Heikの狂暴温泉芸者

Heikの狂暴温泉芸者

ピエロの神





狂騒の裏にあるのは
鉛色の沈黙

それが意識にのぼると
言葉がつまる

吃音の矯正は
十分済んだはず

なのに
言葉がみつからない

赤面して
ただ舞台に立つ

私は ピエロ

嘲笑うなら 笑えばいい

私は 道化師なのだから・・・

なのだから それで 十分だ




それで 君達は 何かい?

群れては ウオウサオウスル

羊たちの 群れかい?

ならば こっちの勝利だな




私の頭の後ろには 神がついてくれる

君達の頭の後ろには
 亡くした水子が 立っているよ

神の加護と 愛が

私を支えてくれるのさ

どこまでも 永劫回帰しても

私を支えてくれるのさ






二OO四年十月十二日

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