”Mustache君”と

”Mustache君”と"トラ君"の「日記」&”あごひげ君"の「登山とロードバイク」のブログ

■お地蔵さま■



■お地蔵さま■

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★~北から南から~かわら版NO.1413創造性工学教育から~★

 笑いオープンワールドで縁を結んでくださった長野の山辺多喜男さんという
学校の先生がいます。「ありがたい」というミニコミ誌を作られて子供たちや縁
ある方々にお分けしているそうです。とってもステキな先生なんですよ。その
山辺さんからステキな「お地蔵さま」のお話をメールで送っていただきました。
みなさまにもおすそ分けさせてくださいね。


 「お地蔵さまはありがたい」


 朝、時間のあるときは、四ヵ所のお地蔵さまを巡り、それぞれに手を合わせて、
「いつもお守りいただき、ありがとうございます・・・ 大好きなお地蔵さまの
いやますますのご開運をお祈り申し上げます!」とお祈りしていますが、今日は
一ヶ所目のお地蔵さまにお祈りしているときから、胸が熱くなってきて、涙が出
てきたのです。
 四つ目のお地蔵さまに手を合わせているときなどは、感激の涙があふれてきて、
止まらないほどでした。お地蔵さまの心と私の心がとけ合ったような気分でした。


 お地蔵さま(地蔵菩薩)は、地獄に落ちて、もがいている人の苦しみを一緒に
背負い、自ら地獄に行ってまでも何とかその人を救おうとされるご存在です。
 たとえば、水子地蔵は、流産などで耳は聞こえず、声も出ず、目も見えない
水子が横たわっていれば、手をさしのべ両親に代わり抱きかかえて守って下さい
ます。


 賽(さい)の河原では、幼くしてこの世を去った子どもたちが父母を思いなが
ら石を積んでいます。すると、地獄の鬼がやって来て、次々と石を壊していきま
す。親を悲しませた罪は重いとし、鬼が容赦しないのです。
そこへ、お地蔵さまがやって来て、子供たちを衣の裾の中へ入れ、鬼から守って
下さるのです。


 また、あるとき一人の男が地獄の苦しみにあっていました。そこで、お地蔵さ
まはその男が一度お参りに来たことを思い出し、地獄の役人に解き放してやる
ようにと、お話しになりました。しかし、役人は「一度、罪人と決まった者は、
帰すことができない」と聞き入れません。
「それでは、私がその男の身代わりになって、地獄の苦しみを受けましょう」と
お地蔵さまが身代わりになられたのです。おかげでその男は地獄の苦しみから
逃れることができたのでした。


 とにかく、心の優しい仏さまで、苦しみ悩んでいる者を見ると、じっとして
おられず、何とかして救ってあげようとされるのです。
 お地蔵さまは如来(にょらい)になれる資格と実力があったにもかかわらず、
自らの意志で如来にならず、菩薩(ぼさつ)のままで衆生救済することを選
ばれました。お釈迦さまが六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅,人、天)から解脱
(げだつ)する方法を示されたのに対して、お地蔵さまは、解脱できず六道に
迷い、地獄に落ち、もがき苦しんでいる衆生を救う仏さまなのです。


 お地蔵さまはうぶすなのご存在に含まれ、その役割の中で一番キツイ仕事?
を進んで担当されているのです。いくら厳しい状況でも、弱音を吐かず、見返り
も期待しないで、いつも微笑んでおられる心優しいお地蔵さま・・・・
 今日は、特に私のお地蔵さまへの感謝とねぎらいの気持ちが伝わったのでしょ
う。「私の気持ち、わかってくれてありがとう・・・」と、握手を求めてこられ
たような感じでした。もちろん喜んで私は握り返し、いっそう仲よくなれました。


 そこで、「お地蔵さまの信条って、どんなことでしょう?」と質問してみまし
た。するとこんなイメージが返ってきました。「どんなときでも 心に太陽!
顔に笑顔!」なるほど、お地蔵さまのイメージそのものですよね。そして、これ
をくせにできたら人生は明るく、何とかなっていきそうです。
 こんなすばらしいお地蔵さまのことを大人も子どもも知って、もっともっと
お地蔵さまに手を合わせる人が増えてほしい!とつくづく感じた一日でした。





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