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2005年04月11日

拡大する反日デモ

(10)

テーマ：世界を動かす国際金融(375)

カテゴリ：カテゴリ未分類

煽っているのはどんな「組織」だろうか。中国内部だけに目を奪われずに、外部組織にも目を向ける必要があると私は思っているんだが……
英紙タイムズは社説で「明らかに中国政府の暗黙の奨励に基づいて行われている」と指摘している。
これだけの規模になっていることから考えて、かなり大掛かりなものに見えなくもない。

東京新聞によると被害の北京の日本大使館取材すら「ここは中国領土である。取材厳禁だ」といって反日行動が報道されることを中国公安当局が強制排除しているとのこと。

ＡＦＰ通信によると「デモの組織者はインターネットを通じてこの日のデモ行進参加を呼び掛けたが、組織者の身元は不明」という。

そして萬晩報によると、発信源不明のチェーンメールが人々を街に繰り出させる引き金になっているという。そのチェーンメールの日本語訳が萬晩報に掲載されているので転載させていただく。

　■全国人民への提案書

５月１日から６月１日までの間、日本商品を買わないよう、すべての中国人に願いたい。なぜ、時期を一ヵ月後に定めるかというと、この通告を気骨あるもっと多くの中国人に知らせたいから。国産商品に興味なく、日本商品に愛着強い人々に対しても、５月の間にだけ、そのような愛着を抑えて、「抵日連盟」（※　日本商品抵抗連盟）の日本商品抵抗運動に協力するよう強烈にお願いしたい。

今現在の現実状況からみれば、すべての人々に徹底的に日本商品をボイコットしてもらうことは無理だろう。しかし、ある程度の期間中に、すべての中国人が完全に、かつ徹底的に日本商品を拒絶することが実現可能だと思われる。だからこそ、今に行動をして、まわりの更に多くの親戚、友人、同学、同僚にこの知らせをしよう。全世界の中国人のパワーを集合させて、醜い日本に対する厳しい一撃を与えよう。

日本商品ボイコットが一つの戦争だと思えば、５月は一つの戦役となるだろう。行動に移せば勝利は収められる。

日本の松下という会社のある重役が、「我々が靖国神社へ行かなくても、韓国人は我々の商品を買ってくれない。しかし、我々が如何に靖国神社を参拝しても、中国人は我々の商品を買ってくれる」と言っていた。これはまさに、中国人たちを淋しくさせる一言である。

１００元の日本商品を買ったら、日本政府に５元の利益を提供することになり、日本の自衛隊に１０個の銃弾を多く製造させ、反中の教科書を８ページ、より多く印刷させることになる。
・・・（数行、文字化け　削除）

この通告を２０人に送って頂こう。中国を支持し、日本商品をボイコットしよう。利益が戻らなくても、これは貴方の義務でもあるじゃないか！

中国人であれば、この通告を次ぎの人に知らせておくれ！感謝している。

http://www.yorozubp.com/0504/050411.htm

邦人留学生２人殴られる　上海、飲食店で中国人に

【上海１０日共同】中国上海市の日本総領事館は１０日、日本人留学生２人が９日夜、同市内の飲食店で中国人客にビールジョッキや灰皿などで頭部を殴られ、負傷したことを明らかにした。２人は病院で治療を受けた後、帰宅しており、軽傷のもようだ。

２人は他の外国人留学生を含む１０数人で９日夜、飲食店に入店。直後に中国人客から「おまえたちは中国人か、韓国人か」と聞かれた。４人いた日本人留学生のうち１人が「日本人だ」と答えると暴行を受けた。

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=HKK&PG=STORY&NGID=intl&NWID=2005041001002648

中国で反日デモ拡大、日本政府は遺憾表明

［北京　１０日　ロイター］　中国で、日本の歴史教科書問題や常任理事国入りをめぐる反日デモが拡大。９日の北京に続き、１０日には中国南部、広東省の広州市や深セン市でもデモ行進が行われた。

新華社通信は１０日、中国外務省が反日デモ参加者らに対し、「冷静さと分別」を求めた、と伝えた。
在北京日本大使館の報道官によると、阿南惟茂・駐中国大使は中国当局に、邦人や日本企業の保護とともに、日本大使館や領事館を防護するため必要な措置を要請。これに対し、中国当局側は今回の事態は残念としたうえで、同様の事態の再発防止に努めると確約したという。

今回の一連の反日デモが、日中間の経済関係に長期的影響を与えるか、との質問に、同報道官は、「日本でどのような反応が出てくるか見てみる必要がある。両国が、良好な友好関係のために、今回の事態を克服できると期待している」と述べた。
（ロイター） - 4月11日8時26分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050411-00000265-reu-int

