放浪記   大陸の仲間達



 日本人は金持ちというイメージがあるので、誘拐されたらどうしようとか、食べ物が合わなかったらどうしようとか、そもそも中国語なんてこれっぽっちも喋れない自分が本当に生活できるのか?とか。

 中でも、一番心配だったのが『こんなにいい加減に高校時代を過ごしてきた自分に友達が出来るのか?』という事です。

 当時のへっぽこの留学生に対するイメージは、

 ●マジメ

 ●頭が良い

 ●お堅い

 ●基本的な日常会話くらいはペラペラ。

 と、とにかく頭がいいヤツしか留学できないと思っていました。


 しかし、実際に寮に入ってみると、そんな心配は全くのムダでした。何しろ寮全体の約1/4は日本人。しかもへっぽこと大して歳も変わらないような奴らばっかりです。 髪の毛も緑や赤や黄色などなどほとんどの色がそろっていて、金に近い茶髪のへっぽこなんて全然目立たないくらいでした。

 みんなそろうとちょっと歳いっちゃったヤンキー集団です。

 逆に、日本の大学からの交換留学生の人たちが浮いちゃうくらいでした。


 何しろ、水を買うよりビールを買ったほうが安い国です。(当時、水は2元5毛。ビンビールは2元 1元が約12円。ビールがなんと30円以下!!)毎晩歓迎の飲み会です。

 はじめは「なんだコノヤロウ」って顔してた奴らも、一緒に酒飲んで酔っ払ってしまえばそんなの関係ありません。

 へっぽこは学校が始まる2週間前に寮入りしてたのですが、その後も続々と日本人はやってきます。日本人が入寮する度に歓迎の宴は開催されるので、延々2週間以上続きました。


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: