施設に入所してからの続きやな
夕食は夕方の6時には済んで夜10時に消灯だった
夜に自由時間になるんでここで友達になった患者のおばちゃん
たちと数人で施設の前にあるカラオケ喫茶に
カラオケと飲食にたまに行っていた
気晴らしに唄を歌うことはよいリハビリになった
このときに今のau元は関西セルラーの携帯電話をレンタルしていたアナログ回線の細長い小さな箱みたいな形だった
交通事故に遭ってここで10年以上暮らしていた頚損の電動車椅子の20歳代半ばくらいのポニーテールにして眼鏡をかけた女性がいた
彼女は後遺症で喋れなくなったらしくて
いつでも膝の上にひらがなを記載してるボードを置いていた
自分の伝えたいことをボードのひらがなを指で押して
相手に理解してもらうのだろう
「あー」とか「うー」とかは言うが何か分からん世界だ
頚損でもいろいろな人がいてた
この時点で何でも喋れる口があることを有り難く思えた
夜になると障碍者同士でコミュニケーションをとるのだろう
施設の1階の広い待合室にたくさんの人が集まっていた
俺はその時は参加しなかったけど
彼女は参加したのだろう解散して部屋へ帰る廊下で見かけた
電動車椅子を動かしながらほっぺたにご飯粒をつけて
つけられた?変に笑いながらだった
居てるんやで軽度の障碍者が重度身障者と見比べて
「自分の方がアイツよりマシやし幸せやな」と思う奴が
そんないたずらを平気でするんだ
人間の醜い気持ちが弱者をいたずらで攻撃していたのだろう
あんたどう思う?