広東省でも反日デモ―中国

広州市で行われた反日デモで、日本国旗を燃やす中国人。約４０００人が日本総領事館前に集結して日本製品ボイコットなどを訴えた（１０日、中国・広州市）（AFP＝時事）22時03分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050410-02407534-jijp-int.view-001

中国で反日行動が激化…日本人留学生２人が負傷

　【上海１０日＝サンケイスポーツ特電】大規模な反日行動が続く中国で９日夜、上海市内で日本人留学生２人が中国人に殴られ負傷する事件が起きた。一連の反日騒動で邦人の負傷者が出たのは初めて。歴史教科書や日本の国連安保理常任理事国入りに反対し、首都・北京市内では９日、若者ら１万人以上が集まり大規模な反日デモを展開。１０日も広州などで、過激な反日行動が続いている。〔写真：広州では２万人以上が集まる大規模な反日抗議デモが＝共同〕

◇
　卑劣極まりない“日本人狩り”が始まった。

　上海の日本総領事館によると、２０代の日本人男性留学生２人は９日夜、上海市内の料理店で、邦人４人を含む外国人留学生仲間十数人と食事をしていた。すると、見知らぬ中国人客から「お前たちは中国人か、韓国人か？」と聞かれたため、４人の邦人留学生のうち１人が「日本人だ」と正直に答えたところ、ビールジョッキや灰皿などで頭部を殴られたという。

　２人は病院に向かったが、治療を受けた後に帰宅しており、負傷の程度は軽いもよう。留学生は公安当局に被害届を提出している。同総領事館は詳しい事情は不明だが、反日感情による事件の可能性も否定できない、としている。

　上海市内ではデモなどの大規模な反日行動は確認できていない。ただ、総領事公邸前の掲示板のガラスが１０日早朝に割られ、「釣魚島（日本名・尖閣諸島）は中国の領土だ」と男が叫びながら逃げる事件があった。

　中国では、日本の国連安保理常任理事国入りや歴史教科書問題をめぐり、反日感情が高まりデモなどが勃発。ただ、一連の反日行動で、中国人が直接、日本人に暴力を加えることはなかった。

　中国各地では１０日も「打倒日本」「中日断交」などをスローガンにデモが繰り返された。広東省広州市では約２万人の群衆が日系スーパー、ジャスコの入る商業施設前に集まり、投石などの抗議行動をした。これに先立ち約３０００人がペットボトルを投げ、日本料理店の窓ガラスを破壊するなど暴徒化した。同省深●市では、約１万人が商業施設を取り囲み、日本企業の広告に投石を繰り返した。

　日本大使館では、さらなる“日本人狩り”の被害を防ぐため、外出の際に注意するよう在留邦人に対し強く呼びかけていく方針だ。

【注】●は土へんに川

★中国駐日大使に陳謝と賠償請求

　町村信孝外相（６０）は１０日、外務省に中国の王毅駐日大使を呼び、北京での反日デモで日本大使館や日本料理店などが投石され、窓ガラスが割れたことなどに対し「一連の破壊活動は誠に由々しき問題だ」と抗議、正式に陳謝と被害への賠償を求めた。同時に日本人の安全確保と再発防止も要求、王大使は「法律に従って日本人、日本企業の安全を確保していく」と述べた。

　ただ、明確な陳謝の言葉はなく、中国外務省の秦剛副報道局長も１０日夜、「今日の中日関係の局面について責任は中国側にない」とする談話を発表した。

★「日本国を攻撃」武部幹事長が批判

　自民党の武部勤幹事長（６３）は１０日午前、北海道北見市の会合で、北京での反日デモについて「日本料理店などに危害を加えるのは断じて許されない。まして日本の大使館に石を投げたりするのは日本国を攻撃していると言っても過言ではない」と批判した。

　安倍晋三幹事長代理（５０）は、民放テレビ番組で「底流にあるのは中国の高度経済成長のひずみが大きい。貧富の差に対する怒りのはけ口という形で噴出している」と述べ、中国国内情勢の不安定化が背景にあるとの認識を示した。

★在北京日本大使館が被害状況を公開

　９日に北京市内で勃発した約１万人規模のデモで、窓ガラスなどを割られた在北京日本大使館は１０日、報道陣に被害状況を公開した。

　直径１５センチを超すコンクリート片やれんがなど１００個以上、ペットボトルなどが多数散乱。割れた卵やトマト、青色インクなどが地面にぶちまけられていた。正面玄関の柱にはオレンジ色の汚物がこびり付き、ドアのガラスも破損。３階建ての建物の窓ガラスはあちこちでひびが入っていた。

　公安当局は「安全が確保されていない」と一部取材陣の立ち入りを拒否した。

（以下略）

http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200504/sha2005041101.html

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