は、仕方なくただ微笑み、そして頷く・・・

いよいよ離陸する飛行機、クロマティーさんは頭を抱え今度は、何やらお祈りのような言葉を繰り返している。
次第に、周りの人達が注目しだした。 もちろん対象の女性から、こちらは見えないのでいいのですが・・・

今さら寝たフリをする事も出来ず、相棒に助けを求める目線を送ると、何と既に大きい口を開け寝てるじゃ有りませんか!
何で、毎回私ばかりこんな目に遭うんだろうと、チョット被害妄想に浸っていたが、漸くすると飛行機が安定した。


祈りが終わり私に又話し掛けてきた。 ・・・何度聞いても分かりません。
仕方なく、微笑み、そして頷く・・・最後は握手を求められ、よく分からないが握手をする。

握手の時も私は、微笑み、そして頷く・・・な、何なんだこの展開は・・・

この後少し寝ようと思い目を閉じる。

寝よう。



・・・ひつじが2匹。

・・・・ね、寝れない。

気になって、気が休まらない・・・あ~

相棒は、相変わらず爆睡中・・・

そんな楽しい時間が過ぎていく、そして、いよいよ台湾にもうすぐ着くとのアナウンスが流れる・・・
結局休む事は出来ず、飛行機は着陸態勢に入る。

そして、クロマティーさんが、また・・・・

続く

ハート探偵社





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Last updated  2005.10.20 13:29:33
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