探偵の夜明け

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2005.10.29
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テーマ: たわごと(27373)
カテゴリ: 探偵の日常
続きです。

そんな危険人物を、私1人で追う事になったんですが、スーツをビシッと着ていて、いかにもソッチ系の人。
同じ車両に乗り込み、追跡開始。

眉間にシワを寄せながら、時々こちらを見ている感じなんです。
もしかして・・・ばれてる?

明日の朝刊には、「新人探偵が謎の死!」 なんて見出しが出るかもなんて思ったとか、思わなかったとか?
そして、とある駅で下車して、ある喫茶店に入り、年配の男性と接触した。

会社に連絡すると、鬼瓦氏が、「やっぱり接触したか! 見失うなよ!」
ガチャ、プッープッープッー


麻薬の売買? そんな嫌な事ばかりが頭を駆け巡りました。
一時間程で出てきた2人、店の前で男性とは別れたのですが、電話しながらこちらに歩いてくるじゃありませんか?

目を合わせない様にしていると、私の前で止まり、その男性がこう言ったのです。

男「お前、00駅からなんで後つけてきてんだよ!」

お父さん、お母さん、お世話になりました。
先立不幸を許して下さい!

男「おい、お前名前はなんて言うんだ!」

私「あっ、ハートと申します。」

男「そうか、これからよろしくな!」

はぁい? よろしく?

話しを聞くと、な、なんと、会社の人だと言うのです。

喫茶店で会っていたのは、依頼者。

新人に簡単なテストをやったのだとこの先輩は笑いながらいってました。
よく考えてみれば、何も知らない新人に、いきなり追跡しろなんて事はしませんよね。
しかし、そんな事を考える余裕なんてありませんでした。

こんな事がありながら、探偵になっていったのです。

ハート探偵社





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Last updated  2005.10.29 14:32:49
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